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3DSDLソフト「極めろ!瞬間ジャンプ検定」レビュー!意気込みは買うがステージ構成に難

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極めろ!瞬間ジャンプ検定のレビュー行くぜ!

遊べるステージはすべて金クリアしたので一応極めたと言えるレベルではあるかな。

【極めろ!瞬間ジャンプ検定】公式サイト

極めろ!瞬間ジャンプ検定はジースタイルから2013年11月27日に500円で配信された3DSDLソフトだ。

dsiウェアでも2本出ており、これがシリーズ3作目となる。俺がやったのは1作目と3作目だけ。

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内容は2Dのジャンプアクションゲーム。

ジャンプを駆使して足場を乗り継いだり、ギミックを駆使したりして進みながら

10秒以内にゴールスイッチの上に乗っかればクリアというシンプルなルールだ。

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ちなみにこちらが初代。

グラフィック進化してるな!

操作は方向キーかスライドパッドで移動。Aボタンでジャンプ。空中でAボタンで空中ジャンプ。

以上だ!この潔い操作形態!

空中ジャンプは本作で追加されたのでこれでも複雑になってたりする。

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タッチパネルの右上にはリトライボタンが存在。プレイ中に押せば一瞬でリトライ可能。

ちょうど親指でサッと押せる位置で、それでいてタッチパネル部分なので間違って押すこともない。

なかなか考えられた配置である。

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検定モード、チャレンジモード、コースアタックモードの3モードが存在。

検定モードは10級~鬼級にコースに挑戦していくモード。

コース1つにつき10のステージが用意されており、クリアした時のタイムで金・銀・銅の評価がされる。

やっとの想いでゴールしたけど規定タイムにあと0.4秒足りなくて銀ランクで悲鳴!なんてのはよくある。

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ネットランキングにも対応。各モードのタイムなどで日本中のジャンパー達と競える。

検定モードでステージをクリアした時の残り時間の合計がアドバンテージタイムとして表示され、

これもネットランキングに対応してるので頑張って全国50位に入りましたよ。

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チャレンジモードは検定モードと同じステージだが、

ステージ内に3つのコインが配置されるようになっていて、

タイムが記録されない代わりにこの3つを取ってゴール出来るかどうかが記録される。

ゴールまでどういう道を進めばコインを3枚取れるか?

と、検定モードとは違うルートでの攻略が要求されるわけだ。

とりあえず3つコイン取ってゴールすれば残り時間は気にしなくてもいいので、

個人的には検定モードよりこっちの方が遊んでて気が楽だったな。

コースアタックモードは10のステージで構成された初級、中級、上級の3つのコースでタイムアタックを行う。

検定モードのタイムは1ステージ毎だが、こちらは10ステージ通しての合計タイムで評価が決まる。

検定モードと違い、リトライした分もタイムに加算されるのでまさに一発勝負のモード。

各ステージに用意されてるギミックはジャンプ台にブロックを動かすスイッチに

接触するとジャンプが再度可能になるジャンプマーク、出たり消えたりする足場ブロック、

ベルトコンベア、触ると死ぬトゲ、動き回っていて触ると死ぬプラズマ球などなど。

ジャンプマークがちょっと変わってるくらいでどれもお約束なギミックばかり。

演出らしい演出もほとんど無いし、

非常にシンプルで目新しさも無いゲームなんだけど、

1ステージが10秒以内で終わる手軽さとノンストレスのリトライ機能。

1ステージ毎に記録されるタイムなどの要素のおかげで中毒性はなかなか高い。

0.1秒刻みでタイムを減らしていくのが熱いし、

難易度は高いんだけどとにかくお手軽なので何百回と死につつもついつい繰り返し遊んでしまう。

初代ジャンプ検定はキャラの振り向きが遅かったりで操作性が良くなかったんだが、

本作はそんなこともなく普通だ。ジャンプ中にキャラの微調整も出来るので細かい操作もOK。

ステージも検定モードだけで100以上。チャレンジモードも含めれば十分なボリューム。

いつの間に通信でチャレンジモード限定の鬼難易度ステージも無料配信された。

古き良きジャンプアクションゲームの魅力を堪能出来る。

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そんな本作最大の欠点は終盤のステージ構成。

ギミックの工夫に乏しく、

とにかくトゲだらけの道かプラズマ球だらけの道を1ドット単位のキャラ調節で進ませるステージが延々と続く。

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トゲを避けながら進むってのはジャンプアクションゲームのお約束ではあるし、

操作性に問題は無いしリトライも容易なので理不尽さは無いんだけど、

さすがに似たような高難易度のものが何十ステージも続くとうんざりしかしないぜ……。

もっと色んなアクションゲームから色んなギミックをパクれや!と言いたくなる工夫の無さ。

ブロッククラッシュ123から矢印ブロックをパクるとか。それはやめて。

ジャンプ検定はまだ面白い方だがジースタイルのゲームはどんなジャンルでもいつもこんな感じだな!

トゲやプラズマ球の当たり判定がやたら大きく感じるのも気になった点。

ギミックのサイズに対して主人公が大きいせいなのかもしれないが

「今当たった?!」と感じた瞬間は数え切れない。もう少しゆるくても良かったのでは。

俺がコンプまでにかかった時間は7時間30分ほど。

そこそこ難しかったがゲキヤバランナーに比べればまだ慈悲はあった。

500円のDLゲームとしては悪くない1本。

オーソドックスな2Dアクションゲームが好きなら楽しめると思うし、

ステージ数の多さ、ネットランキング対応、いつの間に通信での高難易度ステージ無料配信などは評価出来る。

が、やはりステージの詰めの甘さが残念。数増やすより質を重視して欲しかった。

ステージ構成に関しては初代からあんまり進歩してない気がするなあ、

これはさすがにスタッフの怠慢と言わざるを得ないぜ。