セガがあらゆるメディアで大々的に展開中のキッズ向けコンテンツ!ヒーローバンク!
その続編が11月27日に3DSで発売されることが決定したぞッ!
これだけ大きなプロジェクトとして展開してるんだから続編は決まってるだろうと思っていたが早かったなー。
ついに巷を騒がす妖怪共にセガが引導を渡す日が来たということだな!
3DS「ヒーローバンク」レビュー!札束で相手を殴り倒す子供向けマネーバトルRPG! : 絶対SIMPLE主義
前作は大味すぎて単調な戦闘とか、
街の作りが凝ってて面白いしサブイベントも沢山あるのに
歩いてるだけで敵とランダムエンカウントするから遊ぶのがしんどいとか。
色々残念だったので2は完成度を右肩上がりに高めてもらいたいぜ……!
2は新たな敵「七福神」を倒す依頼を総理大臣から受けたカイトが、
今度は借金1兆円を背負って戦うストーリーか。
前作は借金100億円だったからパワーアップしてるな!
そしてまたもやサラッと行方不明になっているナガレである。絶対再洗脳パターンだこれ!
前作のヒーローバンク1に足りなかったものはなんなのか……そう!作品の顔となるマスコットキャラ!
2ではその点を踏まえて新しいマスコットキャラが登場!
これでジバニャンとやらも風前の灯ってわけだな!
……微妙じゃね?!
まあ何がウケるか分からんし!
っていうかヒーローバンク1にも一応マスコットキャラはいたんだケド……。
存在感が微妙で……。
ヒーローバンクは「セガが送る完全新規のキッズ向けコンテンツ」ということで応援しているので、
2にもかなり期待しているぜ。1の欠点を改善して大パワーアップを頼むぞ!
ヒーローバンクはアニメ版も面白いのよね。
ゲームだとチョイ役だった敵キャラをしっかり掘り下げてたり、
ゲームではそこまでやらなかった泥臭い話をガンガンやったり。
アニメオリジナルでゲームをガッチリ補完してくれていて非常に楽しい。
悪徳商法の親玉とバトルとか、小学校でキャバクラ紛いの商売をやってる女子とバトルとか。
こないだは主人公のカイトが握手会の剥がし屋のバイトしてて色々ひどくて笑った。ひでぇアニメだよ!
たまに「完全に大人にしか意味が分からない大人向けネタ」を挟んで来るのがちょっとアレだけどよく出来てるぜ。
ヒーローバンク関連でお気に入りなのがコロコロで連載中の伊原しげかつによるコミック版。
基本は同じだけど独自の設定やノリが多く、アニメやゲームともまた違った味わいの作品だ。
小学生であるカイトの最初のバトル相手が
ワイロを渡さない相手を容赦なく電脳刑務所にぶちこむ汚職警官という飛ばしっぷり。
そんなのゲームやアニメにも出てこないぞ?!コミック版の世界観は荒んでるな!
そしてバトル開始するも開幕から大技を繰り出されて大ピンチになるカイトのセリフがこれ。
「払うかよ…!クソポリ公が…!」
なんというカッコ良さ……。
コミック版は他にもかなり設定や展開が異なっているが、
一番大きいのはヒーローバトルが誕生してヒーローバンク社が大企業になる前に、
既にカイトがヒーローバンク社を訪れたことがある、というオリジナルの前日譚が存在する点だな。
まだオンボロの小さい会社で、
そこでカイトは「アダチ」という夢に燃えるまっすぐなあんちゃんと出会う……という、
ゲームを先にやってると「ええっ?!」ってなる内容。どういう形で生かしてくるのかかなりワクワク。
アニメやゲームに比べて濃い絵柄なんだけどシリアスシーンだとこの濃さがいい!
この辺りとか岩本佳浩版ロックマンXみたいな濃さ!熱いぜ!
ヒーローバンクは色んな職業をモチーフにしたヒーローに変身するので、
変身する時は「シューショック!」、更に違うヒーローに変身する時は「テンショック!」と、
就職と転職に引っ掛けたセリフを叫ぶんだけど
コミック版は「英雄装着(シューショック)」「英雄転生(テンショック)」という凄まじい当て字になっていてカッコいい!
話が進むとこのムリヤリな当て字をギャグにも使ってくるのが面白い。
「現実世界と電脳空間が融合したフィールドで戦う」という設定を生かして、
学校を破壊しながら激戦を繰り広げる展開もあって派手。
コミック版独自の熱いアレンジ要素にコロコロらしいウンコネタのギャグも満載。
非常にバランスの取れた良コミカライズだ。
8月28日に2巻も出るのでアニメやゲームやった人にはオススメだぜ!
ヒーローバンクといえばアーケード版も稼働中!
キッズ向けのカードゲーム筐体で3枚のカードを読み込ませて3人のヒーローで戦う内容だ。
ルールは簡単でヒーローのゲージが溜まったらボタンを押してサイコロを振って攻撃。
サイコロの目が3つとも同じ数字だったり、サイコロの目が2つ揃ったり、
サイコロの目が123など数が揃ったりすると大ダメージ……って、チンチロじゃねーか!
実況はなんとあの日本一歌のうまいサラリーマンこと光吉猛修が担当!
公式サイトでなんか胡散臭いキャラクター化もしてる!
何回もプレイしてカードを育てていくゲームなんだが、
カードをその場で印刷するタイプの筐体で、ICカードなどにデータを保存する機能が無いため、
「1回遊ぶ度にちょっと強くなったカードを再印刷する」必要がある。
ヒーローを強くしようとするとこのように同じカードが何枚も何枚も溜まることになるのだ……!
バトルに勝つとカードにファイトマネーが投資されてパワーアップ。
ファイトマネー額が一定以上になると進化というシステム。
1プレイ1試合で大体2~3億円ってとこなんだが、進化に掛かる費用は15億円とか30億円とか出てくる。
しかも進化させると投資額がゼロになるので育て直し!
育てれば当然進化前より強くはなるんだが……まったく金の掛かるゲームだぜ!
俺は頑張って遊んでるけどオススメはしない!
この同じ絵柄でステータスがちょっと違うだけの大量のカードはどうしろって言うんだよ!
ヒーローバンク アーケードキャンペーン|イベント・キャンペーン|ヒーローバンク アーケード|株式会社セガ
ええっ!いらないカード5枚をセガに送りつけると豪華プレゼントが当たるキャンペーンだって?!
ありがとうセガ!これで余ったカードを処理できるぞ!
……って、そういうことじゃねーから!