絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

PS1「SIMPLE1500 THE ブロックくずし」レビュー!壮大なブロックくずしサーガはここから始まった!

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SIMPLE1500シリーズ Vol.14 THE ブロックくずし D3公式

PSストア SIMPLE1500シリーズ Vol.14 THE ブロックくずし

1999年の8月14日に1500円で発売されたSIMPLE1500 THE ブロックくずしのレビュー行くぜ!

現在はゲームアーカイブスで309円という常識をくずした価格で販売されているぞ!

開発は現在進行形でお姉チャンバラなどディースリーのゲームに関わり続けているタムソフト!

SIMPLEシリーズとタムソフトの関わりも既に15年以上ってわけか。

タムソフトのSIMPLEシリーズデビューはこの1本前のTHEレースね。

SIMPLEシリーズ最初期の1本。

最古の四人(レ・キャトル・ピオネール)の1人だな。いや14本目だけど。

内容はそのままブロックくずしゲームだ。

SIMPLEシリーズでは非常に多く発売されているタイトルでもあり、

PS1ではこのTHEブロックくずしとその続編である2、ハローキティTHEブロックくずし3本。

THEカジノの隠しゲームも入れれば4本だが除外しとくか。

PS2ではTHEブロックくずしハイパーとTHEブロックくずしクエスト。

PSPでTHEブロックくずしクエスト、これはPS2版と同じ内容。

GBAでTHEブロックくずし。DSでもTHEブロックくずし。

WiiではTHEブロックくずし~ステージ自作機能付き~とTHE ブロックくずしneoの2本。

累計で10本。ちょっとしたファイナルファンタジーですよ。

開発はタムソフトがやることもあれば童やアクセスなど違うメーカーが担当したものもあり。

正直1作目と2作目が頂点で以降は右肩下がりと言えなくもないが……。

THEブロックくずしクエストとTHEブロックくずしDSはお気に入りだぜ。

本作はこの壮大なTHEブロックくずしサーガの原点だ!

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モードは様々な仕掛けやアイテムのある全50ステージに挑戦するアレンジモード。

アレンジモードを全制覇すると出現するエクストラモード。

単純な構成のステージにエンドレスで挑み続けるシンプルモード。

この3つだ。

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パドルでボールを跳ね返してブロックを全部壊せばクリア!

パッと見はどこに出しても恥ずかしくない普通のブロックくずしだが操作方法が独特。

方向キーでパドル移動、○ボタンか□ボタンを押してる間はパドルの移動速度がアップ。

そして×ボタンを押すとスカッシュ。

パドルにボールがぶつかった瞬間にスカッシュをかけると一時的にボールに貫通性能が加わり、

ブロックをまとめて破壊することが出来るのだ。

パドルを動かしならスカッシュをすることでボールの軌道にカーブをかけることも出来るが、

曲げすぎると画面上で大きく三日月のような軌道を描いてそのまま画面下に落下したりもする!

開発タムソフトなのでお姉チャンバラのクールコンボの原点と言えるかも?!

LRボタンと△ボタンで「台揺らし」も可能。

ボールが何かにぶつかった時に揺らすことでボールの軌道や速度を調整できる。

普通のブロックくずしだと、

ボールのスピードは一定でアイテムを取ると速くなったり遅くなったりする……というものが多いが、

このゲームだと反射角度や台揺らしで常に変化するのだ。

セレクトボタンを押すと残機を1個消費してボールを1つ増やすことも出来る。

命を削って放つ必殺技だな!

残機が5個あれば5個ボールを増やせるし、

増やしたボールを落とさないままクリアできれば使った残機は次のステージで回復する。

使い所は難しいが、「最後の1個がなかなか壊せない」って時なんかに使うといい感じ。

台揺らしでボールの軌道や速度を調節し、

ここぞというところでスカッシュを決めてブロックを一気に破壊する!

ブロックくずしというよりピンボールに近い不思議なプレイ感覚と爽快感が本作の持ち味となっている。

アレンジモードではアイテムとしてボールが増えるマルチボール。

スカッシュ無しで貫通ボールになる貫通アイテム。

パドルを伸ばすアイテムや画面下に落下を防ぐサポートブロックを発生させるアイテムなどなど。

色々なアイテムが登場だ。

アイテム有りのブロックくずしとしてはポピュラーなものが揃っているかな。

貫通ボールはサポートブロックも貫通するので、

サポートブロックがあってもさっきの三日月シュートを決めてしまうとアウト。

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アレンジモードはブロックがイラストになっていたりとアルカノイド風味。これはタコ。

かわいいペンギンのステージもあるぞ!

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かわ…いい……?

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これは「カルチュアパブリッシャーズ」のロゴマーク!

元々、ディースリーパブリッシャーはここのゲーム部門でそっから独立したのだ。

本作も最初はカルチュアパブリッシャーズから発売されていたので、

こういう形で名残をとどめているというわけね。

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マルチボールが大量に出る爽快なステージや、

大量の破壊不可能ブロックが道をふさいでいるので

プレイヤー自らの腕でボールを制御してブロックを打ちぬかないといけないステージなど。

アレンジモードは緩急をつけた構成。

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1個だけブロックを壊せばクリアだけど、

ステージ奥に1UPが複数あるとかプレイヤーを試してくるステージも!

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アレンジモードはダライアスのように分岐が存在。

ステージを5つクリアする度にルートを選択して進む仕組みだ。

全ルートを制覇するとエクストラモードが解禁。

これは難易度の上がったアレンジモード全50ステージをぶっ通しでプレイするモードね。

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クリアするとなんかこう、メガドライブのゲームっぽいおめでとう画面が祝福してくれる。

ちょっとイライラするステージもあるが、全体的にはバランスは良好。

無限コンティニューとステージセレクトもあるのでサクッと遊べる。

やりこみ勢には進めば進むほど難易度が上がり、

コンティニューも不可能なシンプルモードがオススメだ。

一応、スカッシュでブロックをまとめて壊すとコンボで得点アップ&スコアランキングはあるんだけど、

コンボの持続時間が恐ろしく短いせいもあってあんまりちゃんと機能してないんで。

シンプルモードでどこまで進めたかに挑戦する方が面白い。

特に「ブロックが最後の2個になると1UPが出現する」という仕様がなかなかアツい。

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欠点はBGMが無くて遊んでてちょっと寂しい点と、

さすがに色々と凝ったシステムのブロックくずしが増えた今やると淡白に感じるところかな。

まあ、それもまたシンプルよ。

SIMPLEシリーズ最初期の作品ではあるものの、

「シンプルな内容だけどそれだけじゃないぜっ!」という意気込みを感じる1本だ。

最初はフワフワしたボールの挙動と台揺らしに戸惑うかもしれないが、

ゲームアーカイブスでVITAなどでチマチマやるのにも向いてる。オススメだぜ。