絶対SIMPLE主義

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VITA「モンスターバッグ」レビュー!飛び出す心臓!千切れる腕!グロかわいいパズル&アクション!

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モンスターバッグのレビュー行くぜ!

モンスターバッグ | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト

モンスターバッグは2015年4月1日に1296円で配信されたVITA用ダウンロード専用ゲームだ。

PSプラスだと5月6日までフリープレイなので無料でプレイ出来る。

配信はSCEで開発はチリのイグアナ・ビーというメーカー。

チリのゲームメーカーによる作品はこれが初めてだとか。

最初の1本がこれでいいのか?!

モンスターになったバッグが、持ち主のニーアちゃんを追いかけて大冒険を繰り広げる内容だ。

ニーアちゃんがバスに乗ろうとするシーンから始まり、どんどんと大変なことになっていく。

果たしてモンスターバッグはニーアちゃんを守ることが出来るのか!?

サブタイトルやゲーム説明を除いて文字は使われておらず、キャラの動きや場面転換のみで物語は語られる。

一見すると可愛い雰囲気だが、この見た目で「CERO C」も納得のえぐいシーンが多いゲームだ。

レビューでもそこら辺を紹介していくのでダメな人は注意してくれ。

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ゲームは非常に単純。

画面右端か左端にニーアちゃんがいるので、

並んでる通行人の背中を乗り継いでニーアちゃんの下に辿り着けばステージクリアだ。

しかし、道を塞いでる障害物があったり、

モンスターバッグを発見すると抹殺しようとする人がいたりで一筋縄ではいかない。

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基本的に抹殺しようとする人は顔と目の色で判断できる。

別方向を向いてるスキにうまく背中に飛び移らねばならない。

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発見されると「キル・ユー!!!!」の文字が表示されて殺されてしまう。

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銃殺だったり撲殺だったりビームだったりグチャグチャになるまで叩きつけられたり。

死亡バリエーションは非常に豊富だぞ!

他にも落ちているアイテムや背景のギミックをタッチで動かすなど、謎解き要素もアリ。

イライラしている少年にジュースを投げてスッキリさせたり。

ヘリコプターのドアを開けたりして邪魔者をどけていくのだ。

タイミング良く通行人の背中から背中に飛び移り、

時には謎解きで障害物をどけながらニーアちゃんの元へ急ぐパズル&アクションゲームである。

簡単に言うと「だるまさんが転んだで画面内を移動しつつ謎解きをするゲーム」かな。

俺が最初にプレイした時は

可愛い絵柄だけどちょっとブラックなネタが散りばめられたゲームかー。

くらいの気持ちではじめたんだが……。

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腕が千切れてる人間が普通に2人出てくるステージ3でちょっと雲行きが怪しくなってきて、

部族の村を舞台にしたステージ4で爆発した。

道を塞いでいる邪魔な人がいて通れない!

邪魔な人の隣に女の人がいる!

ステージ右にある槍を動かして女の人の胸にシューーーーーッ!

槍で胸をぶち抜かれた女の人から心臓が飛び出す!

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邪魔な人が上機嫌でその心臓にキスし始めて道が通れるようになったぞ!

めでたしめでたし。

サイコかお前は!

心構えが出来てなかったから普通に引いたぞこのイベント!

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その後もモンスターバッグの行動で死体がどんどん増えていく。

人食い部族に怪物に事故に人体欠損祭り。

確かに「可愛い絵柄だけどちょっとブラックなネタが散りばめられたゲーム」ではあるけど思ったより黒い!

黒いというか赤い!

PVに「きみだけまもってあげる」ってタイトルがついていたがまさにその通り。

ニーアちゃん以外は守る価値なしと言わんばかりの展開である。

グロいゲームは何本も遊んでるし、

ゾンビの心臓を手刀でぶち抜いてアイテムとしてゲットできるお姉チャンバラも好きだけど、

さすがに無実の人間がモンスターバッグの行動でガスガス死んでいくのは胸が痛みましたね……。

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中盤からは他にも怪物のようなキャラが登場し、謎解きも複雑なものが増えていく。

セリフは無いが登場キャラは個性的な連中ばかりだし、動きも細かいので見ていて楽しい。

超展開の連発のストーリーもなかなか気になるぜ。

そんな本作の問題点はアクション要素。

だるまさんが転んだで画面内を移動しつつ謎解きをするゲームと書いたが、

本当に最初から最後まで「だるまさんが転んだ」を繰り返す内容。

中盤以降は謎解きのために画面内を行ったり来たりする必要があるが、

その度に見つからないようにタイミングを図る必要があるし見つかったら一撃死。

タイミングだけがどんどんシビアになっていくので遊んでいてだるかった。

死んでもすぐ手前から再開は出来るんだが、

複数のスイッチをすべて動かさないといけない時に死んだりするとリセットされてやり直しになる。

終盤は時間制限が絡むものもあってストレス溜まる。単純なゲームだけにつらい。

アクション要素無くして、謎解きのミスで死ぬ感じにすればよかったのでは。

操作を受け付けなくなるバグが結構頻繁に発生するのも参った。

スタートボタンでメニュー開くとなりやすい。サブタイトルが消えなかったりも。

ここでモンスターバッグじゃなくてモンスターバグだね!とかボケると

キル・ユー!!!されそうなので言わないでおく。

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お子様にも安心して見せられる場面。

クリアまで3~4時間といったところか。

雰囲気ゲーなんだけど面倒な要素が多くてちょっと微妙なデキかなあ。

グロ部分にちょっと引いたりはしたがキャラの動きは非常に凝ってて面白かったし、

エンディングはかなり気に入ってるぜ。

PV見てこの赤黒いノリが合いそうならってところか。