絶対SIMPLE主義

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3DS/Switch「シェフィ―Shephy―」レビュー!ただひつじを増やす!増やしまくる!シュールな一人用カードゲーム!

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ニンテンドー3DSダウンロードソフト版『シェフィ―Shephy―』

 

シェフィのレビュー行くぜ!俺が遊んだのは3DS版ね。

 


メーカー:アークシステムワークス

機種:3DS/Switchダウンロード専用ソフト

ジャンル:一人用ひつじ増やしカードゲーム

発売日:2016年11月9日(3DS) 2017年7月6日(Switch)

価格:500円


 

2013年に発売されて好評を博したアナログカードゲームの移植版で、

開発はエープラスが担当している。

既に出ているスマホ版とは無料お試しプレイの有無だけでほぼ同内容だ。

 

3DS版はプラクティスモードがあるのとタッチ操作に対応してないくらいかな。

なんでタッチ操作に対応してないんだ……?

後に出たSwitch版はタッチ操作にもしっかり対応している。

 

元のカードゲーム版の作者はあの「少女と囚人のジレンマ」作った人なのね!

 

カードゲームと言っても対戦要素は無く、一人で黙々とプレイするソリティアタイプ。

ひつじを増やす、ただひたすらにひつじを増やしまくる。

ラム肉が結構好きな俺にはピッタリの内容だし、

ほのぼのしつつ残酷な雰囲気とシンプルかつ悩ませられるゲーム性が面白かったぜ。

 

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モードは基本ルールでプレイするベーシックモード。

基本ルールに最大でどこまでひつじを増やせるか?という要素を加えたチャレンジモード。

ストーリー仕立てになっていて複数の特殊ルールに挑むポストラウズモードなどだ。

エクストラの項目ではカードの絵柄などが見れるし、

ベーシックモードのクリア回数も記録される。

 

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こちらがゲーム画面。

上画面には現在出ているひつじカード。

 

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下画面には5枚の手札が表示。

 

手札のカードを使う度に山札からカードが補充されていき、

手札と山札のカードが全部なくなったらターン終了。山札がリセットされて次のターンに進む。

 

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ゲームの目的はひつじカード1枚をコピーする

「産めよカード」などを使ってひつじカードを増やし、

それらを1枚にまとめる「統率カード」を使ってひつじカードの数字を大きくしていくことだ。

 

例えば「1匹のひつじカード」を3枚まとめると「3匹のひつじカード」になる。

「3匹のひつじカード」3枚と「1匹のひつじカード」1枚で「10匹のひつじカード」。

その次が「30匹のひつじカード」で、その次が「100匹のひつじカード」!

 

「3匹のひつじカード」4枚を「10匹のひつじカード」にまとめたりも出来るが、

端数が出た場合でもお釣りは無し。余ったひつじはどこかに消え去る。

 

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この繰り返しで数字を増やして

3ターン目が終わるまでに「1000匹のひつじカード」を作ることが出来ればクリアとなる。

ゲームオーバー条件は場に出ているひつじカードがゼロになった時と、

3ターン目が終わっても1000匹のひつじカードを作れなかった時。

 

複数のひつじカードを一気にランクアップ出来るカードも存在するので、

上手く活用すればひつじをどんどん増やせるが、

ひつじを減らすマイナスカードも多数存在しているし、

このマイナスカードも含めて手札は必ず使い切らないといけないのがポイント。

 

場に出ている最大のひつじカード1枚をランクダウンさせる狼カードや、

場に出ているひつじカード1枚を選び、

それと同じ数字のひつじカードすべてを除去する疫病カードなどは厄介だし、

場に出ているひつじすべてを手放すシェフィオンカードは使うと即ゲームオーバー。

 

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指定したカードをゲームから永遠に除去する対策ひつじカードや、

手札1枚を捨てられる牧羊犬カードなど、

マイナスカードを除去する対策カードも複数存在するが、

うまいタイミングで来るかどうかは運次第だ。

対策カードよりマイナスカードの方が多いので

どうやっても何枚かは使ってひつじを犠牲にする必要がある。

 

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場に出ているひつじカード3枚を捨てることになるけど、

1回使えばそれ以降はゲームから除去されるメテオカードなんてのもあったり。

他のマイナスカードが疫病や落石、落雷とかなのにこれだけ規模が違い過ぎる……。

牧羊犬カードはメテオカードも捨てられるのでわんこ強し。

疫病や落石や落雷やメテオに負けず羊を交尾させて増やそう!

 

とにかくカードの取捨選択が大事。

マイナスカードばかりで手札が埋まった時は悩むし、

逆に場のひつじをあまり増やせない状況で、

ひつじカードをまとめる「統率カード」が複数枚来て手札を圧迫した時も悩むね。

 

手札のカードをどのタイミングで使うか、

どのタイミングでひつじを増やすか、どのタイミングでひつじを犠牲にするか。

山札に残っているカードのことも考えながら試行錯誤していくのが楽しいゲーム。

運の要素も強いが上手くハマって羊を一気に増やせたときは爽快だ。

 

ベーシックモードなら5分とかからず1ゲームが終わるので手軽。

何度もプレイしてカードの使いどころを

体に叩き込みながら勝率を上げていくのがハマる内容だぜ。

 

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ストーリー仕立てのポストラウズモードはどんな話かと思ったら、

知能を持ったひつじたちが並行世界にばら撒かれて

神になったりジンギスカンになったりする壮大な物語だった。

ストーリー部分は公式でも見れる。

 

ポストラウズモードはちょっとバランスに難があり。

手札と山札を融合させて運要素を完全に排除した「理解」や、

基本ルールと逆で1000匹のひつじを1匹にする「トリアージ」は面白かったんだけど、

「運要素が少なくない基本ルールに、更に縛りを入れて難易度を上げる」

ってルールが多い。

 

特に最後の2ステージに関してはリスタートを繰り返して

完璧な手札でスタートさせてもクリア出来るか運次第。

これは遊んでてて疲れるだけだったなあ。

 

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運要素が強く、「このカードはこのカードに使う」

みたいな定石もかなりハッキリ決まっているのでプレイの幅は狭いが、

ベーシックモードをゆるく遊ぶにはなかなか良いゲームだ。

雰囲気に惹かれた人や、手軽に遊べる一人用ゲームを求めてる人にはオススメだぜ。