スターゴースト｜Nintendo Switchソフト｜任天堂
スターゴーストのレビュー行くぜ！
メーカー：レイニーフロッグ
機種：Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル：シューティングゲーム
発売日：2017年11月30日
価格：税込999円
地球を脅かす「メタゴン軍団」の勢力と戦う横スクロールのシューティングゲームだ。
海外ではWiiU版も配信されていた模様。
単調だが遊んでるとそこそこ楽しい……んだけど、
だんだんバランスの悪さが目についてやっぱり辛くなってくる内容だったぜ。
ゲームを開始すると非常に濃い顔のオペレーターが登場。
味のある日本語ボイスでナビゲートしてくれる。
パッと見は普通のシューティングゲームっぽいが、移動と射撃が完全オート。
Aボタンを押すと機体が上昇、押していないと下降するので、
これでうまく高度を調整しながら障害物を避けて敵を倒していく。
左スティックで射撃の角度調整だけは可能。
また、左スティックを左に入力するとフィールドを展開して、
周りに散らばっているパワーアップアイテムや得点アイテムを吸い寄せられる。
フィールド展開中は射撃が不可能になるので使い所が肝心。
まあ、簡単に言うと弾が撃てるフラッピーバードみたいな作りね。
ダメージを受けずに敵を倒し続けると得点が高くなっていくシステムがあり、
ゲームはエンドレスで続くらしいのでひたすら最高得点を狙うのが目的だな。
最高得点は記録されるけど、
ネットランキングも難易度設定もオプションも何もないという潔すぎる構成。
敵を倒した時に出現する回復アイテムやパワーアップアイテムの量が多く、
敵をどんどん倒せれば連射や3方向ショット、5方向ショットなどを次々に取っていける。
しかしパワーアップアイテムは時間経過で効果が無くなるし、
攻撃が弱い状態だと硬い敵を倒せなかったり、
撃つと割れて細かい破片をばら撒く隕石群に対応できなかったりするので苦しい。
パワーアップを維持できればその分アイテムを取れる機会が増えるので楽に進めるが、
一度維持できなくなって弱くなると途端にリカバリーが厳しくなるバランス。
チェックポイントを通過するたびにステージ内で集めたお金を使ってパワーアップを買えるし、
お金が50以上あればコンティニューも出来るので、
勢いがある時にどれだけお金という保険を残せるかがポイントになるゲームだな。
買い物するとオペレーターが投げやりに「いい買い物でしたね」とか言うのが面白い。
クセのある操作に慣れて保険の残し方や、ここぞというタイミングでフィールドを展開して
アイテムをジャラジャラ回収するコツが掴めると面白くなってくるゲームなんだが、
途中から出てくる「ウイルス」がクセモノ。
アイテムに混じって出現するこれを取ると一定時間射撃が不可能になってしまう。
シューティングゲームで射撃を封じるとか反則だろ……！
ウイルスはフィールドで吸い寄せられないのが救い。
っていうか吸い寄せ対象だったらゲームにならんわ！
先へ進めば進むほどウイルスの出現率が上昇し、
常にウイルスが画面に出現してるような状況になっていく。これはストレス溜まる。
「センチネル」というボスと一騎打ちするシーンもあるんだが、
まず「センチネル」が後ろから撃ってくる弾をひたすら避け続けるパートから始まり、
それが終わるとやっと攻守入れ替わって攻撃可能になる。
が、今度は弾と一緒に高速でウイルスを発射し続けてくるという
二段構えでストレス溜まる構成だ！
ただでさえ移動と射撃に制限掛かってるようなゲームなのに、
その上射撃封印とか本当にやめて！
プレイする度にステージ構成がランダムで変わるタイプのゲームになっているが、
進んでも進んでも似たような地形が続くし敵の種類も多くない。
無敵時間が短い上に被弾すると少しバウンドするため、
敵編隊の体当たりを食らったり、狭い地形で壁にぶつかったりすると
ライフが沢山あっても
連続でダメージを受けてアッという前に死ぬこともあるのがつらいところ。
面白くないわけじゃないんだけど、
遊べば遊ぶほどストレス溜まる要素が目に付くようになる作り。
999円という価格を考慮してもちょっと微妙なデキだったね……。
