ゲームソフト | ディアドラエンプティ | プレイステーション
ディアドラエンプティのレビュー行くぜ!
メーカー:メディアスケープ(株)
機種:PS4ダウンロード専用ソフト
ジャンル:ハイフィールドシューティング
発売日:2017年8月31日
価格:税込1296円
元々は2008年にふろーずんおーぶが制作したPC用のシューティングゲームで、
PS4版は画面のワイド化、高解像度化、
バランス調整、操作の改善、新武器の追加などが行われているぞ。
左右に広いフィールドを舞台にした2Dシューティングで、
高機動&高火力の自機を操作し、
数百という数で襲い掛かってくる敵と敵弾を相手に戦い抜く
ド派手な内容となっているぜ。
ややとっつきは悪いが立ち回りを覚えてからの爽快感と疾走感が凄まじい内容。
『トップをねらえ!』を2Dシューティングにしたらこんな感じだと思う。
ドラゴンの背に乗って大空中戦を繰り広げる全8ステージ構成のシューティング。
こちらの攻撃方法は選べる武装2種類。展開すると高速移動可能なウイング。
そのウイングを一定時間使わないでいると使用可能で、
発動した瞬間に無敵判定と攻撃判定のあるチャージウイング。
そしてストックを使用して一定時間無敵となり強力な攻撃を放つSSだ。
自機には自動回復するバリアが搭載されているので被弾しても立て直しやすい作り。
敵を倒して経験値アイテムを回収してレベルを上げると
どんどんSSのストックが補充されていく。
またステージクリアした時に、
敵を倒して手に入れたお金を使ってパワーアップする要素もあり、
ショットを強化しても良いし、スピードを上げても良いし、
オプションを増やしても良いし、ウイングを強化しても良い。
SSのストックを買うことも出来る。
とにかくバンバン敵を倒してお金と経験値アイテムを稼いで強くしていくゲーム。
さあかかってこい!こっちには武器もバリアも翼もあるぜ!
しかし押し寄せる敵の数がヤバい!もちろん敵弾の数もヤバい!
プレイヤーは全方向に対応できるので、
全方向から殺意が飛んでくるという当然の流れ!
画面下のレーダーでステージ内の敵(赤色)と敵弾(白色)の位置を確認できるが、
このように敵が多すぎてレーダーが真っ赤になることも珍しくない勢い。
「敵が七分で空が三分だ!」を肌で体感できる!
「弾幕」というよりは「霧が押し寄せてくる」といった表現が正しい。
このような状況なので弾と弾の隙間を避けるような戦い方は不可能。
左右に広いステージを目いっぱい使い、
「敵弾を避ける」のではなく
「敵弾を振り切る」ような立ち回りをしていくことになる。
この疾走感と緊張感が実にたまらない!
スピードを強化すれば最高速度がグングン上がっていくので
遊ぶほどにスピード感マシマシ。
高速で移動しながら敵編隊の動きを読んで
弾を打ち込んでコンボを稼ぐと脳汁が出まくり。
チャージウイングの無敵時間を使って回避不可能な敵弾をすり抜けたり、
接近した敵を一掃したりが出来るようになると世界が変わる。
ウイングを強化すればこの無敵時間も伸びていくぞ。
ストックを消費することでSSを発動させれば一定時間無敵になると書いたが、
BSSという異なるモードも発動可能。
こちらは無敵にはならないが
敵を倒すとお金と経験値アイテムがジャラジャラ出るようになる上に、
アイテムに近づかなくても自動で回収される稼ぎモードだ。
また、ストックが無い状態でも経験値を消費し、
その分だけ弱いBSS状態になる「空BSS」という技も存在する。
この2つの使いどころが分かってくるとケタ違いのコンボを繋げられるようになるぞ。
稼げるようになってくるとBSSのストックもパワーアップも買い放題だ。
開始時に2つ選べる武装は
ステージ内に出現するクマちゃんを破壊することで増えていき、最大14種類。
オプションも4種類あって軌道を4つのフォーメーションから選べる。
武装は扇状に広がる使いやすいショットから、
射程が超短いが強力で弾もかき消せる接近武器。
単発だが射程が長く、逃げながら遠くのボスを狙い撃てる狙撃武器まで様々。
組み合わせが生み出すプレイの幅はかなり広いぜ。
なかなかクセのあるシステムで最初の取っつきは悪いのだが、
プレイヤーの進行状況に応じてメニュー画面に
「まずはこれをやろう」「次はこれをやろう」というアドバイスが
順を追って表示されていくのでチュートリアルは丁寧。
最強状態でスタートする
フルエクイップメントモードなどもあるのでかなり考えられた作りね。
BGMも絶品で、序盤ステージの青空に映える透明感のあるメロディも良いし
終盤ステージや高難易度ステージではダンスミュージックのような激しい曲を聴きながら、
地獄のような敵群を迎え撃たなきゃいけないのがもう本当に血が滾るぜ!
圧倒的火力で敵群を焼き払い、圧倒的機動力で敵を翻弄する。
この爽快感と繰り返し焼きたくなる中毒性がたまらないし、
レーダーの真っ赤な部分を確認してそこに突っ込んでいく時の高揚感も最高。
段階を踏んで解禁されていく高難易度モードや各種武装、豊富なオプションなど。
繰り返し遊んで上達して楽しんでもらうことを意識した作りも良いね。
殺意で切り裂かれた空に絶対無敵の翼が輝き、光と共に竜の咆哮が響き渡る。
色んな意味で過剰過ぎる2Dシューティング『ディアドラエンプティ』。
見逃せない1本だ!