http://www.teyon.jp/games/tallowmere-switch/
タロミアのレビュー行くぜ!
俺が遊んだのはNintendo Switch版ね。
メーカー:テヨンジャパン
機種:Switch/WiiUダウンロード専用ソフト
ジャンル:2Dローグライクアクションゲーム
発売日:2017年12月28日(WiiU版は2017年8月2日)
価格:税込700円(WiiU版は税込500円)
テヨンジャパンがコンシューマ版の配信を行っている2Dローグライクアクションゲームだ。
タロミア姫が趣味で作った毎回構造の変化するダンジョンに挑み、
モンスターを蹴散らしながらどこまで進めるかを競う内容になっているぜ。
ゲームバランスが非常に大味なんだが、
その大味さとサクサク感が心地良くてつい何度もプレイしてしまう……!
というジャンクフードっぽさがたまらない1本になっているぜ。
Switch版のアイコンはタロミア姫が
「私が作りました」って宣言しているような堂々としたデザインでお気に入り。
ゲームを始めるといきなりタロミア姫に自己紹介され、
姫が趣味で作った勇者用ダンジョンとやらに放り込まれる。
延々と続く自動生成ダンジョンをどこまで進めるか競う内容だ。
死んだら新しい勇者がやってきてまたタロミア姫の自己紹介を受けるぞ。
俺の予想だけど「趣味で勇者を作ってるお姫様」が別の場所にいるんだと思う。
2Dのアクションゲームで宝箱から装備をゲットしながら突き進む。
ボタンを押し続ければ無限にジャンプ可能な、
独特のフワフワッとした操作感が特徴だ。
壁のトゲや砲台といったトラップをこれで避けつつ、敵をどんどん倒していくのだ。
フロアのどこかにいるカギを持った敵を倒せば先へ進めるが、
ザコ敵を無視し続けるとレベルが上がらなくなるというジレンマ。
ファンタジーかと思いきや武器に重火器系が混じっている世界観だ。
連射可能で爆風が圧倒的に強い「ロケットランチャー」に、
相手を炎上させて継続ダメージを与える「火炎放射器」。
性能的にはロケットランチャーに近いが放物線を描いてポンポン飛ぶ「手榴弾」。
それ以外でも素早く接近攻撃できる「斧」や、
透明になって不意打ち可能な「ダガー」。
居合切りを表現しているんだろうが、
一番近い敵に自動で高速ワープ攻撃をする「日本刀」などなど。
なかなかクセの強い武器が揃っているぜ。
ロケットランチャーでボスのヒドラと一戦交えているシーン。
こういうノリ、好き。
装備アイテムにはランダムでスキルが付いていて、
たまに凶悪スキルが複数付いたものがポンと拾えたりするインフレっぷりがまた楽しい。
スキルで特に重要なのが「HP自動回復」「キル時HP回復」。
これが付いた装備を複数身に着けると
凄い勢いでHPが回復しまくって簡単には死ななくなるぞ。
ダンジョン内では頻繁にワープゾーンも出現し、
これを活用すると1階に戻って回復と買い物をして同じ場所に戻ってこれるので、
使いまくるようにすれば序盤はかなり安定する。
ワープゾーンと同じ場所に砲台が設置されていて、
絶対ダメージを喰らう地形になっていることがたまによくあるけど挫けず頑張ろう。
とにかくボタン連打で制限なしの連続攻撃が可能なゲームなので、
強めの武器を拾うと一気に火力が跳ね上がって爽快!
「ロケットランチャー」の高速連射でダンジョンが火の海に!
「手榴弾」をポイポイ投げて敵を爆殺!
敵を全滅させたら死体の横に散らばる金をまとめてザーーーッと回収だ!
でも、重火器は爆風にダメージがあるので乱射してると爆風で即死することもあるし、
「日本刀」のワープ攻撃は連発すると『ANUBIS』のゼロシフトみたいで非常にカッコいいんだけど、
敵が複数いるところに突っ込んでそのままボコられて死ぬこともある。
また、当たると一定時間シビれてしまう上に
壁を貫通して無限に追尾してくる弾を敵が発射してきたり、
いきなり中距離から拘束攻撃を仕掛けてくることもあるので気が抜けない。
でもガードすれば敵の攻撃に対してほぼ無敵のゲームなので
それで対応しろというバランス!
俺も敵もよく死ぬ過酷なゲームだぜ……!
難しいと感じるユーザーのために、
スタート地点で最大HPを上昇させられる救済措置もある。
親切ですね。
ただし!最大HPを10上げるためには可愛い子猫を1匹ぶち殺してもらう!
最大で9匹まで殺せるので、ヘタな人は手を真っ赤にしてからダンジョンに出発だ!
犠牲無しで得られるものなど無いんですね……。
ダンジョン内ではたまにタロミア姫が出てきてこっちを煽ってきたり、
床がすべてトゲの部屋や、突発ボス戦、
ネコを追いかけるイベントなどが発生することも。
飽きさせないように色々と工夫してるのが分かる。
ただ、それでも先へ進めば進むほど1フロアがどんどん広くなっていくため、
段々とテンポが悪くなってくるのが残念。
大味なのは許せるがテンポ悪いのは許せないのだ。
序盤のサクサク感がもっと持続すればよかったんだけどなあ。
とにかく大味!めっちゃ大味!
でも連続攻撃が爽快!強いアイテムが拾えた時も嬉しい!
だからついつい何度も遊んじゃう!という2Dローグライクアクションゲームだ。
妙に力の抜けた翻訳も雰囲気にマッチしている。
惜しい所もあったがお気に入りの1本です。
頭をカラッポにして遊ぶ頭の悪いゲームが好きな人にはオススメだ