Nintendo Switch|ダウンロード購入|怪盗ツインズ
『怪盗ツインズ』のレビュー行くぜ!
メーカー:ラクジン
機種:Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:コミュニケーション・脱出アクションゲーム
発売日:2018/10/25
価格:980円(税込)
世間を騒がす怪盗を操作して宝石を盗み出すアクションゲームだ。
画面分割で遊ぶ2人用モードと、1人で挑む1人用モードの2種類が存在する。
グッと来るメインビジュアルと、
RPGツクールみたいな実際のゲーム画面のギャップに怯み、
1人で遊んでも面白いのか心配という疑念もあったが、
日本のメーカーのSwitch向け完全新作ということで一応買ってみた。
まあなんというかやっぱり1人で遊ぶもんじゃなかったな……!
このレビューは1人プレイだけでの評価となるぞ。
まずはステージセレクトでどこで宝石を盗むかを選択。
「サンザイダーホテル」「ロイヤルワルヨイ号」など脱力ネーミングセンスが光るぜ。
オープニングのテロップ以外にストーリーや会話デモ、エンディングは無く、
淡々とした窃盗行為が続いて行く構成。
ステージは最初に全体マップが表示される。
扉を開けるのに必要なIDカードとPC、そして盗む宝石の場所が確認できるが、
マップは最初にしか見えないのでしっかり覚える必要がある。
警備員やガードロボットの目を掻い潜り、
IDカードやスイッチで扉を開けて進んでいき、
宝石を規定数盗んで脱出ゲートに入れればクリアのステルスアクション。
敵を倒すことは出来ないが、敵の思考はめちゃくちゃ雑な上に
歩行スピードが基本的にこちらと同じなので
見つかってもそこら辺をウロウロしていれば、
いきなりこちらを見失って持ち場に戻る。
非常ベルを鳴らすと寄ってくる要素もあるが、鳴らすのをやめた瞬間に持ち場に戻る。
どうやっても取れない場所に青いカードがあって、
非常ベルも聞こえない配置だしどうするのかと思ったら……。
「部屋の電気を消しておけば、敵の目の前を通過しても気づかれない」
が攻略法でぐったりした。
基本的にこういう雑なゴリ押しをしないと突破出来ないような構成になっていて、
仕掛けの種類が少ないこともあってまったく面白くない。
取れば同じ色の扉を開けるICカード、操作すれば道を塞ぐレーザーを消せるPC、
押すと敵が寄ってくる非常ベル、踏むと対応した扉が開くスイッチ。
これくらいしか仕掛けが無いからな……。
敵の視界が分かり辛く、種類も少ないのも気になるところ。
そんな内容なのに全5ステージなので一瞬で終わる。
「お金を払ってゲーム機で遊んでいるゲーム」
という感じがまったくしない内容だった。
一応、全ステージでSランク取るのがやり込み要素か……。
2人プレイではこのように画面分割で遊ぶ構成で、1人プレイとはステージも異なる。
頑張って1人で遊んでみたが、
2人で同時に押さないと扉が開かないスイッチも出てくるし、
敵の雑な挙動も2人プレイならちょうど良いかもしれない。
公式に「じっくり遊べる1人用ステージを複数用意!」とは書いてあるが、
「1人で遊んでも面白い」とは書いてないので、
買った俺が全面的に悪いとしか言えないゲームだった。
2人プレイなら多少は楽しめそうではあるが、
とりあえず一緒に遊ぶ人間がいないなら絶対にオススメは出来ないぜ!