なりキッズパーク HUGっと!プリキュア | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
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「なりキッズパーク HUGっと!プリキュア」のレビュー、いっくよー!
メーカー:バンダイナムコエンターテイメント
機種:Nintendo Switch専用ソフト
ジャンル:なりきりヒロインアクション
発売日:2018/11/21
価格:4800円(税抜)
備考:ジョイコン操作のみ。キャプチャーボタン使用不可能。
バンナムが新たに展開するキッズ向けゲームシリーズ『なりキッズパーク』の1本だ。
プリキュアシリーズ15周年記念作品である『HUGっと!プリキュア』のゲーム。
同時に『ウルトラマンR/B』
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』も発売されたぞ。
開発は3本ともナツメアタリが担当していた。
レトロゲームファンには『東方見文録』『ワイルドガンズ』が有名なとこだが、
PS4の『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ 』
『ゴジラ-GODZILLA-VS -』とか何気にキャラゲーでも良い仕事してるところである。
『HUGっと!プリキュア』はすべての時間を止めようとする
クライアス社と未来を掛けた戦いをしつつ、様々なお仕事に挑戦したり、
謎の赤ちゃん「はぐたん」を育てたりと大忙しのプリキュア。
スペシャル回で過去作のプリキュアが登場したり、
アンドロイドがプリキュアになったりと、シリーズ初の要素も色々と含まれた作品だ。
子育て要素は早い段階でイケメンに変身するネズミに丸投げしてた気がするがな!
公式見ても分かる通りガチで幼稚園~小学校低学年向けのゲームなんだが、
3DSの『プリンセスプリキュア』以来となるプリキュアのゲーム、
しかも8年ぶりとなる据え置きゲーム機での発売ともなれば買うしかねぇ……!
内容は想像通りではあったが、それでもボイス量とかで見所はあったかな。
内容はお子様でも楽しく遊べるミニゲーム集。
ちょっとしたストーリー付きで、
本編同様に様々なお仕事やオシマイダーとの戦いに挑む「おでかけ」。
おでかけで「ずかんのかけらを集めることで埋まっていき、
完成させるたびにイラストとトークを楽しめる「トークずかん」。
プリキュアたちとの会話が楽しめる「であえルーム」。
遊んだミニゲームを個別に遊べる「ゲームコレクション」。
本編のOPを歌える「みんなでうたおう」。
以上が主なモードだ。
基本はおでかけを繰り返して図鑑の完成と、称号のレベルアップをしていく作り。
ミニゲームは2択でシルエットの動物を当てる、
お客さんのリクエスト通りの服や料理を選ぶ、タイミングよくジョイコンを振るなど。
タイミングよくボタンを押してはぐたんのお世話をするものもある。
どれも非常に単純だがフルボイスだし、
仕事にあった服にしっかり着替えてくれるのも嬉しいところ。
サファリパークガイドのえみるや、ウェイトレスのルールーがめっちゃ可愛いんだよ!
はなさんは……いつも通りですね!
お医者さんの手伝いでは、体温計や書類を渡す仕事をすることになるぞ。
このゲームがもし『なりキッズパーク ターンAガンダム』だったら
足をぶった切る手伝いになっていたので危ないところだったのです!
オシマイダーとの戦いではプリキュアに変身してバトル!
指示に合わせて敵の投げてくる岩を攻撃を避けるだけの作りだが、
ちゃんと3Dモデルを作ってあって5人分を切り替えられるのは良し。
キュアアンジュを使うと視界が悪くなるが、ゲームには影響ないので気にするな!
ちなみに『なりキッズパーク ウルトラマンR/B(ルーブ)』の敵怪獣も
岩をメチャクチャ投げてくるので、先にそちらを遊んでいると、
ウルトラマンとしての戦闘経験をプリキュアにも活かせるぞ!
同じところが作ってるだけあって割と似てるところ多いな……!
会話モードもまるっきり同じ質問があったりする。
会話モードははな、さあや、ほまれ、えみる、ルールとの個別会話と、
3人、5人のグループ会話がそれぞれある。
おでかけモードを遊んで称号を上げていくと会話も増えていくぞ。
小さい子供向けの会話内容に簡単な2択で返答をしていくもので、
否定的な返答をしてもプリキュアが優しく受け止めてくれるあったけぇ作り。
会話の分量はかなり多いしフルボイス。
原作の小ネタもあったり、
グループ会話だとえみるとルールーがイチャイチャし始めたりするので、
楽しいし全部読みたくなる内容になっているぜ。
しかし、この小さな子供向けのシンプルな質問が、
大きなお友達には一周回ってつらく感じることもしばしば……!
子供向けとしてはまったく間違っていないのだが、
これは大人が遊ぶとかなり心を試されるゲームだ……!
スタッフの意図しないところで妙な仕様が実現している!
汚れた大人のみんなは心を強く持ってプリキュアと向き合おう!
俺は野乃はながキュアエールで、
シリーズ15周年のプリキュアで本当に良かったと思っているよ……!
(映画オールスターズメモリーズを思い出しながら)
そんなゲームだが、変身シーンが止め画の連続だったり、
モーションがチープだったり、
必殺技が「プリキュア・トリニティ・コンサート」1種類だけで
キュアマシェリとアムールは必殺技に参加しなかったり、
プリキュアとはぐたんとハリー以外のキャラは
クライアス社の幹部も含めて誰も登場しなかったりと、
原作が終盤に入っている今遊ぶとどうしても寂しい作り。
やっぱ番組開始前から制作していたんだろうか……。
カラオケモードもボーカル入りの主題歌に、
カラオケ用のテロップをかぶせただけの作り。
背景もムービーではなく、
本編OPから切り出したキャプチャのスライドショーとなっているぞ。
基本的には難易度は低いものの、
ミニゲームも遊んでいると結構難易度が上がってくるし、
ある程度最高ランクを取っていかないと図鑑が完成しない仕様。
特に難しいのがレストランの手伝い。
お客さんの欲しがっている料理を選んでいくミニゲームなんだが、
最終的に「コーン」の料理を欲しがっているお客に
「コーンも入ってるえびピラフ」を出すなどの判断を瞬時におこなう必要があるぞ!
ウェイトレスの仕事じゃなくてサイキッカーの仕事に近い!
ここら辺は小さな子供だと結構つらそう。
図鑑は完成させていくとボイス付きのトークが聞けるし、
他の部署のプリキュアもあるのも嬉しいところなんだが集めるのが大変だ。
図鑑は項目を一つ完成させるのにかけらが16枚必要。
おでかけモードでミニゲーム2セットやって一定以上の評価を得て、やっとかけら1個。
コンプ目指すとかなりの作業だぜ……。
ミニゲームすべてアンロックして称号を最高にするまで遊んだが、
公式サイトもCMも小さな子供専用のゲームという作りで、
やはりその通りの内容ではあったな。分かってて買ったので文句は言わねぇぜ。
まあ、ウリにしているなりきり感はそんなに無いし、
変に難しいミニゲームがあるところは普通に難点だと思うが……。
大きなお友達はフルボイスの会話や豊富なイラスト群を楽しむとしよう!