なりキッズパーク 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
予告する!
絶対SIMPLE主義管理人の権限において、
『なりキッズパーク 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』
のゲームレビューを更新するぜ!
メーカー:バンダイナムコエンターテイメント
機種:Nintendo Switch専用ソフト
ジャンル:なりきりヒ-ローアクション
発売日:2018/11/21
価格:4800円(税抜)
備考:ジョイコン操作のみ。キャプチャーボタン使用不可能。
バンナムが新たに展開するキッズ向けゲームシリーズ『なりキッズパーク』の1本だ。
スーパー戦隊シリーズ最新作である、
『怪盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』のゲーム。
同じシリーズで『HUGっと!プリキュア』
『ウルトラマンR/B』も同時発売されたぞ。開発は3本ともナツメアタリが担当。
『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』は
失ったものを取り戻すために戦う快盗戦隊と、
世界の平和を守るために警察戦隊という、立場が逆の2つの戦隊が登場し、
ぶつかり合いながら1年進行するという史上初の構成が特徴の作品だ。
警察は快盗の正体を知らないが、快盗は警察の正体を知っている(公人なので)、
という関係を活かしたストーリー展開に、圧倒的カメラワークで魅せる戦闘、
時折挟まれる気の狂ったギャグ回にと、とにかく見所満載で完成度の高い作品だ。
本作は公式を見ての通りガチ子供向けの内容になっているのだが、
放送を毎週見ている身としては買わざるをえない!
それにスーパー戦隊のゲームはゲーム機だと
3DSの『動物戦隊ジュウオウジャー バトルキューブパズル』以来。
据え置きゲーム機だと2011年の
Wii『スーパー戦隊 レンジャークロス』以来となっているので貴重な1本だ……!
内容はお子様でも楽しく遊べるミニゲーム集。
メニュー画面はルパンレンジャーとパトレンジャーの2種類があって切り替えられる。
ちょっとしたストーリー付きで、
本編同様にギャングラーとの戦いを繰り広げる「ストーリーモード」がメイン。
他にはストーリーモードでずかんのかけらを集めることで埋まっていき、
完成させるたびに写真とトークを楽しめる「トークずかん」。
登場人物たちとの会話が楽しめる「であえルーム」。
遊んだミニゲームを個別に遊べる「ゲームコレクション」。
本編のOPを歌える「みんなでうたおう」などがある。
ストーリーモードは全30話で、戦闘員やギャングラーとのバトル、
対立してる戦隊との激突、ロボ戦など、お約束の流れは一通り入れてある。
バトルはジョイコンを振りまくる、タイミング良く敵の攻撃を避ける、
タイミング良くゲージを止めるなどの単純なミニゲーム形式になっているが、
操作の違う短いミニゲームを次々に遊ぶ形式にして飽きさせないようにしてあるし、
ナメーロはネバー弾を撃ってくるなど、
ちゃんと出てくるギャングラーの能力を活かした構成になってるところも良し。
……まあ、謎のコイン落としゲームや、
謎のピンボールゲームで敵を倒すのは「うん?!」ってなったけども!
原作では絶対に見られないゲームだけの戦いがここにあるぞッ!
登場ギャングラーはルレッタ、ガラット、ナメーロ、ラブルム、ブンドルトの5体。
番組6話までに出てきた連中だな。
キャラの質感や光源処理がやたらしっかりしていて、
ここだけは最近の仮面ライダーのゲームにも負けてないレベルだ。
っていうか、普通にジオウのゲームより上のような……!
なんかスーパー戦隊のゲームに負けてる気がする!
であえルームではルパンレンジャーとパトレンジャー。
それぞれのメンバーと会話が可能で、
ストーリーモードでスコアを稼いで称号を上げると会話が増えていく。
警察と快盗、それぞれにプレイヤーキャラが新人としてやってくるという構成で、
他のなりキッズパークシリーズ同様、子供向けの優しい会話が繰り広げられる。
しっかりフルボイスだし、分量も多いぞ。
ルパンレンジャーが快盗の新人、
それも恐らく子供を温かく歓迎するのはありえないんだが、
まあ、ここにいるということは、たぶんこの名もなき主人公も、
ザミーゴに大切な人をパキられているんだろう。
原作のネタはちょいちょい拾うものの、
子供向けに優しい対応をしてくれたり、どうでもいい雑談をしたり、
やたらフランスの豆知識に関する会話が多かったりするルパレンの面々は
新鮮なのでこれはこれで面白いね。
ジュレにいるのに堂々と変身してたり、
魁利が圭ちゃんの話をほとんどしないのはどうしても違和感あるがな!
おっ、ルパンレッドから何かアドバイスがあるみたいだぞ!
これはしっかり聞かないとな。
やめてくれないか!急に重いセリフを叩き込んでくるのは!
子供向けのセリフだからこその破壊力だ!
もういい……!もういいだろ……!
耐えきれなくなって警察側に離脱!
圭一郎先輩とお喋りするの楽し過ぎるぜ。
かと思ったら別方向で重い会話が来た!
原作は販促の都合で、中盤からルパレンにばかり新装備が支給されてるのだ……。
このゲームは間違いなく番組放送前~初期くらいに制作されているので
完全に偶然なんだが、偶然なんだがすげぇ気まずいぜ!
ところでこの主人公、
警察と快盗の両方に新人として潜り込んでるが一体何者なんだ?!
もしかして俺、ルパレンでもパトレンでもなく、ノエルになりキッズしてる……!?
まあこのゲーム、ノエル出てこないんですけど。
図鑑でもかなり長い会話がフルボイスで聞けるのが嬉しいぜ。
図鑑は項目を埋めるためにストーリーモードでかけらを集める必要があるが、
最高評価を取らなくても集まる優しい仕様。
まあ、全30話クリアして半分も完成しなかったから、
やっぱりコンプを目指すと大変ではあるが……。
そんなゲームだが、出てくるのは初期のメインキャラのみで、
それ以外のキャラは会話で名前が出てくるのみ。
ヒルトップ管理官やジムやコグレさんなどは一切出てこない。
ギャングラー側もバトルで戦うキャラ以外は、
ドグラニオも含めてセリフの無い一枚絵でしか出てこない。
ザミーゴもデストラもナシ!
倒したギャングラーが巨大化するシーンはあるんだけどゴーシュも未登場だ。
出すとCEROが上がるから……では無いだろうな。
ルパンエックス/パトレンエックスことノエルも未登場だ。
必殺技も並んで撃つだけで、パトレンU号やイタダキストライクは無し。
ルパンカイザーとパトカイザーのバリエーションも無しとなっている。
ストーリーは全30話だが、これと言ったストーリーも無く、
同じセリフで同じギャングラーが何回も出てくるだけなので結構しんどいね……!
カラオケモードのOP以外原作BGMが無いのも残念だなあ。
特にルパンレンジャー変身のBGMは
流れるだけで場のテンションが120点になる最高の曲だけに……。
そのカラオケモードもボーカル入りの主題歌に、
カラオケ用のテロップをかぶせただけの作りだ。
全シナリオクリアして称号を最高にするまで遊んだが、
まあ予想通りのデキではあるね……。
番組終盤のこのタイミングで遊ぶと大分寂しい内容だ。
大きなお友達は 他のなりキッズパーク同様、
フルボイスの会話シーンを中心に楽しむとしよう。