□ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (1)
(角川コミックス・エース) | 瀬野 反人 |本 | 通販 | Amazon
俺のお気に入りのマンガである
『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』の1巻が
12月4日に発売されたので紹介するぞ!
「ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」|ヤングエースUP - 無料で漫画が読めるWebコミックサイト
ヤングエースUPで月刊連載されている作品で、今は全話無料で読める。
師事している教授の仕事を引き継いで、
「魔界」の調査に出かけた新人研究者ハカバくんの旅を描いた作品だ。
やる仕事はズバリ、言語とコミュニケーションの研究。
ハカバくんが次々と現れるファンタジーでお馴染みのモンスター達と交流し、
言語や文化を理解しようと努力する姿が丁寧に描かれているぞ。
案内役はワーウルフと人間のハーフであるススキさん。かわいい!
人間の言葉を話すことが出来て、魔界の事も知っているので通訳しても活躍する。
モンスターばかり出てくるので貴重なマスコット枠。
ワーウルフ、リザードマン、ハーピーなど様々なモンスターが登場するが、
コミュニケーション方法はすべて異なる。
言葉ではなく嗅覚や身振りでのやり取りが中心だったりと、
人間の常識とはかけ離れているため、
ハカバくんも新しいモンスターと出会う度に四苦八苦。
ススキさんのサポートの元でコミュニケーションを取り、
「どうやって意志の疎通をすれば良いのか?」という段階から、
彼らの言語や文化を学んでいくのだ。
スライムは高度な知能を持った生き物として描かれていて、
向こうの言葉では「分かる水」と呼ばれている。
しっかりとコミュニケーションが取れるが、
やはり「個」の概念が人間とは全然違っていたりで生態を理解するのは困難。
モンスターをメインに持ってきてこの切り口で進む物語が新鮮!
次に出てくるモンスターはどういう描き方をされているんだろう?
と、読んでいてめっちゃワクワクする。
ちょいちょいギャグやズッコケるシーンが挟まるので軽く読めるし
節々から伺える教授の強キャラっぷりも楽しい。
出てくるモンスターも見た目はいかついけど愛嬌があるね。
口開けて止まってるリザードマンが好き。
ついに登場するドラゴンと共に死生観について触れられる10話では
「理解」することの難しさと覚悟が描かれていて、
まだまだ旅は始まりに過ぎないことが分かるし、物語の向かう先が楽しみになる。
今のところ大きな事件などは無く、
魔界を旅して様々なモンスターと出会っていくだけなんだが、
読んでいて引き込まれるし非常に気に入っている作品だぜ。
とりあえず全話無料公開されてるので読んでみて欲しい!