Nintendo Switch|ダウンロード購入|エバーダークの時計塔
『エバーダークの時計塔』のレビュー行くぜ!
メーカー:ケムコ
機種:Switch
ジャンル:短編RPG
発売日:2019/08/22
価格:486円
短時間でクリア出来て確かな満足感が味わえる、ケムコの短編RPGシリーズ第2弾だ。
低価格でかなりやり込めるRPGを出しまくっている、
ケムコだからこそのシリーズかもしれない。積みゲーが多い俺にも優しい1本。
2~3時間でサクッとクリア!手軽に満足できる短編RPG登場!『獅子王の伝説』レビュー!【Switch】 - 絶対SIMPLE主義
1作目の『獅子王の伝説』がなかなか面白かったので今回も購入。
基本的な構成やシステムは一緒だけど、
ストーリーのノリは違うし戦闘バランスはこっちの方が好みだったぜ。
世界中の時計が止まり、助けを求める少女の夢を見るようになった
主人公のアカツキ(名前選択可能)。
世界の時を刻む時計塔を再び動かすためにある島へと赴き、
出会った仲間たちと共にモンスターと戦うというストーリーだ。
これは……たまにある主人公が船内で目覚めるシーンから始まるRPGだ!
『獅子王の伝説』は無口系主人公だったけど今回は普通に喋るタイプとなっている。
聖なる火の力を使いこなせるセシルと、技師のコリンズなどの仲間たちと共に、
時計塔を攻略して謎を解いていく。
コリンズはギャグ担当枠で、時間に引っ掛けたセリフ回しや、
塩対応する主人公とのやり取り含めていいキャラだ。
ゲームは昔ながらの2DRPGで、ゲーム進行は完全な一本道。
ミニマップや次の目的地ガイドもあり、
そもそもマップの構造自体が分かりやすくなっているので迷う心配はナシ。
あちこちに落ちているスターを集めることで、
レア宝箱の鍵や道を塞ぐ扉を開けるのに使えるし、
攻撃や回復のブースト、全滅した時のコンティニューにも使用できる。
謎解きをスキップすることも出来るぞ。
スマホ版だとこれが課金&広告要素だが、
Switch版は時間経過でも星がモリモリ増えていく。
よほど無駄に使わなければ余るくらい手に入るので楽々。
戦闘はオーソドックスなターン制。
『獅子王の伝説』と同じシステムで、
味方も敵も、行動と体力ゲージが共有なのが特徴。
この画像だと敵は2体いるが体力ゲージは共通で、攻撃も1回しかしてこない。
味方側も同じで、仲間が何人いても体力ゲージは共通だし、
攻撃、防御、スキルといったコマンドも1ターンに1つだけしか選べない。
個々のステータスは総合力として反映されるため、
味方も敵も人数が多ければ多いほど強くなるぞ。
今回はボス戦で状態異常攻撃の使いどころが大事になってくるバランス。
味方は状態異常スキルを持っているし、敵を状態異常に出来るアイテムもある。
ボスの弱点を見極めてタイミングを合わせれば一方的に攻撃可能。
アカツキのスキルでボスを凍結させて、
コリンズのスキルで凍結状態の敵に大ダメージを与えるような
コンボを組むのも楽しいぜ。
その分、ボスが少し強くなっていて、
しっかり弱点と攻撃パターンを見切らないとあっさりやられてしまう。
中盤から回復してくるボスが増えてくるのはちょっと面倒だったが、
程良い緊張感が味わえるバランスだった。
勝てなかったら稼いでレベル上げればサクッと進めるぜ。
公式だとダンジョン内のパズルを推していたが、
簡単なスイッチの切り替えくらいでそこは特色と言えるほどでは無かったかなー。
あちこちにある歯車スイッチをグルグル回していく感覚は好き。
壮大なRPGを2時間の尺に収めました!なノリの前作に比べると、
今回は一つの島にある時計塔を中心とした短篇らしいシナリオになっている。
その分、色々な場所を巡る冒険感は薄れているものの、綺麗にまとまっているし、
重かった前作より話が明るく、読後感が良いのも好きなところだ。
今回もコンセプト通り。
低価格でサクッと楽しめてしっかり満足できる短編RPGになっているぜ。
求めているものを安定して出してくれる内容。
『獅子王の伝説』とは特に繋がりのないストーリーなので、
気になったら本作から遊んでOKだ。
そして物足りなさを感じたりもっとやり込めるRPGがやりたくなったら……。
その時はケムコの他のRPGを遊べば良しだ!