ビーチバレーガールしずく2 飛翔編 - G-MODEアーカイブス
『G-MODEアーカイブス16 ビーチバレーガールしずく2 飛翔編』のレビュー行くぜ!
メーカー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:ビーチバレーゲーム
発売日2020/09/17
価格(税込):500円
ガラケーのアプリ作品をSwitchで復刻する『G-MODEアーカイブス』の第16弾!
2008年に配信された作品の移植となっているぞ。
とにかく水着の美少女が大量に登場するビーチバレーゲームだ。
簡単操作で必殺ビーチバレー!ドットも見所『ビーチバレーガールしずく』レビュー!【Switch】 - 絶対SIMPLE主義
1作目に続いて2作目もSwitchに降臨!
残る3作目と外伝である『萌えスロ☆ビーチのしずく』の登場も待たれるぜ。
よりクオリティアップしたイラストに加えて、国際色豊かな美少女キャラたち。
ボリュームアップしたシナリオ、
最高の新システムである「日焼けシステム」の導入。
今回も簡単操作で必殺技有りのビーチバレーが遊べるシステムなどなど。
今の時代に遊んでも見所満載の作品になっている。
とはいえ、やり込み要素が増えたのは良し悪しある……って内容だったな!
メインとなるのは世界のライバル相手に戦うストーリーモード。
一度倒したチームと自由に戦えるVSモードや、
集めたデータや水着を確認できるコレクションもある。
ちなみに完全な1人用ゲームで対戦などは無し。
主役は前作で全国大会優勝を果たした、
蒼々高校ビーチバレー部の「しずく」と「はるな」。
2人しかいなかった部員も5人に増え、次は世界相手に大暴れだ!
中国代表、ロシア代表、前作も登場したアメリカ代表にと……。
今回もコテコテなキャラ付けがされた美少女キャラが多数登場だ。
中国代表の名前がチャン・リンシャンでこのリアクション。
薬師丸ひろ子のリンスインシャンプーのCMネタじゃねーか!
さすが9年前のゲームだけあって時代を感じるぜ。
いや、待てよ……。
あのCMって1989年だから、9年前でもめっちゃ古いネタだったわ!
古いCMネタを更に被せるんじゃない!
今回もアメリカンドリームが詰まっているアメリカ代表。
前作から登場してるキャラも、立ち絵がリファインされてより魅力的になってるぜ。
イギリス代表でパペット人形とおしゃべりする、
厨二病キャラのブラック・アリアも可愛い。
巨乳が基本のゲームに貧乳がいると可愛く見える法則。
エロさだと肉食系のブラジル代表が非常に強い。
試合はゲージを溜めて放つ必殺技ありのビーチバレー。
基本は10ポイントで1セット先取。決勝戦などは2セット先取のルールとなるぞ。
操作はキー操作&ワンボタンで行い、
移動はこちらが入力するまでオートで行ってくれる形式だ。
基本的には前作とまったく同じシステムだが、
ブロックが決まりやすくなっているなど改善点もあるし、
ドットが描き直され、キャラの動きが滑らかになっている。
簡単操作でNPCとの連携や必殺技が可能な作りで、
ガラケーのキーで操作するスポーツゲームとしてよく出来ているシステムだ。
メインキャラが必殺技を撃つ時のカットインや、状況に応じて変わるセリフも見所だ。
各キャラに存在感あるのはこれのおかげだよなぁ。
試合で好成績を取れば相手の水着を奪取可能!実力差を見せつけて引っぺがせ!
スタンダードばものからセクシーなものまで。こちらも国際色豊かになっているぜ。
性能差は無いのでお気に入りのものを好きに選べる。
そしてッ!今回からの新システムがこの「日焼けシステム」!
同じ水着を着て日差しが強いステージで戦い続けると、
その水着に対応した日焼け跡を選択可能になる。
好きな水着と、好きな日焼け跡を組み合わせられるのだ!
素晴らしい凝りっぷり。
お約束の着せ替えシステムをよりエキサイティングなものにしている!
携帯アプリの美少女ゲームで、こんな先鋭的なことをやっている作品があったとは!
ストーリーは前作同様に、ボケのしずくとツッコミのはるなに、
個性的な対戦相手が絡んでくるドタバタノリ。
今回はギャグが面白くなってるし、
友情&スポコンモノとしてもイイ感じになっていて進化を感じるぜ。
ストーリーも一本道だった前作から変化し、選択肢によって分岐する構成に。
エンディングも3種類になった。
ただ、システムが単純なので1試合が単調かつ、長引きがちなのは前作そのまま。
「早めのタイミングで連打」を心掛ければほとんど負けない。
なので、この辺のやり込み要素は面倒に感じてしまうなぁ。
フローチャートは見れるんだけど、好きなシナリオからやり直したりも出来ないし、
分岐条件が複雑なのか、
選択肢を変えたのに同じエンディングに辿り着いてしまったりも。
前作は勝つだけで水着や必殺技が貰えたが、
今回はAランク以上じゃないと貰えないのも大変だ。
まあ、ここはVSモードでも良いのが救いだが……。
同じ相手に勝つ度に相手のプロフィールが解禁される要素などもある。
前作からパワーアップしていて「飛翔編」の名に相応しい内容にはなっているんだが、
やり込み要素が増えた分、面倒に感じてしまう要素も色々。
まあ、当時のガラケーでチマチマやる分にはこのくらいで良かったのかもしれない。
そこら辺を加味しても、
今の時代に500円で買える美少女ビーチバレーゲームとしてイケてる1本だ。
続編の配信も待たれる……!