『ライジングヘル』のレビュー行くぜ!
メーカー:コーラス・ワールドワイド
機種:Switch/PS4/Xbox One/Steam
ジャンル:ローグライトアクション
発売日:2021/5/20~21
価格(税込):990円
地獄を舞台にしたローグライトアクションだ。
遊ぶ度に変化する地形を乗り越えながら上へ上へと進んでいく構成。
鳴り響くメタルなBGMを体に受けながら、
怪物共の脳天に自慢の一撃を叩き込むゲーム!
2Dのローグライクだのローグライトだの……もう見飽きたわ!
って思うところだけど、アクションの感触と、
勢いが付くと敵を圧倒出来るバランスが気持ち良い作り。
値段もお手頃だし良いゲームだったぜ。
ストーリーは地獄に囚われた3人の戦士たちがメフィストの力を借り、
自由を求めて悪魔たちを打ち倒していくというものだ。
名前に信用できる要素が一つもねぇ!
使えるキャラは3人。
様々なメリットとデメリットがある装備も選択して出撃するが、
初期状態だとキャラも装備も1つしか選べない。
繰り返しプレイして「ケガレ」を溜めることでアンロック可能となっている。
移動、攻撃、二段ジャンプ、無敵ダッシュ、壁キックを駆使してひたすら上へと進んでいく。
展開がスピーディだし、敵の頭上に移動すると自動で発動する「ヘルブレイク」が良い。
これは強力な一撃をぶち込んだ後に上に飛びあがる技で、
複数の敵に連続で決めると爽快。
この「ヘルブレイク」はオプションでボタン発動に切り替えも可能となってる
その場合は、発動可能な状態になるとアイコンが出るので分かりやすい。
ザコがたまに落とす魔装具を拾うと、一定時間強力な攻撃が可能!
3種類あり、これは殴った敵の周りにいる敵に雷を浴びせる魔装具だ。
派手で気持ち良い。
短いエリアを次々に進んでいく構成で
エリアには「炎熱の試練」「罪滅ぼしの霊廊」「いけにえの墓標」「偽善の絞首台」など。
イイ感じに気持ちが盛り上がる名前が付けられている。
普通に進むエリアから、ギロチンだらけのエリア、
毒ガスや炎が追いかけてくるエリアまで様々。
繰り返し遊んでるとエリア名で地形が分かるようになるので、
進みやすいエリアを選択していくことになるね。
俺は足場が少なくて、敵を連続で倒しながら登っていくエリアが好き。
敵を倒した時に手に入るタマシイで買い物も可能。
店の品揃えはランダムで、買えるのは1つの店で1回のみ。
特殊な効果のあるアーティファクトは強力なもの揃いなので、
買えば買うほどモリモリ強くなる。
攻撃力を補正するアーティファクトを複数買えれば、ボスの体力もゴリゴリ削れる。
攻撃した時に低確率で体力が回復するものや、
敵が回復アイテムを落としやすくなるものもあるので、
この辺を抑えるとプレイが一気に安定するぜ。殴りまくって傷が癒える!
見るからに邪悪なボス悪魔も最初はかなり強く感じるんだけど、
何度も遊んでパターンを見切ってキャラをしっかり強化出来れば、
攻撃力と回復力でゴリ押しも出来ちゃう。
ステータス底上げした状態で、魔装具使ってボスをボコボコにするの最高だぜ。
最初に使えるアロクは接近攻撃だけど、他の2人は遠距離攻撃がメイン。
一気に手触りが変わるというか、『魂斗羅』みたいな感じになる!
それぞれエンディングも違うし、1度クリアすると難易度を上げられる。
様々なお題に挑む別モードがあったりと、やり込みも盛り沢山だ。
地獄の深さは底知れないぞ!
軽快に敵を倒しながら装備を強化して、
右肩上がりにキャラを強くしていくのが魅力のゲーム。
上手くアーティファクトが揃った時の無双っぷりが格別。
BGMもノリノリだし、1プレイが短いのも長所だ。
よくある構成のゲームではあるんだけど、まとめ方が上手い。
ゲームの雰囲気的にもバランス的にも、
流れに上手く乗った奴が勝つ!って内容だ。
ちょっとダメージ床や敵のグラフィックが見辛いところもあったけど、
初期状態だと程良い難易度だし、
爽快さ重視のローグライクアクションとして面白かったね。
いや、ローグ「ライト」だったか……この辺の定義はあやふやでよく分からんぜ!
面白かったので、地獄に行って帰って来たい人は是非。