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ペンライトを振って悪霊を除霊!バーチャルアイドルよ俺に力を!『推色-オシイロ-』レビュー!【Switch】

 

 

推色-オシイロ- ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

推色-オシイロ- | くそいサイト

 

『推色-オシイロ-』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:レジスタ

機種:Switch

ジャンル:アクション

発売日:2023/2/2

価格(税込):1490円


 

ペンライトを振って悪霊を除霊する新感覚のホラーゲーム!

御札とか霊能力とかいらないぜ!俺にはオタ芸があるからな!というノリ。

劇中に登場するバーチャルアイドルであるリジェネビーツの声を、

実在するVTuberである姫熊りぼん、丸餅つきみ、夢川かなうが担当しているのも特徴だ。

 

開発はただすめん氏。

2007年に開設されたくそいサイトというサイトで、

勢い任せの一発ネタみたいなゲームを量産してるお方だ。

名は体を表すを地で行くサイト名である。

代表作は『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』辺り。

 

本作はフリーゲームとして発表された作品に、

追加要素のミニゲームを加えてNintendo Switchに移植したタイトル。

良くも悪くも一発ネタで意外とホラーゲームしてるところまで含めて笑えたけど、

1490円(発売記念セールで990円)と思うと

「これで終わり!?」ってなってしまうかなぁ。

 

 

舞台はさいたま……じゃなくて千葉レジェンドアリーナだ。

主人公は活性化した悪霊たちの調査をするために潜入するが捕まってしまう。

しかしそこで悪霊を除霊できる不思議なペンライトを拾って脱出!

探索を進めて悪霊たちの根源に挑む!という内容だ。

 

 

入口にはライブをやっていたバーチャルアイドルたちのポップが立ち並んでたり。

普通にかわいい。

 

 

悪霊とのバトルはペンライト頼み!

悪霊には赤、青、緑の3色どれかの属性があるので、

対応した色のペンライトを振って攻撃するのだ。

悪霊をよく見ると頭に対応したペンライトを丑の刻参りみたいに付けてるし、

ゲージなどでも判断が付くようになってるぞ。

 

 

振って攻撃してる間はテーマソングの「推色サイリウム」が流れ、

「ハイ!ハイ!」という合いの手も入る。

ホラーゲームとは思えないテンションの高さだ!

除霊のために推しの力、お借りします!

 

しかし間違えたペンライトを振ると体力ゲージが減ってゼロになると死亡。

推しを間違えると命の危険があるってわけだ。

途中で属性が変化する悪霊も存在するから、

ペンライトを振るだけの連打ゲーではなく切り替えも重要。

たまに属性が赤、青、緑に次々変わる悪霊もいて、

「コイツ……箱推しかッ!?」って焦る。

 

 

悪霊に接触されたら即死かつチェックポイントからやり直しなので、

逃げながら着実にペンライトを振り続けないといけないし、

見通しの悪い曲がり角では慎重な確認が大事だ。ビックリ演出も多め。

バカゲーかと思ったら割とホラーゲームでびっくりするぜ。

 

 

ゲームとしてはステージクリア型で、

悪霊を退治しながらあちこちにあるバーチャルアイドルのイラストを探す。

 

 

見つけたらサイリウムを振って消す。全部消したら次のステージへの繰り返しだ。

道は複雑じゃないし、サイリウムを出さずにじっとしていると、

次の目的地がマーカーで表示される親切設計。

 

 

と、そういうゲームなんだが、

戦闘システムは単純なのでやることはずっと同じ。

悪霊の方を向いたまま逃げつつボタンをポチポチ押すだけだ。

もっと音ゲーっぽいシステムで遊びたかった。

 

ストーリー説明は最低限なので序盤を過ぎた後は淡々としていて、

登場するアイドルたちのこともよく分からない。

ペンライトを振ってる間はテーマソングが流れると書いたが、

毎回頭からになるのでちょっと飽きてくるぜ。

その分フルで聞けた時の感動があるといえばあるが……。

 

アクションゲーム慣れてればクリアまで1時間も掛からないボリュームなので、

「エンディングのノリは好きだけどこれで終わり!?」ってなったなぁ。

 

 

本編とは別にミニゲームとして、

くそいサイトの過去作と『推色-オシイロ-』のコラボ作を収録。

Nintendo Switch版に関してはむしろこっちがメインかもしれない。

とりあえずマッチョを出して笑いを取りに来る、小学生マインドに溢れた作品たち!

どれもゲームとしては非常に簡素だが強烈なインパクトがある。

 

 

『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』がNintendo Switchで遊べるとは……。

寿司を食べ続けないと体力が減って死ぬゲームです。

本編そのままではなく、『推色-オシイロ-』要素を加えた短編となっているぞ。

 

 

こちらもTwitterで話題になった『ぴえん』。

ペンライト要素を加えたアレンジミニゲームとなって登場だ。

ホラーゲームとして普通にこええ気がする!

 

 

コンセプトは面白いし、

意外とホラーゲームとしてお約束な作りなのも好きだけど、

ゲームとしてはシステムそんなに練り込んでない一発ネタって感じだ。

最初にも書いたがフリーゲームならともかく、

「1490円(発売記念セールで990円)」だとどうしても気になってしまう……!

単発のゲーム実況で遊ぶ分にはなんだかんだ楽しいので、

そういう用途で遊ぶ人か、くそいサイトの過去作ファン向けだね。