G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.4「Innocent Noise」 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.4「Innocent Noise」』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2023/9/28
価格:800円
2005年頃に元気(ゲームメーカー名)がガラケーで展開していた『サイコミステリー』シリーズの4作目を移植した物だ。超常的な力を持った登場人物たちが、聖書や神話に準えた凄惨な事件に挑むシリーズ。純粋な推理モノというよりは、怒涛の展開や人間模様を楽しむ作りかな。
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毎回主人公が異なるシリーズだが、今回はvol.2から登場の三島遥がメインだ。未来視を持つ女刑事の遥と、その幼馴染で天才的な推理力を持つ相田衛のコンビ。
減給上等で体当たりの捜査をしまくる遥と、冷静な判断力でなんとかストップを掛けようとする衛のやり取りが魅力。顔を合わせれば文句と嫌味ばかりだが、深いところではしっかり信頼がある。
今回も導入編と本編の二部構成。
導入編では相田衛がとある殺人事件の容疑者に!主人公の相棒が容疑者になるネタ使うの早くないか!?まあ、今回は軽めの疑惑だったし今後まだ使えるネタかな。あの神宮寺三郎先輩とか3回くらいなってた気がする。
導入編で殺人事件を解決したもの真犯人は自殺。そこから幕を開ける連続自殺事件に挑むのが本編だ。
犯人が遺した遺書には「自分が自分で無くなりそうなのが怖い」という趣旨の文章が遺されており、自殺した人間の遺書として異常。それが1件だけでなく連続している。彼らを狂わせた悪魔の囁きの正体とは。情報を集めて真相に迫れ!
ゲームとしてはこれまで同じオーソドックスなコマンド式。あちこち探索をして事件を追っていく。
遥には1日に1回だけ使える未来視があり、特定のタイミングで使うことで事件の手掛かりが手に入る。例えば未来視で逃走する関係者を先回り出来たりとか。しかし断片的な未来を見ることしか出来ないため、使っても何も証拠が手に入らないこともある。
集めた証拠はリストに記録されていき、すべて埋まっているとトゥルーエンド。抜けがあるとバッドエンドという構成だ。基本的にゲーム進行で上から順番に埋まっていくので、マメにセーブ&ロードしながら進んで、未来視で証拠取るタイミングも逃さない……って感じになる。
今回は遥がカイジみたいな男に優しくされてしおらしいところを見せたり……。
関西弁の胡散臭いルポライター羽崎静香という新キャラが登場したりする。この手のゲームではよくいるタイプだな!
今回も2時間ほどでクリアできるボリュームだ。
不気味にもほどがある連続自殺事件を追って証拠を集め、繋がった情報は闇の深い真相へと登場人物たちを導く。トリック周りはさておき、新キャラは話の幅を広げるのにちょうど良いポジションだし、キャラの立ち位置が固まった4作目ということもあって安定感のある仕上がりだったぜ。