Hot Blood ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『Hot Blood』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはPS5版ね。
パブリッシャー:eastasiasoft
機種:PS5/PS4/Switch/PC
ジャンル:アクション
発売日:2024/7/2
価格:900~1500円
日本に胡散臭いゲームを輸入する秘密結社eastasiasoftの最新作。
ローポリ風?の美少女キャラを操作してゾンビをぶちのめす3Dアクションゲームだ。非常に分かりやすいコンセプト。
ストアページでは『Drunken Fist』の作者の最新作であることを推しているが……。
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こういうデキなので「急に自白してどした?」という印象になる。大半の哺乳類は『ドランク・フィスト』なんてゲーム知らんし、知ってる奴からは良い印象ないぞ!
ただ、『ドランク・フィスト2』から手触りを引き継ぎつつ、大味だけどちゃんと攻略する面白さや爽快さのあるゲームに仕上がってた。
定価ではオススメしないが、頭空っぽにして遊ぶ分にはなかなか楽しい1本になっていたぜ。今のところ今年遊んだeastasiasoftのゲームでは一番好き。
彼氏と一緒にデートしていた主人公が、ブティックで着替えてる時にゾンビが大量発生!ゾンビをぶっ飛ばしながら彼氏を探せ!という3Dアクション。「オーマイガッ!ゾンビじゃん!!」
更衣室を飛び出した主人公がそのまま素手でゾンビを粉砕するチュートリアルからゲームは幕を開ける。ゾンビ狩りの始まりだぁ!
いきなりのイヤボーン(物理)にプレイヤーは戸惑いを隠せない。
舞台となるのはショッピングモールとその周辺のお店。自由に歩き回って緑色の矢印が出ているエリアに入るとゾンビとのバトル開始。ゾンビを全滅させればエリアクリア。矢印が表示されたエリアをすべてクリアすると、最終ステージへ突入するという構成だ。
3Dアクションゲームと昔のベルトスクロールアクションの中間っぽい作りだね。
主人公の攻撃はパンチとキックによるコンボ、足払い、武器だ。
ショッピングモール内の商品を投擲武器として使えるのは『デッドライジング』を思い出す。
アーケード筐体のスティックもいで敵にぶつけられるゲーム初めて見た #HotBlood #eastasiasoft pic.twitter.com/0muTgDigwV
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) July 4, 2024
投擲武器はあんまり強くないが、ゲーセンでアーケード筐体のスティックをゾンビにポイポイ投げれるのは好き。
チェーンソーも使えるぜ!
『デッドライジング』と『ロリポップチェーンソー』を足してeastasiasoftで割ったようなゲーム!eastasiasoftで割ってしまったらそれはもうeastasiasoftでしかないんよ……!
『ドランク・フィスト』は最初と最後くらいしかデモシーンが無かったが、本作はゲーム展開に合わせて一枚絵とセリフが挟まるぞ。これはめっちゃでかい怪物と対峙したシーン。めっちゃ……でかい……?
めっちゃでかかった!さっきのイラストどうなってんだよ!
簡単コンボでゾンビをボコボコにしていくアクション!
ではあるんだが、ザコゾンビに混じってるデカいゾンビはかなり強く、連続攻撃を喰らうと一瞬で体力が削られる。落ちているバット、チェーンソー、ハンマー、銃などを使えば簡単だが、ちょっと使うだけで壊れてしまう。
エリアに入る前にデカいゾンビの数と武器の位置を確認して、どの順番で動くか攻略を組み立ててから突入!というのが重要になるバランスだ。
足払い攻撃もかなり有用で、攻撃力は低いがゾンビをダウンさせられる。通常コンボ、足払い、武器の3つを状況によって使い分けるゲームである。最初はパンチとキックしか使えないが、ゾンビを倒すとレベルアップして体力が伸びたりコンボが増えたりする楽しさもあるぞ。
あれ!?結構ちゃんとしたアクションゲームじゃん!?
ちょっと演出がクドいがゾンビにトドメを刺す度にスローモーション演出が挟まるし、ゾンビへの攻撃でショップ内の棚や小物も吹き飛びまくるのが痛快。
武器は壊れやすい分マジで強い。通常攻撃だとなかなか倒せないデカいゾンビも瞬殺できるのだ。ちゃんとアクションゲームとしての気持ち良さがある。
しかし回し蹴りでゾンビの頭部を軽く粉砕して、エリアのゾンビを全滅させるとノリノリの謎ダンスを決めるこの主人公は何者なんだよ……。蹴りのモーションがかなりキレッキレでかっけぇんだよな。
回復アイテムはあちこちに落ちているコーラでストック可能。割とガブ飲みできるが、使い過ぎるとすぐ無くなる。コーラが減ってきたから慎重に動こう……と進めているといつの間にか結構溜まっている。かなり絶妙なバランスだ。
フィールドは結構広いが、迷うほど広くはなく、矢印が出ていない場所にも武器やコーラが落ちているから探索の旨味もある。ここも考えられてるね。やられても1つ前のエリアから再開できるので難易度は高くない。
ゾンビを倒してお金を集めるとコスチュームをアンロック可能。カラーリングも変更可能だ。着ぐるみから水着まで色々ある。
見てくれよこの角ばったケツ!
背景やモーションが綺麗だからあんまり「ローポリ」感は無いんだが、この辺はセガサターンのゲームを思い出すな。
ちなみにSteam版限定で有料の全裸パッチがあるようだが……私は遠慮しておきます。
2時間ほどでサクッとクリア。
終盤の脳ミソを一回ゴミ箱に捨ててから考えたような展開は頭抱えたが……チープながらアクションゲームとしての丁寧さも見えてくる作りで、安っぽい内容にツッコミを入れながら攻略していくのは結構ハマってしまった。
酔っぱらいがグダグダな戦いを繰り広げる『ドランク・フィスト』からちゃんと進化しているじゃん。酒抜けた?
トロフィーはクリアしなくても取れる簡単なものばかりで、投擲武器でゾンビをいっぱい倒すものだけ少し面倒なくらいかな。
ゲームとして単純で割とゴリ押しでなんとかなる箇所も多く、定価の900~1500円で買うのはオススメしないが、セールで買って雑に遊ぶ分には良いゲームかも。
悪くなイーストアジアソフトでした!