ホーンテッドヘルハウス ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『ホーンテッドヘルハウス』のレビュー行くぜ!
俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。
パブリッシャー:HUNTERS
機種:Switch/PC
ジャンル:2Dホラーアドベンチャー
発売日:2024/8/8(Switch)2021/10/30(PC)
価格:200円(PC版は無料)
2Dドットで表現されたホラーアクションだ。
開発は10年以上活動を続けている個人ゲーム開発者のHUNTERS氏。XBOX360インディーゲームでも活動実績のある古参だぞ。
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HUNTERS氏のゲームは一昔前の同人ゲームを思わせる素朴さだが、どれも好きな人が楽しんで作っているのが伝わってくる。独特のセンスも含めて、なんだかクセになる作品揃いだ。
本作はホラーゲームではあるが、過去に発売されたくにおくん風アクション『龍炎高校伝説』のスピンオフ。くにおくん風のホラーゲームという、斜め上の作品が爆誕していたぞ!
エピソード1と2の二部構成で、エピソード1では遊園地にやってきた4人の高校生の物語が描かれる。4人とも『龍炎高校伝説』のキャラクターで、ピエロが案内するお化け屋敷に入ったが何かがおかしい。
明らかに本物の死体が転がってるし、屋敷の仕掛けも本当に怪我をするものばかり。殺人ピエロの襲来もあり、高校生たちは1人ずつ殺されていく……という流れだ。
一本道の屋敷を探索してカギを見つけて次の階へ進む、を繰り返す作りで、ビックリ演出を繋ぎ合わせただけの展開も含めてお化け屋敷っぽい構成。
いきなり飛んでくるナイフ、いきなり飛び出す手、襲ってくる殺人ピエロの攻撃を受けると体力が減り、ゼロになると死ぬ。けど瞬時に手前からやり直せる。ひたすら逃げながらの探索だ。ラストシーンはちょっと手こずるが、テンポは良いし難易度は低いぞ。
一応ホラーゲームらしい恐怖展開になっているものの、屋敷の内装が無国籍過ぎるし、ドットもコミカルなタッチなので、全然怖くないような、これはこれで不気味なような……という何とも言えない雰囲気で進み、EDの演出でそれが爆発!色んな意味でスゴかった!君たちの目で確かめてくれ!
続くエピソード2では、なんと『龍炎高校伝説』の主人公である龍一くんを操作する。妹のみゆきに聞いた遊園地のお化け屋敷に、単身乗り込むオープニングからスタートだ。
操作説明開いた瞬間に大笑いしちゃった。
マシンガンキック、旋風脚、ドラゴンナックル、ドラゴンアッパーが使えるホラーゲームってなんだよ!
くにおくんでホラーゲームをやるという常人のセンスではないゲーム #ホーンテッドヘルハウスhttps://t.co/6Ls8EWjxE3 pic.twitter.com/HN96kVhPk0
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) August 7, 2024
基本はエピソード1と同じマップを同じ流れで探索していくことになるが、主人公が熱血硬派なので殺人ピエロをボコボコに出来る。なめてんじゃねーぞ!
殺人ピエロは「すくりゅう」で吹っ飛ばして「旋風脚」で起き攻めすれば倒せるぜッ!
エピソード1では分からなかった屋敷の背景が明らかになる完結編。
「結局なんだったんだ……?」という感想にはなったが、エンディングで綺麗に終わった感出してるからまあいいか!
エピソード1と2を合わせても30分くらいで終わるし、ゲームとしてはオススメするほどではない。
しかしこの「くにおくんがホラーゲームの世界に乱入して全部ぶっ壊す」的な発想と気持ち良さは唯一無二。割とホラーしてたエピソード1をエピソード2の前振りにする構成も面白く、この発想だけで遊んで良かったと思えたぜ。
PC版は無料、Switch版も今セールで100円なのでサクッと遊んでみよう!