東京ゲームショウレポート!
MOSSは90年代に一世を風靡したシューティング『雷電』を現代に受け継ぐメーカーだ。ブースこそ小さいものの、10月31日発売の最新作である『雷電NOVA』のプレイアブル展示と、ここが初出しだったコレクションタイトル『RAIDEN FIGHTERS REMIX COLLECTION』の告知がされていたぞ!
『RAIDEN FIGHTERS REMIX COLLECTION』は『ライデンファイターズ』シリーズ3作品を1本にまとめたタイトルで、海外版や新規のアレンジBGMも収録。移植はXBOX360『ライデンファイターズ エイシズ』以来となるので貴重なタイトルだ!一応dotemuがSteamで移植してはいるんだが、移植度の低さで評判が悪かった。
360版はもうプレミアついててダウンロード版や後方互換対応も無かったので、シューティングゲームファンにとっては待望の1本だぜ。
体験プレイしてきた『雷電NOVA』は2.5Dの全方位シューティングとして生まれ変わったシリーズ最新作。押し寄せる大量の敵と、経験値を稼いでスキルを積み重ねることでどんどんパワーアップしていく爽快感が特徴だ。
今更『雷電』をヴァンサバ風にして4800円で売ってどうするんだ……と思ったが、元々、『ヴァンパイアサバイバーズ』は往年のアーケードシューティングを現代的に発展させたタイトルで、そこに90年代の王道シューティングの代名詞である『雷電』が合流するのは、順当な進化と言えるかもしれない。
画面構成がごちゃごちゃしてたのと、今回の体験プレイだとボス戦が遊べなかったのでまだ判断は難しいが……。パワーアップを重ねながら敵を薙ぎ払う爽快さと、ちょいちょい大型の敵が突っ込んでくる点でメリハリは出せている。
ガンガン飛んでくる高速弾の避けを重視した手触りと、ライフ制で遊びやすくしてあるところは雷電+ヴァンサバの折衷案だ。
ヴァンサバは経験値が溜まると自動でレベルアップしてスキルを取るが、本作は弾避けを重視してるので、プレイヤーが任意でボタンを押してスキルを取得できるようになってる。避けてる最中にいきなりレベルアップ画面が挟まってテンポが崩れたりしないってわけね。
強烈に惹かれる箇所は無かったが手触りは悪くなく、機体の使い分けや成長バランスも含めた本編に期待ってところかな。MOSSといえばひっそりと『Petit Petit Petit』なるサバイバー系ゲームを出していたが、『雷電NOVA』の試金石だったのかも。
ステッカーとチラシをゲット!
10月31日は見極めさせてもらうぞ!