絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

過去最大の盛り上がりを見せたインディーイベント『東京ゲームダンジョン6』行ってきた!

 

東京ゲームダンジョン 6 ► 2024年10月27日(日)、東京・浜松町でコスパ最強のインディゲーム展示会を開催!

 

東京ゲームダンジョン | 2025年2月に東京・浜松町でインディゲーム展示会を開催(@TG_Dungeon)さん / X

 

すっかり遅くなってしまったが、10月27日に浜松町の都立産業貿易センターで開催された『東京ゲームダンジョン6』のレポートだ!

デカい会場!安い料金!がウリになっているインディーゲーム展示会で、2022年からハイペースで開催され毎回大盛況。『地球防衛軍6』『ストリートファイター6』『アーマードコア6』『風来のシレン6』など、何かと6作目がシリーズ屈指の出来になりがちな昨今だが、こちらも開催6回目。

 

今回はワンフロアの1日開催で、前売り券の売り上げは過去最大だったとのことだ。

 

会場の模様~イベント内企画など


毎度来てるからすっかり見慣れた都立産業貿易センター。今日もクリスタルタワーの如く迫力でそびえ立っている。メシが食えるテナントもいっぱい入ってるんだが、やっぱり今回も浜松町駅近くの焼肉ライクで済ませてしまった。

 

 

俺の東京ゲームダンジョンは1階のキラーマシンに挨拶するところから始まる。

 

 

入口のメインビジュアルが今回も可愛い。

右下に記念撮影用の武器が毎回置いてあるけど、この付近は毎回混雑してるから、使って写真撮ってる人見たこと無いな……。人が少ない時間帯だといるのかも。

 

 

デカい机にドサッと並べられたチラシの山がダンジョン名物。

 

 

ダンジョン内に存在する人外ゲーム島への地図も置かれているぜ!おいでよ人外の島!

去年から始まったイベント内イベント。メカからモンスターまで人外の世界は芳醇だ。

 

 

スタンプラリーを行っているサークルもあったぞ。

8つのサークルを全部回ってコンプしたら景品1つゲット!

景品は画集にシールからSwitchソフトのDLコードまで色々だ。

俺の場合は時間無くて回れなかったがいい企画。

 

というわけで見てきたブースとゲームを紹介!

『ロープくんアドベンチャー』ロープを引っかけるだけの操作でバトル&謎解き!【PC】

 

ブース名:Kei26

Steamページ:ロープくんアドベンチャー

制作アカウント:@kei26game

 

「ロープを置く」ことしか出来ない主人公を操作するアクションゲーム。ピンを設置した場所を起点にロープを伸ばすことが出来るので、スイッチに巻き付けて起動させたり、敵を縛って倒したり、敵の攻撃をロープで跳ね返したりして進んでいく。敵やボスの攻撃をある程度先読みして、ロープを使ったカウンターを狙っていく感覚が楽しい。

触ってすぐに分かる基本ルールと操作も上手くまとまってるね。

 

 

ロープくんのぬいぐるみも置かれていたぞ。

 

『SHOJING(ショウジング)』猫が!ジャンプして!障子を破る!【PC/iOS/Android】

 

ブース名:Kafka Games

Steamページ:SHOJING ショウジング

制作アカウント:@miyamotoclub

 

猫を操作して障子を次々に破っていくアクションゲーム。猫は自動で障子に向かってジャンプするので、プレイヤーはマウス操作で猫の軌道とジャンプの高さだけを調整するのだ。人間や戸を避けて良い感じに障子にダイブ!キャラのアニメーションと賑やかなゲーム画面だけでもテンションが上がるぜ。

 

マウスで細かいジャンプ調整をするのが単純故に白熱するし、障子を破るタイミングをBGMと合わせてあるので、リズムゲーム的な気持ち良さも満載だ。ちょっと触っただけでも良く出来てるのがすぐ分かる。俺、猫が障子を破きたくなる理由分かった!

 

 

ワクワクするメニュー画面。ボス戦はまだ開発中とのことで気になる。

ブースに置いてあった手作りの工作看板も凝った作りだ!

 

 

遊んだ後にチラシとステッカーを貰って離脱。うーむ、かわいい。

『ロボ王 vs ウチュメガファイト』ピクセル格闘ゲーがVSコラボ!【PC】

 

ブース名:劇団カレーライス/Foxy Boxy Games

制作アカウント:@uchuzine/@ROBO_OH

 

こちらの合同ブースではフリーの『ジョイメカファイト』風格ゲーである『UCHU MEGA FIGHT(ウチュメガファイト)』と、8bit風格闘ゲーム『ROBO OH』を展示!アップライト筐体風にしてあるのがインパクト大。

どちらもイベントやコラボ、アップデートを精力的に行っているタイトルだ。

 

 

ROBO OH』は2020年発売タイトルで俺も昔買っていたんだが、2024年の大型アップデートで新しいメインビジュアルに新キャラなど大幅パワーアップ。お値段据え置き205円!ロボ同士が激突するファミコン風の格闘ゲームとしてよく出来てる。王は歩みを止めないのだ。

 

 

最新作である『ロボ王 vs ウチュメガファイト』も展示!この2タイトルのキャラがタッグを組んで激突する対戦格闘ゲームで、『UCHU MEGA FIGHT(ウチュメガファイト)』側が開発。ゲームエンジンのPICO-8をフル活用して制作されている。

 

同人ゲームやインディーゲームでコラボはよくあるけど、格闘ゲームで「VS」シリーズをやった例は初めて見る。この雰囲気が何より魅力的だし、方向キー+2ボタンというゲームボーイレベルのボタン数で交代アリの格闘ゲームに仕上げてるのが凄いぜ。

体験プレイでは使えるキャラも少なかったけど面白かった。

『デビルリバーシ』重ねて重ねて大連鎖出来る!悪魔的インフレリバーシ!【PC】

 

ブース名:喜多山浪漫

Steamページ:DevilReversi

制作アカウント:@RomanKitayama

発売日:2024年11月21日

体験版配信中

 

元ゲーム会社社長で現在は小説家として活動する異色のクリエイター。喜多山浪漫 氏による新作ゲームだ。

「勝敗は稼いだスコアで決まる」「石の上に石を置ける」というデジタルゲームならではのルールが特徴。体験プレイだとなかなかコツを掴むのが難しかったが、石を積み上げてどんどん連鎖でスコアを稼ぐシステムや、自分の石を生贄にして石を動かないように出来るシステムなど。派手にはっちゃけつつも捻りのある作りが興味深かった。

 

キャラデザがヴァニラウェアの神谷盛治 氏、BGMは崎元仁 氏という豪華スタッフも注目。キャラが悪魔的にかわいい!

 

 

ブース内には喜多山浪漫 氏をモチーフにしたマスク「ルチャロマン」が展示されていたぞ。イベントでは最大5人でこれを被って宣伝するとか。

なんか……既視感があるな!

『ガンナーちゃん!』ロックオンで撃ちまくり!キャラが可愛い2.5Dアクション!【PC】

 

ブース名:kido

Steamページ:ガンナーちゃん!

制作アカウント:@kido0617

 

見下ろし視点の2.5Dアクションシューティングで、銃で武装した可愛いガンナーちゃんを操作し、可愛い敵をハチの巣にしていく内容だ。敵の攻撃は無敵ダッシュで回避!入る度に構造が変わるローグライク作品になっている。

 

『エンターザガンジョン』以降に爆増したタイプのゲームだが、ロックオンした敵を自動で狙い撃つシステムがあり、近接攻撃や無敵ダッシュの挙動も早いので非常にスピーディ。カニみたいなボスもナイスデザイン。動かしていて楽しい手触りだった。

 

一撃痛快! かわいい短編ローグライクアクション『アタッカーちゃん!』【Steamジャケ買い1本勝負 第122回】 | GAMERS ZONE

 

同じ作者さんが以前に制作した『アタッカーちゃん!』が面白かったのでこちらも期待。俺はガンナーちゃんになる!

『キメキャワ♥限界ビートちゃん!!』工場作業+リズムゲーム=限界リズムゲーム!【PC】

 

ブース名:Team Kimekyawa

Steamページ:Kimekyawa♥GenkaiBeat-chan!! on Steam

制作アカウント:@matsu_friends

 

工場で働くビートちゃんを操作して、ベルトコンベアで流れてくる果物をひたすらプレスするゲーム。限界が訪れるとワンダーモードに突入し、ビートちゃんの恰好が作業着からかわいい服に、流れてくる果物はかわいい生き物に、後ろに突っ立ってるおっさんはネコに変化!

でも「そう見えているだけ」なのでやる仕事は変わらない!という限界リズムゲームである。これはかなりきてますね……。

リズムゲームとベルトコンベア作業の中間くらいのプレイ感覚で、体験プレイだと1プレイが長く感じたぜ!ある意味正しいバランス。

 

給料を稼ぐことで様々なパワーアップを購入できるシステムがあるので、実際はリズムゲームというより、クリッカーゲームに近い構成だ。

 

フリーゲーム版が大人気でグッズやサントラも作られた作品で、2024年予定のSteam版では、ストーリー要素の追加などのパワーアップが予定されているぞ。

世知辛さが増し増しになりそう!

 

キメキャワ♥限界ビートちゃん!! | フリーゲーム投稿サイト unityroom

 

フリーゲーム版はこちら。

 

 

ブースではビートちゃんのポップが存在感あったし、4人で遊べる簡単リズムゲーム『Pastel☆Parade』との共同展示でコラボイラストも飾られていた。遠くからも分かるキラキラしたポップさに溢れていて大盛況!

 

でもこのコラボイラスト、ビートちゃんが見てる幻覚で、実際のこの4人はそこら辺に立ってるおっさんなんじゃないか……?という疑念が拭えない。

 

 

アクリルスタンドなども飾られていたぞ

 

 

体験プレイで可愛いポストカードや製作スタッフの名刺、キラキラシールが貰えたぞ!

シールは3種類から選べたのでヨシ!のやつにした。

『至れり尽くせリ』舞台は2000年台前半の上野!?平成レトロな1次元ローグライク【Switch/PC/iOS/Android】

 

ブース名:石乃浦骨董店

Steamページ:至れり尽くせリ

制作アカウント:@ishinoura

発売時期:2024年予定

 

2000年代前半の上野を舞台にしたRPGだ。

一本道のマップを「進む」「戻る」だけで探索していき、戦闘やランダムイベントをこなしてキャラを強化する構成。勝てなかったらウロウロしてキャラを強化すればいいが、ターン制限があるので悠長にしすぎるとNG。

 

石乃浦骨董店の過去作である『ヒュプノノーツ』を踏襲したゲーム構成になっている。そちらはコマンド式RPGという形で登場キャラの成功、挫折、人生を表現したセンスが凄かったんだが、今回は舞台が2000年台前半の上野。バーテンダーの主人公が行方不明になったキャバ嬢を探してる時に、神を探している謎の女に出会うのがオープニング。

 

ファービー風人形や着メロ、ストリートミュージシャンなどなど。当時のカルチャーをふんだんに盛り込んだ道のりで、夜遊び男子やらギャルやらタバコ屋のおばさんやらゴミ袋やら意識高い系の友人やらとバトル!夜の街での日常をRPGに落とし込んだゲーム構成。俺は一体何を遊んでいるんだ……と困惑しつつも、独自の空気感にグイグイ引き込まれたぜ。

 

30代以上なら「あったあった!」と思うネタ満載とクセの強いボイス、いかにもなセリフ回しで笑えるし、育成とアイテム管理に頭を悩ませるバランスも手応えあり。

『ヒュプノノーツ』のフォーマットで今度はこう来たか!と思える。

 

 

当時の雰囲気を出すためか、体験プレイでわざわざラジカセからゲーム音を出すこだわりもインパクト強かった。

 

 

ボールペンとチラシもゲット。完成は2024年でNintendo Switch版もあるので注目だ!

『Dress the Duel』女の子が着せ替えパワーで戦うデッキ構築ローグライク!【PC】

 

ブース名:UgokuWare

Steamページ:Dress the Duel

制作アカウント:@UgokuWare

発売時期:2025年予定

 

『Slay the Spire』系のデッキ構築型ローグライクで、ランダム手に入るカードでデッキを構築しながら、ルート選択をして進んでいく。作りはオーソドックスだが、主人公が女の子で着せ替えで戦うシステムが最大の特徴だ。最大4枚まで重ね着をしてステータスを変化させ、時にはあえて脱衣をして敵を惑わす!着せ替えに合わせて見た目もしっかり変わる!

 

UIはまだまだ開発中だったが、コンセプト良し。

 

 

あっさりした顔のデザインと描き込まれた服装デザイン、結構肉感的な体の表現はかなり好み……!

『【掲示板】ワイ魔法少女なんやが?【管理できん】』元魔法少女が掲示板バトル!【PC】

 

ブース名:ねむねむおかき

Steamページ:【掲示板】ワイ魔法少女なんやが?【管理できん】

制作アカウント:@nmnm_okk

発売時期:2025年

 

元魔法少女だったOLが、早期退職を目指して自分の応援掲示板を管理・運営!戦闘パーでは使い魔をサイバー空間に派遣して掲示板の治安を守り、日常パートでは副業や体力回復、スキル磨きに努める。掲示板をどんどん盛り上げて、現役の魔法少女だったころの人気を取り戻そう!という内容だ。

 

 

平成レトロ感ある女の子に加えて、ホームページや掲示板のノリなどで往年のインターネットを感じさせる空気がムンムン。

 

しかしゲーム自体は結構骨のある作りで、簡易プログラミングで使い魔の動きを設定して、自動で敵を迎撃させるシステム。ベースになる行動は用意されているんだが、体験プレイで遊ぶには結構難易度が高かった。

製作者さんもそこら辺は気にしていたようで、もうちょっと遊びやすくしたいようなことを言っていた。

 


ワイに5分クレメンスとの叫びが確認できる

『機動巡査アース GUMBLE』『花咲少女シュペリエル』特撮&ニチアサ!?怪作ベルスク【PC】

 

 

ブース名::manekineco games

Steamページ:Mobile Police Officer EARTH Gumble

制作アカウント:@manekinecot

体験版が11月15日に配信予定。

 

 

 

ローポリで表現されたベルトスクロールアクションで2本同時リリース予定。

『機動巡査アース GUMBLE』が『機動刑事ジバン』風で、『花咲少女シュペリエル』は『プリキュア』シリーズ風の雰囲気だ。

 

製作者さん、通じないと思ったのか「仮面ライダー風」って説明してたんだけど、俺はすぐ分かったので「ジバンですよね」って返しておいた。

 

 

一目でわかるジバン!

 

 

『花咲少女シュペリエル』を体験。

『機動巡査アース GUMBLE』は体力回復無しで戦い抜くハードなゲーム構成みたいだが、こちらは回復もあったりで大分マイルドな難易度っぽい。

主題歌付きのOPに提供画面、変身する際にちょっと裸になる変身バンク、ステージの合間にガチャガチャのCMが挟まってそこでアイテムをゲットなどなど。好きな人が思い切り趣味を詰め込んだ、拘り感じる演出が楽しかった!

 

大量の敵をなぎ倒し、ランダムのアイテムでどのステータスを上げるか?に悩むのはちょっと『SD シン・仮面ライダー 乱舞』っぽい手触りかも。

俺の好きな要素ばかりで構成されてるゲームでこれは製品版買うわ!

 

 

謎のペーパークラフトも配布されてて面白かったぜ。何なんですかこれ……!?

 

総評

 

 

というわけでちょっと軽めになったが『東京ゲームダンジョン6』のレポートは以上だ!

1日&ワンフロアということもあって過去最多の混みっぷりで「ここも平和なダンジョンではなくなってきたか」って感じではあったが、まだまだ他のイベントに比べると回りやすい良いイベント。

一か所モンハンみたいな行列が出来てるブースあって、調べたら『でびるコネクショん』というタイトルだった。これは……性癖!

個人的注目株は『至れり尽くせリ』と『機動巡査アース GUMBLE』&『花咲少女シュペリエル』かな。

 

次回は来年1月20日/1月21日の『東京ゲームダンジョン7』だ!また行くぜ!