ぷにるはかわいいスライムのゲームを”あのゲー“ムで作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか? | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
タイトルが長い!『ぷにる”あのゲー“』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:小学館
機種:Switch
ジャンル:ミニゲーム集
発売日:2024/12/19
価格:1212円
アニメ2期も決まって絶好調の『ぷにるはかわいいスライム』と、D3パブリッシャーから発売された『”あのゲー“』のコラボ作品だ。3つのミニゲームを収録している。
『”あのゲー“』は動画広告でよく見かけるけど、実際は遊べない「あのゲーム」を実際に作ってみた!というコンセプトのミニゲーム集。
どこかで見た“あのゲー“ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?公式サイト
これのガワを『ぷにる』に変えてボイスも付けたバージョンが本作。すべて新ステージでお値段は1212(ぷにぷに)円だぜ!
元がカジュアルなミニゲーム集としてそれなりに面白いゲームだったので内容に問題はないが、キャラゲーとして見ると簡素すぎて物足りない内容であり……まあ値段なりだった!
3種類×50ステージのミニゲームを遊んでポイントをため、イラストやマンガを解禁していく作りだ。オリジナルの『あのゲー』はキャラが棒人間で味気なかったので、かわいいのはそれだけで強い。
オプションからすぐクレジットも見れる。ボイスのあるキャラは4名だ。
ぷにるをゲーム化するにあたって登場キャラが「ぷにる」「コタロー」「真戸博士」「ルンルーン」の4名なの凄い。きらら先輩も南波くんもアリスお嬢様も出てこない!
っていうか全クリアしたけどコタローどこに出てきたんだ!?
ぷにるによるルール説明のテキストも言わされてる感がすごい!
言わされてる感が全開のぼくもかわいいですねぇ。
ここからは収録ゲームを1本ずつ紹介。
「とどけて★ぷにる」はピンを抜いて火種をストーブまで運んだり、クリームソーダをグラスまで運んだりするパズルゲーム。広告でよく見かける「ピンを抜くやつ」のぷにるバージョンである。
何度も動かせるピンを活用してクリームソーダをゴールまで吹っ飛ばしたり、スイッチで風車のような仕掛けの向きを切り替えたりと、ピンを抜く順番だけでなく、タイミングも重要になってくるアクションパズルだ。
単純だが悩ませられるつくりで白熱するし、グラフィックのバリエーションが3種類あるのが良い。クリアするとルンルーンがケツ振って踊ってくれるぜ!
「だいへんしん★ぷにる」は試験管の中にグチャグチャに入っている色付きの液体を、綺麗に1本ずつに仕分け出来ればクリアだ。液体は、同色の液体が上に来ている試験管にしか移せない。動かせなくなったらゲームオーバーとなる。
これでクリアだ!単純だがクリア出来るとスッキリ。
クリア評価によって様々なぷにるの変身が見られる!
「とどけて★ぷにる」「だいへんしん★ぷにる」は最高評価の判定がクリアタイムで判定される。良くも悪くもタイムアタックゲームになってるのは好み別れそう。まあ1ゲームは短いので、繰り返し遊んで試行錯誤できるくらいがちょうど良いのかも。
「レスキュー★ぷにる」は真戸博士がドローンで攻撃をしてくるので、一筆書きで線を書いてぷにるを守るゲームだ。元ネタは犬を蜂から守るゲームだったな。
ゲームが進むとどんどんステージが複雑になっていく。
ドローンの進路妨害と、ぷにるが落下しない足場作りを一筆書きで行う必要があるぞ。
物理演算の判定がなかなかシビアなので結構苦戦する。ボイス付きでドローンを発進させる真戸博士へのヘイトが高まるぜ……!会費を払わなかったせいで学会を追放されたくせによーッ!天井や壁など、ステージ全体に線を引っかけることを意識すると安定するかも。
ゲームプレイで溜まるコインを使って、イラストとマンガ、アニメのEDのスクショなどを集めるギャラリーもある。特定のステージクリアで解禁されるイラストもあるぞ。
ぷにるの七変化イラストをたっぷり収録しているので、まえだくん先生の引き出しの改めて多さに驚けるぜ。可愛さの大洪水!
とはいえ、ゲームだけの描き下ろしはゼロでマンガも原作の1話と6話だけ。1話は週刊コロコロでいつでも読めるんだが……。
ギャラリーは完全クリアしなくても埋められるが、一部キャラは「だいへんしん★ぷにる」を低ランクでステージクリアしないと埋まらない。見落とし注意だ。
全ステージフルコンプまで遊んで5時間掛からないくらい。ピン抜くやつが一番面白かった。
ステージはちゃんと作られているので、単純だけど繰り返し遊んじゃうミニゲーム集としてはまずまず。『あのゲー』の新作としては十分。キャラゲーとしては寂しいが、原作のネタは一応拾っており、3Dモデルの出来は本作だけで終わらせるには惜しい完成度になってる。
アニメに合わせた強引過ぎるコラボではあるが、低予算なりにこだわりを感じさせる部分もあるし、1212円という値段を考えれば十分遊べる1本かな。
似たコンセプトでSwitchのゲームだと『救え!邪神ちゃんドロップキック』があるが、さすがに本作の方が格段に出来が良いぞ!