2025年3月8日と9日に吉祥寺で開催された『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025』に行ってきたぜ!8日はビジネスデイなんだがチケットが6000円するだけ……なのかな?俺は9日に行ったのでチケット1000円だ。
2023年にスタートした新たなインディーゲームのイベント。チケットでの受付が必要なメイン会場は武蔵野公会堂と吉祥寺東急REIホテルの2か所で、様々なインディーゲームが遊べる。
チケット不要なサブ会場は吉祥寺マルイ、キラリナ京王吉祥寺、サモニカ横丁、吉祥寺パルコ、東急百貨店、コピス吉祥寺で、ショップやコラボドリンク、ゲームの試遊に小さい子供でも楽しめるイベントスペースなどなど。
吉祥寺全体を使ったゲームのお祭りといった構成で、インディーゲームを知らないライト層、あるいはイベント自体を知らない人も、気軽に立ち寄って楽しめるようになっていたぞ。
- メイン会場は武蔵野公会堂!受付でリストバンドを受け取りまずはここから
- カタカナ踊る斜め上の『ヴァンパイアサバイバーズ』ブース!
- 集英社ブースでは『都市伝説解体センター』のトシカイくんの写真が撮れた!
- Switch版も予定のコンボカレーアクション『カレーのおひめさま』!
- 我孫子武丸がインディーで送る完全新作ADV『RDの遠隔推理』を体験!
- もう一つのメイン会場は吉祥寺東急REIホテル会場!本日のご宴会はインディーゲーム!
- ジー・モードブースでは『OU(オーユー)』パッケージ版イラストに刺繍も!?
- ヨカゼブースは『ghostpia シーズンワン』の描き下ろしコースター配布やパネルも!
- 企業のお祈りメールを集めて魔王を倒す!『就活シスターエリーゼ!』を体験!
- 逞しいケモキャラにかわいい鬼娘が大暴れの『百劍討妖傳綺譚』を体験!
- 兵士となってヤバい勇者一行を救助せよ!『勇者パーティはぜんめつしました。』体験!
- 22本しか売れなかった3Dアクション『SAMUZA』を体験!今は〇〇本売れてる!
- MVテイストのビジュアル全振りリズムゲーム『Under A Groove』を体験!
- メイン会場以外にもイベント盛り沢山!スタンプラリーのために歩き回る
- まとめ
メイン会場は武蔵野公会堂!受付でリストバンドを受け取りまずはここから
まずはチケットで入場用バンドを受け取るために武蔵野公会堂へ。
歴史ある武蔵野公会堂に『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025』の旗が沢山立っており、インディーゲーム軍が公会堂を占拠したような感じになってた。
パンフレットと一緒にスタンプラリー付きのフリーペーパーもゲットだ。ここからあちこち巡ることになるぞ。
武蔵野公会堂は各会議室にインディーゲームがぎっしり詰め込まれていて、文化祭っぽい空気感。人が多すぎてまともにゲーム遊べねぇ……!
カタカナ踊る斜め上の『ヴァンパイアサバイバーズ』ブース!
ヴァンパイアサバイバーズ 公式🧄(@poncleVampireJP)さん / X
異彩を放っていたのが『ヴァンパイアサバイバーズ』のブースで、壁に書かれたカタカナ表記にブラウン管で流される何かの映像、大量のニンニクとナッツ、そしてポーとモルタッチオがお出迎えだ!
すげぇ!ヴァンサバ作った人自らポーの恰好してるのか!
と勘違いして感動したけど普通に役者さんでした!貫禄あり過ぎる……!テーブルの上のナッツをモリモリ食べながら、気さくに来場者と話していたぞ。
X(Twitter)公式アカウントをフォローするとステッカーが、タグ付けてツイートを拡散するとピンバッジが貰えたぞ。死神のピンバッジ高級感あってめっちゃ良い!
集英社ブースでは『都市伝説解体センター』のトシカイくんの写真が撮れた!
『都市伝説解体センター』のブースではポストカードの配布が行われていたが、大混雑で瞬殺!とりあえずトシカイくんの写真だけ取って離脱した。
『シュレディンガーズ・コール』も遊びたかったが混雑で無理!
Switch版も予定のコンボカレーアクション『カレーのおひめさま』!
Nintendo SwitchとSteamで2025年配信予定の『カレーのおひめさまゴールド』をプレイ。対戦型のカジュアルアクションで、上から降ってくるスパイスをキャッチしてパワーを溜め、相手を攻撃するシステムだ。同じ色のスパイスをキャッチし続けるとコンボになり、どんどんパワーが溜まっていく!
単純だけどコンボを繋げる気持ち良さがあるし、カレーを完成させて相手に食べてもらうストーリーもほっこり。
試遊したらバッジを貰えたぞ。
好きなデザインを選べたが、やはりこの主人公のドットが一番人気あってすぐ無くなってた。
我孫子武丸がインディーで送る完全新作ADV『RDの遠隔推理』を体験!
我孫子武丸がインディーで手掛けるミステリーゲームである『RDの遠隔推理』をプレイ。プレイアブル出展は今回が初だ。
舞台は長野県で、架空のホームページやSNSで情報を集めていくシステム。画面内をクリックして重要そうなキーワードを収集し、それを使って検索することでどんどんゲームを進めていくのだ。検索する毎に残り時間が減っていくのに、ついつい関係なさそうなページを見てしまうのが楽しい。
ウリにしてるインターネット+安楽椅子探偵ってコンセプトは別に新しくないので、完成版でどうなるか……って感じではあるが期待!
もう一つのメイン会場は吉祥寺東急REIホテル会場!本日のご宴会はインディーゲーム!
吉祥寺東急REIホテル会場は3階のユニファールーム。
「本日のご宴会」扱いなのがなんかいいな。武蔵野公会堂に比べると通路は多少広かったが、それでも凄い混雑。
ジー・モードブースでは『OU(オーユー)』パッケージ版イラストに刺繍も!?
ジー・モードのブースではパッケージ化される新作ソフトも含めた試遊、グッズの販売などが行われていたぞ。『OU(オーユー)』のパッケージイラスト地味に初出だな!?『ナンプレ Relax & Classic -Seasons Collection-』はダウンロードソフトとして販売された7タイトルのパックなので大ボリューム。
『OU(オーユー)』のイラストもある!と思ってよく見たら刺繍だった。マジかよ。タッチの再現っぷりが凄いし、右下のコピーライト表記の精度も目を見張る。
ヨカゼブースは『ghostpia シーズンワン』の描き下ろしコースター配布やパネルも!
https://x.com/yo_ka_ze/status/1898222209187168305
ヨカゼブースでは『ghostpia シーズンワン』『ムーンレスムーン』『午前5時にピアノを弾く』の展示。小夜子とヨルさんのパネルもあったぞ!インディーゲームイベントで頻繁に見かける2人だ。物陰から顔出してるヨルさんの置き方が良いな。
ここも大混雑だったので、配布していたコースターとヨカゼブックを入手して帰宅。『ghostpia シーズンワン』のコースターは描き下ろしのクラーラで、モコモコした形もかわいい。
クラーラ、描き下ろしのクラーラコースターだよ……。
企業のお祈りメールを集めて魔王を倒す!『就活シスターエリーゼ!』を体験!
DONUT SOFTWAREのブースで『就活シスターエリーゼ!』を体験!
企業から届く「お祈りメール」を集めて祈りの力で魔王を倒すゲームだ。そのために就活をして、あえて合格ギリギリまで引っ張って落ち、切実な「お祈りメール」が手に入れる必要がある!
それかき集めて倒せる魔王どうなってんだよ!
ブースでは5分くらいの面接パートを体験することが出来て、相手の会話に合わせた選択肢でギリギリの不合格ラインを見極めるのが楽しかった。コミカルな表情や演出も好みだし、「天啓」ゲージを溜めて奇跡を起こすことで面接をコントロール出来るシステムも面白い。嫌な奇跡だな!
ブースにした開発者の人が淀みなくシステムの説明をしていて、面接受かりそうだった。超ベテランプログラマーが加入してシステムを全部作り直すとのことで、プロトタイプ版が遊べるのは今回が最後とか。
逞しいケモキャラにかわいい鬼娘が大暴れの『百劍討妖傳綺譚』を体験!
4月24日に全ハードマルチで展開される『百劍討妖傳綺譚』もSteam版がSteamdeckでプレイ出来たぞ。キャラが可愛い和風アクションってこと以外知らずにパッケージ版を予約したので一度体験!
見下ろし視点のローグライクアクションで、高速カウンターで敵の攻撃を返してザクザク反撃するのが爽快だった。和風なビジュアルとエフェクトも動かしてて気持ち良くて良し。主人公が3人いたので地獄の獄卒である沙羅でプレイしたけど言動がポンコツ過ぎて、上司であるエンマ大王からビジネス用語で鬼詰めされてるのも笑えた。ストーリーもしっかり作り込んでありそうで面白そうだったぞ。
体験してクリアファイル2枚とピンバッジ4点を頂いた。ちょっと遊んだだけの人間に渡していい量じゃないぜ!
兵士となってヤバい勇者一行を救助せよ!『勇者パーティはぜんめつしました。』体験!
デス組合の『勇者パーティはぜんめつしました。』はノベルゲーム+カードRPG。
迷宮の奥深くで全滅した勇者パーティの救出に向かう決死隊の一人が主人公。モンスターとの戦いは部隊は壊滅し、一人だけ残った主人公はなんとか目的地にたどり着くが、勇者パーティは既にまともな状態では無かった。
魔力が枯渇した魔法使い。
体を奪われて人形の姿にされた戦士。
信仰が歪み狂った僧侶。
そして「はい/いいえ」でしか喋れなくなった勇者。
この中から1人だけを選んでコンビを組み、地上を目指すという構成だ。導入とキャラがバチバチに立っててもう引き込まれる!
ゲーム自体は『Slay the Spire』みたいにマップから次に移動するルートを選択する作り。戦闘は軽いアクション要素があり、回数制限のある装備カードをやりくりしながらの進行。道中は会話をしながら進めていくが、みんなまともな状態じゃないから会話すると正気度を削られる要素も尖ってる。非常に良かった。
22本しか売れなかった3Dアクション『SAMUZA』を体験!今は〇〇本売れてる!
SAMUZA | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
CrackinブースではSteam版が無料、Switch版が100円セール中の『SAMUZA』が展示!
3Dキャラを操作して仕掛けだらけのステージを走り抜けるタイムアタック風アクションだ。クセのあるキャラがじわじわ印象に残る。スタッフの記録を抜けたらプレゼント!というのをやっていたけど狭き門。
売り上げ1000本をめざしてます!という目標が掲げられていた。
Switch版が22本しか売れてなくて公式が嘆いたのを知っていたので、これは全面的に押すしかないと「22本しか売れなかったゲームが展示されてたぞ!」的にツイートしたところ、24本になったことを知らせるリプライが来て笑ってしまった。笑いごとじゃない!
現在は100円セール効果もあってか102本売れているようだ。
体験プレイとSteam版のライブラリ登録をしたので、チラシの他にシール2枚もゲットしたぜ。全体的に「3Dアクション作り慣れてなさ」が出てるゲームだけど、単純明快なコンセプトで楽しめる作りではあるし、気合は感じるので応援したい。
MVテイストのビジュアル全振りリズムゲーム『Under A Groove』を体験!
カバン@Stab of Bee Project(@karvan1230)さん / X
『Under A Groove』はリズムに合わせてタイミング良くボタンを押す!がすべてのワンボタン式リズムゲーム。単純だがMV的な作りに全振りした構成になっていて、プレイヤーの操作と演出が一体となった作りが気持ち良かった。
Sランククリア!Sランク取れたの俺が初めてって言われてちょっとうれしかった。
まだ開発中なので処理落ちなどもあったが完成版に期待!
ファイルと缶バッジもゲットしたぜ!
というわけでプレイレポートとメイン会場で回ったところは以上!こっからはあちこち回った様子を雑多に記していくぞ。
メイン会場以外にもイベント盛り沢山!スタンプラリーのために歩き回る
メイン会場は大混雑だったが、吉祥寺駅に繋がる「キラリナ京王吉祥寺 1階南北自由通路」では変わったコントローラーのインディーゲームを大量展示。
「ボトル型のコントローラーをひたすら振ってコーラを空に飛ばす」という内容で、イベントでのウケが毎回最強の『JetCola』がやはり大好評だった。
吉祥寺パルコは入口が「スシorインディーゲーム」状態。
1階は『コーヒートーク』とのコラボドリンクが注文できるキッチンカーが大盛況だったし、2Fではインディゲームのグッズ販売、屋上では「屋上ゲームフェス」と称して縁日のような形でグッズの販売やアーティストのパフォーマンスが行われていたぞ。
エレベーターが超水道によるアート仕様でこれを見に来た素晴らしい。
扉が開くとクラーラが両断されるの絶対狙ってるでしょ……!
屋上フェスはアパレルなど様々な出店があったが、海外レトロゲームのショップでATARIの『E.T.』を発見だ!
吉祥寺マルイ1階では今回のイベントの公式グッズが販売されており、1個200円で100種類ランダムアソートという地獄のインディーバッジが売られていたので5連購入!知らないゲームばかりだった!まあこれは出会うきっかけにするものだから……って、知らないゲームならまだいいけど、ロゴ入ってないとタイトルすら分からん!右上は2Dオープンワールドで話題の『エレマスタ』なので当たり。
そんな感じで6か所を巡ってスタンプラリーをコンプ!
福引きが出来たけどハズレのステッカーでした!
まとめ
『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025』レポートは以上!
あちこちで親子連れが楽しんでいたり、小学生向けのプログラミング企画が盛況だったりしたのは見てて和んだ。メイン会場以外は入場料が掛からないので「インディーゲーム」という言葉を知らないライト層や、グッズだけ欲しい人も気軽に立ち寄れる良いイベントになってたね。
いや、コア層でも「インディーゲーム」という言葉をどう捉えるかは定期的に揉めてるけども……!
ゲームファンの視点だと、メイン会場の通路が完全に人で埋まっていてキツかった。気になるゲームがあっても、順番待ちするスペースが無いレベルの大混雑。メイン会場2か所以外も見て回ろうとすると、移動もあるので全然時間が足りなかったわ。
ここら辺は次回以降どうなるか。楽しかったのでまた行くぞ!