G-MODEアーカイブス57 ぴょんぴょんアスレチック | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『G-MODEアーカイブス57 ぴょんぴょんアスレチック』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:ジャンプアクション
発売日:2025/7/3
価格:600円
2001年にガラケーでリリースされたジャンプアクションの移植だ。『Vol.1』『Vol.2』『Expert』の3タイトルをまとめたもの。各8ステージ収録で合計24ステージに挑む高難易度ゲームとなっているぞ。開発はゲームスタジオで、当時の遠藤雅伸が手掛けたタイトル!
ガラケーでゲームが遊べるようになったのは1999年からなので、かなり初期の作品。G-MODEアーカイブス全体で見ても古いタイトルかな。
復刻に関しては経緯があり、2025年4月に日テレ系テレビ番組「#DayDay」で、ヤーレンズ楢原の思い出のタイトルとして紹介され、その反響を受けて急遽復刻という流れ。
https://x.com/takexxxx/status/1940389715234181311
このフットワークの軽さは自社コンテンツと自社移植の強みが出てるね。
俺がは今回が初プレイ。
2001年のガラケー作品なので素朴な作りだが、ステージ構成がしっかりした高難易度の死にゲーなので、今遊んでも結構楽しかった!
タイトル画面からどれを遊ぶか選ぶ形式。基本システムはどれも同じだが、Expertはさすがに手強い難易度。
移動とジャンプのみでゴールを目指すシンプルなジャンプアクション。障害物を避け、ブロックを乗り継いで進んでいく。敵を倒すことは出来ない。やられたらステージ最初からだ。
障害物は炎と鳥の2種類。ブロックは踏むと消えるブロックと、踏むとステージに変化が起こって先に進めるようになるブロックの2種類。非常にシンプルな作りだ。
1ステージが1分も掛からない短い構成でギミックの種類は少ないが、配置が練られていて思わず熱くなるバランス。ドット単位での精密ジャンプで炎の隙間をすり抜ける。消える足場を乗り継いでのジャンプ。飛んでくる鳥のパターンに合わせての飛び込み。重なった消える足場をあえて消して高度調整してジャンプする。
こういったギリギリの積み重ねでステージを進んでゴールに飛び込む!単純ながら熱くなれる良いバランスだ。
鳥がこういう動きで往復してるから、ここの窪みでジャンプして避けるんだな……できねぇ!
こういう「分かりやすさ」と「ままならなさ」が上手い。
ちょうど良いハードさで楽しい#NintendoSwitch #GMODEアーカイブス #ぴょんぴょんアスレチック pic.twitter.com/2TPlccioPh
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) July 2, 2025
慣れてくるとスイスイ進めるからステージ構成はよく出来てるね。
しかしタイトル名とウサギの平和さからは程遠い過酷さだ……。
試行錯誤の過程でウサギが何度も火あぶりに!
施しを頼まれたわけでもないのに、焚火に飛び込む愚かなウサギの出来上がりだ……。(つきのうさぎ)
「ブロックにはこのくらいギリギリまで乗れる」
を頭に入れておくとかなり遊びやすくなる。
ガラケーのゲームなので動きはカクカクしているが、ジャンプの微調整が効きやすいから純粋にプレイスキルでの勝負という公平感があるし……。
リトライボタンがあるのでリトライが爆速!
この辺りはガラケー時代ならではの「軽さ」でありがたい。
基本的に右に進んでいく作りだが、『Expert』はスイッチになるブロックを踏んで一旦後ろに戻る箇所や、動くブロックが戻ってくるのを待つ時間があったりと、ちょっと手触りが違っている。スタッフ変わったのかな?
『Expert』はこれを駆使するステージ4が最難関。
画面外からのブロックの動きを踏まえるのが大分キツかったが、上級者向けの『Expert』なのでアリだと思うし、タイミングを体に刻み込めばしっかりクリア出来たぞ。
とりあえず2時間ほど遊んで全ステージクリア。激ムズとは言っても1ステージは短いので遊びやすい。
全ステージにベストタイムで星3付く要素があるので、コンプ目指すとかなり果てしない。いかにも昔のガラケーらしい単純なゲームだが、制約の中での職人芸的なバランス調整が光る作りだ。これは当時ハマった人がいるのも分かるなあ。
今の時代は激ムズ2Dアクションなんて週何本というペースで出ているし、強くオススメするほどではないんだが、素朴さと手応えでなかなか楽しい1本だ。古き良きガラケーアクションに興味があれば遊んでみてくれ!