絶対SIMPLE主義

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【レビュー】拙いが嫌いになれないゲームボーイ風アクション!『妖精ウォーズ』【Switch/PC】

 

妖精ウォーズ | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

Yosei Wars on Steam

 

『妖精ウォーズ』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはSwitch版ね。

 

メーカー :RAWRLAB Games

機種:Switch/PC

ジャンル: アクションゲーム

発売日:2025/07/31

価格(税込):500円

 

Nekete Gamesが手掛けるゲームボーイ風の新作アクションゲームだ。Steam版のファイルは実際のゲームボーイでも動作するようだが未確認。歯の妖精とジャンクフード軍団の戦いを描いた可愛い内容になってるぞ。

 

 

起動して表示される開発スタッフの名前もドットになってるのが楽しい。

 

 

本編の他にイラストと音楽鑑賞モード、ゲーム内実績に、なんと開発中のプロトタイプまでおまけで収録している。

手が込んだ内容でドットとBGMも素晴らしいんだが、ゲームとしてはちょっとイマイチだ……!

 

 

ゲーム内言語はすべて英語だが、単純なゲームなのでなんとかなる!

初代ゲームボーイは『テトリス』『スーパーマリオランド』を筆頭に、日本版も英語のみの作品が多かったので、個人的にはあんまり違和感ないところ。

 

 

ジャンクフードのモンスターを避け、ステージ内に散らばっている「歯」をすべて回収して、助けを求める妖精を解放すればクリアのアクションゲーム。題材に合わせているとはいえ、「歯」を集めるのはファンシーさが薄くてやや怖い。呪術めいてる。歯ブラシや歯磨き粉とかでも良かったような。

 

ゲームボーイ風なのにフレームはアーケードゲーム風になっているが……。

 

 

これはゲームボーイ版『ドンキーコング』をスーパーゲームボーイで遊んだ時のフレームが元ネタだと思われる。マジかよNintendo Classicsでも再現されてないやつじゃん!

 

 

画面は拡大可能で気が利いてる。

通常状態で敵を攻撃することは出来ず、「歯」以外のアイテムも存在しないので、ひたすら敵から逃げる単純なルール。よくある「下キー入力とジャンプで足場から降りる」という操作も無し。敵の動きを見極めながら、どういうルートで「歯」を取っていくのか考えるゲームになってるぞ。

しかし通路を敵がみっしり埋めてるようなステージが多く、敵も突然ジャンプしてくるとか、壁を貫通してこちらを追尾したりしなかったりする、どうにも動きが気まぐれでパターン化し辛い。

 

敵を倒したり封じたりする手段が無いため、チマチマした反復横跳びで敵がどくのを待って、進んだらまた待って……の繰り返しになる。テンポ悪くて遊んでいて楽しくない。1画面のアクションゲームかと思いきや、後半になると数画面使ったステージも登場。「歯」の場所が分かり辛かったり、足場が見辛かったりでしんどさが増す。

被弾するとスタート地点に戻されるのもやっかい。

 

 

「歯」を全部拾うとショットが可能になり、捕まっている妖精の檻を壊せばステージクリア!ザコ敵も一方的に撃退可能!

 

ザコから逃げ続けるフラストレーションを、「歯」を取った後の撃ちまくりタイムで解放!という作りなのは分かるんだが、遊んでる方としては「全部終わった後にショット撃ててもなぁ……」というモヤモヤが強い。

 

 

ボス戦は最初からショットが撃てる状態で戦うオーソドックスな構成。弱点を狙い撃って体力をゼロにすれば勝ちだ。

 

 

ロックマンのイエローデビルみたいな攻撃するボスはちょっと笑った。

足場を使ってボスの弱点を狙い撃ったり、床下から狙撃してくるザコを避けながら戦うボス戦があったり。構成に変化を付けてるのは評価したい。

 

ただ、全体的に弱点を撃てるタイミングを待つ時間が長く、こっちのショットを阻む障害物をガンガン発射したり、ヘビみたいなボスが長い体で弱点のしっぽを隠しながら延々と動き回ったり。戦ってて気持ち良くないボス戦だ……!

 

 

主人公の妖精があんまり可愛くないのも気になる!

ステージクリアの度にこの画面が出るので、エンディングまでに30回以上この顔を見ることになる。見慣れると可愛く見えるかもと思ったがそんなことはなかった。

 


プロトタイプ版だとかなり素朴なデザインでした。

 

 

頑張ってるけど遊んでいて楽しくない……!という感想になる。こういうアクションゲームは敵の挙動の作り込みが大事だと改めて痛感した。

とはいえ、500円のゲームでドットは丁寧で、ノリノリのチップチューンの完成度は高く、ゲームボーイ版『ドンキーコング』のオマージュはグッと来たところ。

プロトタイプ版の収録など作り手が楽しんでるのは伝わって来たし、全体の印象はそこまで悪くなかったぜ。