Ping Pong: MEGAMIX | My Nintendo Store（マイニンテンドーストア）
King of Ping Pong: MEGAMIX on Steam
『Ping Pong: MEGAMIX』のレビュー行くぜ！俺がプレイしたのはPS5版ね。
パブリッシャー：eastasiasoft/Suspicious Jam
機種：PS5/PS4/Switch/XBOX/PC
ジャンル：アーケードバトルアクション
発売日：2024/11/15（PC）2024/09/18（PS5/PS4/Switch/XBOX）
価格（税込）：900円
CS版はeastasiasoftから発売されるピンポンゲーム。
コミック的な個性豊かな対戦相手と、スタミナゲージを削り合うシステムを軸にした格闘ピンポンゲームである。
タイトルがまず良いよな。続編が出たら『SUPER Ping Pong: MEGAMIX II' TURBO plus』とかにしよう。
5人の対戦相手をすべて倒したらクリア！という分かりやすい一人用ゲーム。
アマチュアリーグをクリアすると、強化された相手と戦えるチャンピオンシップが解禁。ゲーム内実績を解除するとラケットの見た目を変えられる要素もあるぞ。
たまにあるプレイヤー側がラケットと手しか描写されないピンポンゲームだ。
プレイヤーも相手も移動できるのは左、右、真ん中の3か所。
打てるのも左、右、真ん中の3か所のみ。
必ず相手がサーブするルールで5点取ったらゲームセット。
移動できるのが3か所の攻防という単純な作りだが、相手がいない場所に打ち込むとスタミナゲージを削ることが出来る。
例えば相手が左側にいる時に右側か真ん中に打ち込めれば、ギリギリで拾われて球を返されてもスタミナゲージは減るってわけだ。
スタミナゲージをゼロに出来れば「パキン！」という小気味良い音と共に、相手が疲労状態で動けなくなるので確実に点を取れる。
また、打ち返す時にタイミング良く返せればパワーゲージが上昇。MAX状態だと大きくスタミナを削れるパワーヒットを打てるようになるぞ。
移動できるのも3か所、打ち返せるのも3か所。
タイミング良く、相手がいないところに打ち返し続けらればスタミナゲージをガンガン削ってパワーヒットをバシバシ打てるが、逆にこれを上手く出来ないと相手は高速で打ち返してくるし、こちらのスタミナゲージはガンガン減って得点を許してしまう。
単純ながらよく出来てるシステムで、リズム良くラリーを続けてパリンとスタミナを割った時の爽快感と、敵が打つ球の軌道を見極める緊張感が絶妙だ。
対戦相手もあり得ない巨体のやつとか、ゾンビみたいなやつとか濃ゆい。
3ポイント取るとキレて台をバンバン叩きながら本気モードになるとかマナーも悪いぜ！
試合中にガラケーで自撮りするネモとかもなかなか性格悪い。
読み込み中にプロフィールが出るけどロクなこと書いてない。世界ランキング6位なのにスポーツマンシップの欠片もねぇ！俺がスタミナと一緒にプライドをへし折ってやらねばという気持ちにさせられる。
ラスボスとして立ちはだかるパン・ピンはラケット二刀流を使いこなし、追い込まれると千手観音フォームを発動する強敵。PVでこいつの動き見て買うの決めた。千手パンチじゃなくて千手ピンポンだ！
ネモとパン・ピンはこっちの手前でグネグネ曲がる球を織り交ぜて来るし、パン・ピンは当たり判定のある質量を持った残像でカウンターしてくるのがいやらしい。
この辺が歯応えありつつ、遊んでいてしんどいところでもあって、単純なシステムに「こっちの手前で曲がる球を打つ」「分身して当たり判定を増やす」の2つを乗せるだけで難易度を上げている。
相手の固有行動パターンを見切って勝つ！というより、ギリギリの反射神経勝負がどんどん長くなっていく作り。かなりストイックで遊んでいて疲れるし、チャンピオンシップだと途中の相手も曲がる球を普通に使ってくるから参った。
PS5版だけの症状かもしれないが、敵がパワーヒットを打つ度にちょっとずつ光のエフェクトが画面に残っていく現象が発生。何の光！？一度メインメニューに戻って試合をやり直しても消えなくて「会場の清掃入ってないぞ！」と叫ぶことに。
結局、ゲームを再起動しないと消えなかった。ちょっと面白かったからまあいいか……。
キャラは表情豊かで勝利&敗北時モーションも面白いし、エンディングでそれぞれの一枚絵が出るところも良かった。
設定画などが見れるおまけ要素も嬉しいところ。
1時間40分くらい遊んでビギナーカップクリアして燃え尽きる。
システムはよく出来てるものの、遊びの少ないガチガチの反射神経勝負が続くので、チャンピオンシップまでは遊ぶ気になれなかった。
まあ、1000円しないゲームだし、パン・ピン撃破した時の達成感はアツかった。ビギナーカップ限定で難易度を下げるオプションもあるので、アクションが下手でもとりあえずエンディングは見れる作りになってるぞ。総合的には十分楽しめたぜ。
次に千手観音を撃破するのは君だッ！
