『SIMPLEシリーズ for Nintendo Switch Vol.5 THE ヤンキーブラザー』のレビュー行くぞ!
俺がプレイしたのはNintendo Switch版だコラァッ!
パブリッシャー:ディースリー・パブリッシャー
機種:Switch/PC
ジャンル:ヤンキー喧嘩バトルアクション x ローグライト
発売日:2025/11/27
価格(税込):2800円(パッケージ版)2000円(ダウンロード版)
初代プレイステーションから続く、低価格でバラエティ豊かなオリジナルタイトルを送りだすSIMPLEシリーズの最新作!
今回はヤンキーがラップで会話しながらローグライト形式で殴り合うという、流行り物を色々ぶっこんだ内容だ!SIMPLEシリーズといえば流行り物に低価格で乗っかるスタイルなので懐かしく感じる。
SIMPLEシリーズは月3~4本ペースで出ていた全盛期には及ばないものの、細々と続いている現役コンテンツ。2022年にリリースされた『THEバスフィッシング』などは、オンライン大会にも対応していて面白かった。
とはいえ、テーブルゲームや脱出ゲームの移植が中心なので、こういうおバカなノリの完全新作3Dアクションは本当に久しぶり。

かつてSIMPLE2000シリーズで発売された『喧嘩上等!ヤンキー番長 ~昭和99年の伝説~』の遺伝子を受け継ぐ完全新作が、昭和100年である2025年に発売されるのは感慨深いッ!
開発は株式会社ZOCが担当だ。
随所でチープさは感じるものの、カジュアルに遊べるおバカローグライトとして面白かった!
- システムメッセージからヤンキーは始まっている!敵校に殴り込むストーリー
- とにかく画面内の敵を倒せ!の単純明快さ。麻雀風の強化システムでインフレが凄い!
- 意外と幅広い立ち回りが出来る。スロットで決まる「二つ名」システムも必見!
- シュール過ぎるラップバトルが脳を揺らす!アクションはこなれていない箇所も。
- 「バカなヤンキーでも遊べるローグライト」として気持ち良い1本だった!
システムメッセージからヤンキーは始まっている!敵校に殴り込むストーリー
ゲーム起動時の注意書きからふざけ倒してて良し。

この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件・ヤンキー・族等とは一切関係ありません。
分かったらとっととカチコミやがれ下さい。
『ゼンシンマシンガール』でもふざけてたな!

「セーブデータがねぇな新しく作るか。」「おう」
などシステムメッセージもヤンキーノリ。ここもSIMPLE2000時代のヤンキーゲームみたいで懐かしい!

ヤンキー同士の抗争を描いたストーリーで、なんかよく分からんOPの最後に「道修学園をぶっ倒せ!!」とシンプルで分かりやすい目標を提示してくれる。主人公と仲間、敵ボスを含めた12人のヤンキーを軸にしたドラマが展開されるぞ。
とにかく画面内の敵を倒せ!の単純明快さ。麻雀風の強化システムでインフレが凄い!

ゲームは左右にちょっと広いステージ内でひたすらザコをなぎ倒すアクションだ。
操作は通常攻撃、必殺技、ダッシュ攻撃、防御の4種類。通常ダッシュやステップ移動、ジャンプが無いのは少しクセがある。必殺技は制約が無いので連発出来るぞ。
「ザコを規定数倒す」「制限時間以内にひたすらザコを倒す」などのバトルをクリアしていき、最後に登場するボスを倒せばステージクリア。全3ステージ+最終決戦の構成だ。

バトルを1回終わらせる度にパワーアップアイテムである「漢牌」が4つ配られる。体力や攻撃力、必殺技威力や連撃強化など様々な効果があるし、麻雀のように組み合わせて役を創れば更にパワーアップ!
「漢牌」は欲しければ4つ全部貰ってもいいし、好きなものだけ貰ってもいい。敵を倒して手に入れたコインで引き直しも可能。手牌をサクサク入れ替えながら強力な役を作っていくのだ。

シリーズ原点である『SIMPLE1500 THE麻雀』をリスペクトしたパワーアップシステム!
……か、どうかは定かではないが、どのくらい強くなるか、どういう手が出来るかのガイドもあるので、麻雀のルールを知らない俺でも分かりやすいシステムだった。とりあえず同じ絵柄をいっぱい揃えると手牌がピカピカして、殴ればヤンキーが消し飛ぶ!

パワーアップしてもやられたら全部なくなって最初から。
しかし貯めたお金で永続パワーアップや新しい必殺技などを購入可能だ。追加の「漢牌」を購入すれば役を揃えやすくなるし、買い物をすればするほどステータスも底上げされていく。最終的には楽々クリア出来るようになっていくぞ。
意外と幅広い立ち回りが出来る。スロットで決まる「二つ名」システムも必見!

ボスの攻撃力が高くて最初は苦戦するが、遊べば遊ぶほど目に見えて強くなるのが気持ち良いゲーム。必殺技を振り回してるだけでザコがどんどん吹っ飛んでいく!
必殺技がスタート時に選べる1種類+ランダムに登場するボスから学べるランダム2種類なので、初期技を単発技、突進技、連続技のどれにするか……と考えるのが面白いし、ランダムに配られる「漢牌」の引きで立ち回りも変わって来る。
防御に攻撃判定を付ける防御攻撃を伸ばすと、敵の攻撃を受け止めながらカウンターでぶっ飛ばすゲームになるし、追尾性能を上げると通常攻撃が敵をホーミングする高速戦闘が始まる。そこから連撃を伸ばすと更に凄い!
最初はキャラの動きがトロくて「ヤンキーはタバコ吸ってるからスタミナねーのか?」くらい言いたくなるが、慣れると色々出来て面白いゲームだ。

敵を殴っているとゲージが貯まり、画面上部のスロットが回転。
当たると仲間の援護攻撃や回復などが発動するが、7を揃えると二つ名が生成される。

バトルで手に入る二つ名ワードの上の句と下の句がランダムで合成され、様々な追加効果が発動する二つ名をゲット!「漢牌」とは別枠のパワーアップで、レベルの高いものになると目に見えてダメージが変わるので強力!無駄に派手なパチスロ風演出も笑えて良い。

防御攻撃の威力を80%上昇+効果を3.3倍の二つ名「鉄のゴリラ」を活用したら強すぎて笑った。防御を連発してるだけで敵が溶けていく!
ヤンキーがゴリラに勝てるわけねぇよなぁ!?

手に入れた二つ名は保存して、次のゲームに1つだけ持っていけるのが嬉しい。
ランダム生成されたアホのキャッチフレーズがどんどん蓄積されていくぜ!ほぼ悪口もどんどん生まれる!
俺のお気に入りはTwitterで漫画描いてそうな「かしこい天ぷら」。「沈黙のwww」もツッコミ待ち感あっていいな。

二つ名はボス戦前のカットインにもしっかり反映されるので、「かしこい天ぷらVS狂乱の鬼」の熱いバトルが勃発だ!かしこいから鬼にも負けないんだが?

名前入力すると勝手に変な名前に改名される『THE歩兵』を思い出す仕様。
とはいえ、ちゃんとゲームシステムに絡んでる本作の方が面白いね。

手に入れた二つ名ワードは保存され、コレクションで確認も可能。フレーバーテキストがあるので読み返すのも楽しい仕様である。
シュール過ぎるラップバトルが脳を揺らす!アクションはこなれていない箇所も。
本作で気になる点を上げると、会話が全部ラップバトルなこと。
ゲーム内の全会話がこれなの疲れるわ! #NintendoSwitch #THEヤンキーブラザー pic.twitter.com/J1y8tTuEon
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) November 29, 2025
ラップ……ラップなのかこれ!?聞いてて全然頭に入ってこない!なんか真島の兄貴のパチモノみたいな演技するボスとかいるし!マジで全部の会話がこんな感じなので聞いてて疲れるぞ!「おっ、ここは韻を踏めてるな!」とか良い所を探す努力が求められる。
全部のボスにこういう会話が複数用意されていて、ザコ戦の間にも常にラップをキメてるのは凝ってるんだが、「なんかブツブツ言いながら殴ってんな……」という感想になるぜ!これはこれで怖い!
ちなみにバトル中のラップに関してはオプションでオフにも出来るぞ。

必殺技で倒したザコが画面外に吹っ飛ぶスマブラめいた演出はなかなか爽快だが、ヒットストップがやや重すぎたり、効果音がショボかったり、左右の振り向きがやり辛かったりと、手触りでこなれてないところある。慣れるまでは遊びにくく感じる点だね。
「バカなヤンキーでも遊べるローグライト」として気持ち良い1本だった!

真のエンディングを見るまで遊んで10時間掛からないくらい。
コレクションを埋めるために繰り返し遊ぶと結構やり込めるかな。
現代において「ローグライト」というジャンルは超飽和状態で、恐らく2000円以下で本作よりボリュームたっぷりなゲームも、凝った作りのゲームも、豪華な作りのゲームも沢山ある。
しかし、とりあえず繰り返し遊べばガンガン強くなる分かりやすさ、ステージの単調さやザコの種類の少なさも気にならない爽快感、1プレイが短くサクサク遊べるテンポの良さ、麻雀をベースにした強化システムや二つ名によるバカ要素、シュール過ぎるラップバトルと、本作ならではのカジュアルさと独自性がしっかりある。

とにかく派手にしよう!というゴチャゴチャした演出も作品に合ってて好み。なんかチマチマして地味なローグライト・ローグライク多いからな!見辛い時もあるが、鍛えて全部ぶっ飛ばせば問題なし!
鍛えるとスロットが常に回転しまくり、仲間暴れまくり、二つ名がゲットできなくても「漢牌」で強い役を簡単に作れてボスも圧倒の無双状態。低予算っぷりは目に見えているが、明確なコンセプトとポイントを押さえた作り込みで、繰り返し遊びたくなるゲームに仕上がっていた。「バカなヤンキーでも遊べるローグライト」くらいの分かりやすさです!公式サイト見て惹かれるものがあればオススメの1本だ!
新世代のSIMPLEシリーズ、堪能させてもらった!
こういう作品、半年に1本ペースで良いから今後も出してくれたら嬉しいぜ……!