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【レビュー】令和のしぶとさで挑む、真の16bitシューティング!『Earthion(アーシオン)』【PS5/PS4/Switch/XBOX/PC】

 

Earthion(アーシオン)公式サイト

 

難易度ノーマルをノーコンティニュークリアしたので『Earthion(アーシオン)』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはPS5版ね。

 

パブリッシャー:SUPERDELUXE GAMES/Limited Run Games, Inc.

機種:PS5/PS4/Switch/XBOX/PC

ジャンル:シューティング

発売日:2025/7/31(PC)2025/9/18(PS5/PS4/Switch/XBOX/PC)

価格(税込):2980円(ダウンロード版)4980円(パッケージ版)7980円(DELUXE EDITION)

備考:2026年にMD互換カートリッジ版が発売予定

 

『ベア・ナックルII』『アクトレイザー』『世界樹の迷宮』などの楽曲を手掛けたレジェンドである古代祐三と、『まもって騎士』シリーズなどを手掛けた和田 誠による完全新作。16bit「風」ではなく、レトロ風を謳っただけのまがい物でもなく、本当にメガドライブ実機で動作する真の16bitシューティングだ!

 

こういう言い方をすると、まるでまがい物のレトロ風ゲームがそこら辺に溢れているようですが、まあそんな話は良いじゃないですか!

 

これが本当にメガドライブ実機で動くのか!と驚く渾身のビジュアルショックとサウンドショックに、まさに職人芸と言う他ないバランス調整、ハードでありながら間口を広げた令和仕様の数々。これだよ……これが遊びたかった!

 

 

人類の半数以上が火星に移住した時代。月の裏側から突如として現れた侵略者によって地球は奪われ、人類は窮地に立たされる。圧倒的に劣勢な人類は鹵獲した敵兵器を解析し、最新鋭機『YK-IIA』を開発。更に母星奪還のために人類は、国家の枠を超えた統一宇宙軍「アーシオン」を結成する。人類の存亡をかけた最後の決戦が始まろうとしていた……!

 

 

という、シューティングでよくある絶望的なオープニングだが、BGMがあまりにもカッコ良すぎる。悲壮的なテキストに反してここから人類が負けるわけないという説得力に溢れており、プレイヤーのボルテージもMAXだ!

 

 

全8ステージ構成のゲームで、難易度はEASY~SHOOTERの4段階。

メガドライブのゲームだと難易度がSUPER EASYとSUPER HARDの2段階しかないゲームもあったりしたが、本作は標準的な仕様だ。

まあ、そんな無茶な表記したゲームは『エイリアンソルジャー』だけなんだけども!

 

 

多彩なサブウェポンを使い分けてステージを攻略する王道の横シューティング。

敵がばら撒く緑色のソルリウムを回収することで、ショットレベルやサブウェポンのレベルがアップしていく。とにかく緑色のキラキラしたものを掻き集めれば強くなる!

 

特徴的なのはシールドゲージの仕様。

被弾してもシールドゲージが残っていれば耐えられるし、しばらく被弾しなければゲージは回復していく。メガドライブ時代のゲームを思わせるくらい敵の攻撃は激しいが、シールドを上手く活用すれば被弾しまくっても死にはしないバランスになっている。

令和仕様のしぶとさで敵に食らいつき、少しずつ攻略パターンを構築していく作りだ。

 

 

サブウェポンは正面にレーザーを発射する使いやすいものから、狭いステージだとまったく役に立たない拡散誘導レーザーまで様々。使う場所を選ぶも武器はあっても、使えない武器は無い調整で、必ずどこかで有効な場所がある。

 

上下斜めに通常弾を発射する地味なオプションが、実はめっちゃ使いやすいオールラウンダーだったり、繰り返しプレイすると各武器の魅力が分かって来る。

 

 

ステージはスピード感のある空中ステージから、飛んでくるマグマや地形に苦しめられるステージ、いきなり『R-TYPE』みたいになるグロめの生物的なステージ、敵の巨大戦艦に殴り込みをかける決戦ステージと、どれもしっかり個性的で、サブウェポンを駆使して敵を狙い撃つのが実に楽しい!

背景や敵の動きもいちいち作り込んであって、新しいステージが始まる度にテンション上がるぜ。

 

 

うおおおおおお!ステージ2の多重スクロール雲海がすげぇ!でも静止画じゃ奥行きが全然伝わらねぇわ!

 

 

ボス戦もこれでもか!と動くボスが、これでもか!と出て来るのがあまりにも贅沢。

飛んでくる隕石を盾にしながら戦ったり、ボスが分離した瞬間に弱点を狙い撃つ必要があったりと、どいつも一癖ある作り。でも相性の良いサブウェポンがあると簡単に倒せたり、なくてもパターンを見切れば気合でなんとかなったりする。

 

 

こういう当たりそうで当たらないボスの高速ビームとか、行動パターンの作り込みに職人芸を感じる。

 

 

ステージ内に1つ登場するアダプテーションポッドを回収した状態でボスを倒すと、クリア時にパワーアップが選択可能だ。

シールド・ショットの最大値強化が無難に強いが、ポッド回収すると本来は2個あるサブウェポンのスロットを1個使ってしまうので、武器スロットを拡張して色々持てるようにしても良い。

 

被弾するとサブウェポンの最大レベルが下がる仕様で、レベルゼロの状態で攻撃を喰らうとサブウェポンが消滅。残機はあるけど火力が弱体化してグダグダになることもあるゲーム。なのでサブウェポンの最大レベルを上げるのも良し。

 

かなり使い辛い特殊武器を貰う選択肢もあるので、ロマンと自分の腕にベットしても良し。

 

最初はシールド・ショット強化だけで良くね?と思うが、やり込むうちに他の選択肢も見えて来るのが絶妙だ。

 

 

ノーコンティニュークリアを目指すとシールドの分厚さがあっても苦戦するが、難易度イージーにするとかなり難易度が下がるし、ゲーム終了時に出るパスワードを入力することで次のプレイに残機やパワーアップ状態を引き継げるという、PCエンジン版『R-TYPE』のような変わったシステムがある。わざわざパスワード式なのは、メガドライブ実機で動かすことを前提にしてるからかな?

 

繰り返しプレイして強力なパスワードを作成してから高難易度に挑むという、育成シューティング的な楽しみ方も出来るのが面白いし親切。

 

 

その他、オプションでキーコンフィグなどもしっかり完備。

 


EXTRAとしてデモ版や初期プロトタイプまで収録するマニアックなオマケも。

製品版に向けて磨かれていった過程を体感せよ!

 

 

1周は40分掛からないくらいのボリューム。

ステージ構成、ボスの多さ、描き込まれた背景、BGMのアツさ、効果音の小気味良さと、ゲーム全体から「メガドライブでこんなスゲェこと出来るぞ!」というマグマのような熱量が滾っており、それがしっかりと完成度に繋がっている。

 

道中もボス戦も、サブウェポンの使いどころや1UPアイテムの配置を覚えれば覚えるほどゲームが安定するので、「ステージを攻略する」手応えがしっかり感じられるシューティングだ。

 

パスワード引き継ぎの他に、様々なサブウェポンを活用して挑むチャレンジモードなども搭載されており、家庭用ゲームならではの楽しさも表現出来ているのがお見事。

 

超技術と職人芸によって作られた、令和仕様の16bitシューティング。今年遊んだ2Dシューティングでは間違いなくナンバーワンでした!