『MOCHI-O』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Kodansha
機種:PC
ジャンル:終末国土防衛アドベンチャー
発売日:2026/1/20
価格(税込):580円
個人クリエイターのじぃーま氏が開発し、講談社ゲームズから発売されたアドベンチャーゲームだ。じぃーま氏は「やさしい終末世界」をテーマに多くのゲームを作っており、本作もそのノリ。
見た目は手乗りサイズのハムスターである殲滅兵器「もちお」を活用し、迫りくる敵の大群を迎撃する内容になっているぞ。
手軽で爽快!何より「もちお」が可愛い!お値段以上に遊べすぎる1本だ。

舞台は人間同士の戦争で荒廃した世界。
主人公は飼育員であり、国土防衛用ハンディ殲滅兵器である「もちお」を使って街を防衛する。

見た目はハムスターだが、なんか小さくて口からミサイルやビームを無限に発射するヤツであるもちお。
暴走するとヤベーことになるので、リモートで指示をしてくる園長さんと協力し、もちおのお世話をしていく二人三脚で進行だ。主人公も園長さんもハムスター狂いでまともな奴がいないぞ!

アドベンチャーとあるがゲームとしてはステージクリア型の防衛ゲームで、ランダムのパワーアップと永続強化を積み重ねるローグライト的な構成だ。
右手で鷲掴みにしたもちおを敵に向けるだけの簡単操作。敵に照準を合わせるだけで自動で攻撃してくれるし、敵が落としたヒマワリの種やアイテムに照準を合わせると吸い込んで回収する。照準操作だけで完結した操作だ。
ハムを敵に向けるだけで国家が守れる簡単なお仕事。
操作は簡単だが高速で飛んでくるミサイルを優先して撃ち落としたり、穴掘って防衛ライン近くに出現する薄汚いドリル戦車を潰したり、鉄骨を運んでる敵を撃ち落とすと、鉄骨が地面に落下して地上の敵を押しつぶせる要素があったり、一定時間パワーアップするアイテムをいつ吸い込んで使うか悩んだり……と、単調にならない工夫もされている。

ステージによってはボスである「超級兵器」も登場する。
極大重量級殲滅戦車とか物騒な肩書が付いているぜ!まあこっちの右手には国土防衛用ハンディ殲滅兵器がいるんだが……。
敵に防衛ラインを突破されるとHPにダメージで、ゼロになったらゲームオーバー。
制限時間耐えれば味方の爆撃が始まってステージクリアだ。

エサであるヒマワリの種を一定以上回収するとレベルアップ!
ランダムに選ばれる3つの武装とパワーアップから一つを選択だ。ハムの顔より見たシステム。

敵が稀に落とす宝箱を回収すると、最大でパワーアップ5個が手に入るチャンスタイム!
大当たり引いた時の演出が派手なのがポイント高い。俺はここが地味なサバイバー系ゲームに毎回厳しく突っ込んでいるからな!お前らみんなハムスターを見習え!

戦闘で溜めたお金や素材を使い、メインメニューからステータスアップや新しい武装のアンロックが可能だが、頭部を取り外す改造シーンが怖すぎる!
イベントでこのゲームを遊んだ時に、もちおの可愛さと破天荒さに後ろの親子連れが大ウケしてたんだけど、このシーンを見られなくて良かった……!

ボスを倒すと上位ランクの武装もアンロックできるようになる。
「大陸間ハム道ミサイル ハムマゲドン」だの「最終殲滅ハム衛星砲 ジャジメント・ハム」だの!『とっとこハム太郎』見た後にCAVEの弾幕シューティング遊んだようなノリ。

鍛え上げたもちおで次なる戦場へ……。
敵の数もデカさもこちらの武器の爆発も、ばら撒かれるひまわりの種もすべてが猛烈にインフレしていくのが爽快の一言だ!
大量のキャラやアイテムが動いても重くならないよう、独自の処理で動作を軽くしているそうで。ノートPCなどでも軽快に動作するらしい。

出撃前にもちおをナデナデして一時的にパワーアップさせたり、ヒマワリの種をもちおの口にシュートして絆を深めたりと、交流要素もかわいくて良し!

定価580円ですごい密度!
難易度ノーマルとハードクリアして、エンドレスモードを実績達成するところまで遊んで4~5時間くらい。
育成すれば何とかなるので難易度は低く、爽快感ともちおの可愛さを堪能することに特化した作り。それでいて単調にならない工夫も多く、1ステージ辺りのテンポも良好。クリア後に解禁されるエンドレスモードと、更なる育成要素でやり込み要素もバッチリだ。ややネットミーム的な言い回しが鼻についたが、何もかもヤバいのに、終始ゆるいやり取りで前向きに進む主人公と園長さんのやり取りも面白かった。エンディングが特に好きだね。
気軽に楽しめるゲームとしてかなり良作!みんなも580円払って、国土防衛用ハンディ殲滅兵器をその手に掴もう!