『骸ノ螺旋』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:マトリックス
機種:PC
ジャンル:アクション
発売日:2026/2/13
価格(税込):1380円
1スティック・1ボタンの簡単操作で忍者を操作するアクションゲームだ。
ランダム3択のパワーアップを積み重ねて先に進み、溜まっていくお金を使って永続パワーアップを購入していく。ジャンルとしてはローグライトだが、足場を次々に乗り継いで登っていくステージ構成や、地形が固定な点などは昔のアーケードゲームっぽさもある。
本作は格闘家が逆さで戦う『逆道(さかどう) SAKA-DOH The Reversal Arts』と同じく、株式会社マトリクスが展開する「マトリックスクリエイターズ」から生まれた作品。ゲーム業界で活躍するレジェンドクリエイターと、意欲的な作品をプロデュースしていくブランドだ。
こっちも忍者が逆さで戦っているが、別に逆さがウリのブランドではない……はず!
手掛けたのは『カスタムロボ』などを手掛けた見城こうじ氏。BGMは「なかやまらいでん」こと古川典裕氏とショーン・バイロー氏が担当と実力派揃い。マジかよ『Donut Dodo』じゃん!
創作の題材として万能接着剤のニンジャ、往年のアーケードゲーム、流行りのローグライト。
この3つの要素を混ぜ、更に引き算で作られた完全新作としてなかなか面白かったぞ!

空中に浮かぶ足場を乗り継いで上へ上へと進んでいき、頂上で待ち受けるボスを倒せばクリアとなる。
スティックで移動、足場の赤いジャンプゾーンなどでボタンを押せばジャンプ。攻撃は手裏剣などによるオート攻撃だ。

道中にある宝箱を取るとパワーアップを入手。
ランダム3択で武器を強化する宝箱と、有料のランダム2択で時間制限付きのパワーアップ、ステータスの底上げ、回復アイテムが出る宝箱の2種類がある。

時間制限付きのパワーアップは360度への火炎放射や、全画面の爆弾攻撃など強力!
難所の手前で出現したら取っておきたい性能。

どんどん火力が増していくオート攻撃で四方から来る敵の群れを捌き、壁から壁へ、時には天井へと張り付きながらニンジャらしく進んでいくゲームだ。
落ちている宝箱とお金を拾えば良い仕様で経験値の概念が無く、敵を倒すメリットが無いので一気に駆け抜けられるし、どのタイミングでどの足場に飛び移るか?を瞬時に判断して進むのがスピード感あって気持ち良い。
落下中にボタンを押すと、スティックを向けた方向に鎖鎌を発射して貼り付ける。
慣れて来るとあえて足場から飛び降りて敵の攻撃を避け、更に鎖鎌で別の足場に飛び移る!なんて高度な動きも出来るぞ。ニンタリティが高まって来た!

遊ぶ度に宝箱の出現位置は変化するが、地形や出現する敵などは固定。
なので、難所の手前での対策が立てやすい作りだ。ローグライトでありながら往年のアーケードゲームっぽさがあるのはこの辺りのおかげ。上達してる感覚が掴みやすいのも良いところだね。

死んだら最初からになるが、手に入れたお金を使ってメインメニューから永続強化を購入できる。ここら辺はローグライトのお約束。やればやるほど強くなる!
手に入るお金は有料宝箱に使う銀貨と、永続強化に使う金貨に分かれている。繰り返しプレイして銀貨を溜めて、有料宝箱から強い消耗品をガンガン購入して突き進む!というやり方も可能だ。有料宝箱、たまに「クソ高いけど装備の全ステータス強化」みたいなのが出るので、銀貨のストックがあるとメキメキ強くなれる。

死ぬと手に入れたお金が大幅にダウンしてしまうが、道中にある帰還ポイントを使うと全額持ち帰れる。位置は画面右のマップで確認が可能だ。
さらに宝箱から「手に入れたお金に倍率をかける」「手に入れたお金を2倍にするけど死んだら0円になる」なんてアイテムが出ることも。2つ出たらゲキアツ!
この仕様を踏まえて稼ぎ時と引き際を見極めるのも大事なゲームになっているぞ。
引き際を見極められず死ぬようなヤツは忍者失格だぜ!

よくまとまってるゲームなんだが、ある程度遊ぶと解禁されるショートカットを使った場合、すっ飛ばした区間の宝箱をランダムで取得する。
基本的に攻撃力中心で1~2つの装備に絞った方が強いゲームなので、ショートカットを使っちゃうと結構不利になる作りなのはやや気になった点だ。
まあ「ショートカット使わない方が格段に安定する」はローグライト・ローグライクあるあるな気がする。

完全クリアまで10時間以上掛かった。
引き際を弁えずに死にまくったので、もうちょっとマメに帰還していればサクッとクリア出来たかも。
見た目は地味でプレイアブルキャラは1人、武器は4種類なのでプレイの幅は狭いが、簡単操作でスピード感あるアクションが楽しめるし、パワーアップを積んだ武器で敵の群れをジリジリと押し返す感覚もたまらない手触り。ノリノリの和風BGMも文句無しにカッコ良くて最高だ!
繰り返しプレイで銀貨と金貨の両方を溜めれば難易度はかなり下がるのでお手軽。
既存のローグライトとは一味違ったゲームに仕上がっていて、これは「ゲーム業界で活躍するレジェンドクリエイターと、意欲的な作品をプロデュースしていくブランド」として成功例だ。
クリアしたら終わり!な遊び切りのローグライトアクションとしてオススメです!