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【レビュー】視界全てがポップ&キュート!伝説のベルスク後継作!『Scott Pilgrim EX』【PS5/PS4/Switch/XBOX/PC】

 

Scott Pilgrim EX- PSstore

 

Scott Pilgrim EX My Nintendo store

 

Scott Pilgrim EX を購入 | Xbox

 

Steam:Scott Pilgrim EX

 

パブリッシャー:Tribute Games

機種:PS5/PS4/Switch/XBOX/PC

ジャンル:アクションアドベンチャー

発売日:2026/3/5

価格:3400~3800円

 

カナダのコミックである『Scott Pilgrim』を原作としたアクションゲームだ。

2010年の実写映画版とそれに合わせたアクションゲーム、2023年のNetflixでのアニメシリーズと、定期的に展開が続いているコンテンツでどれもクオリティが高い。

 

本作はビジュアルが最高過ぎて伝説になった『Scott Pilgrim vs. The World™: The Game』に続くゲーム2作目だが、原作のシリーズが同じだけで販売も開発も異なる。ただ、めちゃくちゃ可愛いドットのベルトスクロールアクションというスタイルは踏襲しているし、BGMも同じAnamanaguchiが担当。原作者もストーリーで参加しているぞ。

 

なので手触りは大分変っているが、新作アクションとしては十分満足できる内容だった!

 

 

世界観は恐らくNetflix版がベースで、3つのギャングによって荒れる20XX年のトロントが舞台。スコットが所属するバンド「Sex Bob-Omb」のメンバーがメタルスコットという、メタルソニックのパロであること以外は正体不明の敵によって誘拐されてしまう。さらにトロント各地では過去に繋がるポータルが発生して深まるカオス。

スコットはバンドメンバーたちを助けて、バンドを開催することが出来るか?というストーリーだ。

 

「ボス倒して誘拐されたバンドメンバーを助ける」

って話なので、まあ原作知らなくてもなんとなく分かる筋書き。気になったら実写映画版とNetflix版を見よう!

 

 

最大4人プレイに対応おり、プレイアブルキャラは7名。

お馴染みのスコットとラモーナはもちろん、Netflix版でまさかの大出世を果たしたマシューも使用可能だ。

俺はレズくノ一のロキシーで行くぜッ!

 

 

「楽器を探し出して、バンドメンバーを助けて、今夜のライブに行って、ついでにかわいい女と出会うって?やってやろーじゃん!」

 

と、スタートからやる気満々である。

 


1作目はステージクリア型のベルトスクロールアクションで、敵を倒したお金でアイテムを買う構成だった。

今回は横長の広いステージを探索しながら進める構成になり、ちょっとしたサブイベントも用意されている。『River City Girls』の影響が強そうだ。

ステージ自体は昨今のアクションRPGに比べるとそこまで広くなく、ガイドマーカーに付いていけばストーリーは進むので迷うことは無い。

 


弱攻撃と強攻撃によるコンボに、掴みからの格闘や投げ、そこら辺に落ちてる物で相手をぶん殴る武器攻撃。そしてゲージを消費しての必殺技や、アシストキャラを召喚しての攻撃が可能だ。

 

 

前作だとプレイアブルキャラだったキムなどのバンドメンバーは今回アシスト参加。

アシストキャラは単純に攻撃をするものから、攻撃力アップや守備力アップなどの強化まで様々。種類が豊富で、ボスに合わせて使い分けるのも重要だ。

 

 

ショップでは敵が落としたお金でステータスをアップさせる装備アイテムに、様々な特殊効果のあるアクセサリーなどが購入可能。

店員がもれなく可愛いのでテンション上がる。店員でも原作の様々なキャラがぶち込まれているぞ。

 

 

スピード感あるコンボと広範囲の必殺技で敵をなぎ倒すのが非常に爽快で、ガードされたら掴んで殴るか投げるかすれば良し。投げてぶつけられるオブジェも大量に落ちてるし、お約束の鉄パイプやヨーヨーといった打撃武器も充実。

 

落ちている武器をパンチで吹っ飛ばして敵に当てたり、飛んだ武器同士がぶつかり合って画面内を跳ねまわり、そのまま敵を吹っ飛ばしたり……ってのが起きやすく、ファミコン時代のくにおくん的な爽快さがある。変に硬い敵もいないし、スルー出来るザコ戦も多いからテンポ良いね。

 

サポートの種類が多いので立ち回りにも幅があるし、装備のアクセサリーも稼ぎに使えるものから、必殺技が打ちやすくなるものまで多彩。色々試しつつ、ステータスアップで着実に成長しながら進めるバランスだ。

 

 

カラフルなデフォルメのドットで表現された登場キャラはみんな表情豊か。

ザコもボスもみんな魅力的で活き活きとしているし、時空を超えて氷河期や中世にワープする展開も楽しい。

 

 

ナイスデザインの敵が途切れずに次々に出て来るからテンション上がりっぱなしだ!

 

 

ちょっとしたモブキャラも含めて本当に可愛くて作り込まれている。

 

 

原作コミックからずっとそうだが今回もパロネタ満載。背景やアイテム、ボスまでどっかで見たようなネタが多数だ。

『スーパーマリオブラザーズ3』の太陽が出てきたのは笑ったが、全体的に『スーパーマリオUSA』のパロネタが目立ってる気がするな!

 

 

このやたら角ばったクジラを拾ってるのコアだぜ……!

 

 

そもそも1作目の段階でキャラクターセレクト画面がUSAだったわ!

原作者のセンスだろうか。

 

 

面白いが気になった点としてはマップの行ったり来たりが多いところ。

アイテム探しに一度行った場所に戻るイベントが度々あり、後半になるほど増えていく。そろそろ終盤戦だ!というタイミングで入るから気持ちが途切れやすい。

 

ボス戦がボスと湧いてくるザコのセットばかりなのは少しワンパターンに感じてしまった。ザコをボスにぶつけてダメージ!ってのが気持ち良い構図ではあるんだが。

 

 

グラフィックの質は高いものの、背景に関しては2010年に発売された1作目の方が陰影や立体感が圧倒的に上手い。

これは1作目がオーパーツだなぁ……。

 

 

 

BGMはAnamanaguchiが担当しているのでこれこれ!ってなる。

 

アクションゲームとしての方向性も結構違う。

1作目は本作よりゲームスピードが遅く、レベルアップでちょっとずつ技が増えていく構成で、鍛え切った時の技の多彩さやスピードの速さが痛快。

今回の『Scott Pilgrim EX』は最初からすべての技が使用可能でゲームスピードも速い。

 

アクションゲームとしての緊張感や育成の達成感は1作目、単純な爽快感と手軽さなら本作って感じかな。プレイアブルキャラが最初から前作より多いこともあり、育て直す手間や遊びやすさを考えると本作の調整で良いと思う。

 

 

難易度ノーマルでクリアまで遊んで2時間ちょっと。

クリア後は装備などを引き継いだニューゲーム+が解禁されるので、他のキャラの育成や高難易度でのやり込みが用意されている。

 

行ったり来たりのイベントなど少し引っかかる点はあったが、それを踏まえてもゲームテンポは良好。ボス戦で負けると少し手前からなのは手こずったが、サポートやアイテムを駆使して火力を上げればボスもサクサク倒せるから遊びやすい難易度だ。

 

定価はやや高めなものの、ポップでキュートなビジュアルとノリノリのBGMで、敵を爽快にぶっ飛ばすアクションゲームとして十分面白かったぜ!

このままゲームの方もシリーズを続けて欲しい!