G-MODEアーカイブス+ ナムコクロニクル | Nintendo Store
G-MODEアーカイブス+ ナムコクロニクル on Steam
『ナムコクロニクル』のレビュー行くぜ!
俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch/PC
ジャンル:シミュレーションRPG
発売日:2026/5/28
価格:800円
2011年にバンダイナムコゲームスから配信されたガラケー作品の移植。
歴代ナムコキャラ大集合のシミュレーションRPGになっているぞ。
キャラデザは『ブギーポップは笑わない』『武蔵伝』『怒首領蜂大復活』などで知られる緒方剛志!
2011年はガラケー後期。
ゲーム機ではニンテンドー3DSとVitaが発売されているし、前年の2010年にはXbox360で発売された『地球防衛軍3』のガラケー版『地球防衛軍3MOBILE』が出ていたりと、フル3Dのゲームも色々あった。
そんな時代のゲームなので、ガラケー移植とはいえ絵も音もリッチで大ボリューム!普通に「ゲームボーイアドバンスの面白いゲームくらい面白い」完成度だったし、シナリオも見事!
G-MODEアーカイブスで復刻されたタイトルの中でも過去最高の面白さだったぞ!
- ゲーム次元を救うため、クレジットで歴代ナムコキャラを復活させるストーリー
- 王道のターン制シミュレーションRPG。戦闘アニメのクオリティに驚愕!
- 歴代ナムコキャラ大集合!小ネタも濃すぎるクロスオーバーシナリオ
- 古き良き手強いシミュレーション!仕様とユニット性能をフル活用せよ!
- 苦戦するなら稼ぎに戻れ!消耗アイテムの活用でガラリと変わるバランス
- 人を選ぶがクロスオーバーゲームとして最高だった!
ゲーム次元を救うため、クレジットで歴代ナムコキャラを復活させるストーリー

物語はゲーム大好きな小学生の玲馬と、その友人である牡丹がケータイに吸い込まれたところから始まる。辿り着いた場所はゲーム次元。
現実世界のプレイヤーの想いである「クレジット」に支えられた世界だったが、その力を司るワンダーエッグがブラックワルキューレに奪われてしまう。クレジットの力を悪用されて歴代の悪役キャラが復活!ゲーム次元を救うために、玲馬自身の「クレジット」で歴代ナムコキャラを呼び出して立ち向かえ!という内容だ。

早速クレジットで「僕の大好きなゲームのヒーロー」らしいワルキューレを召喚!

一緒に具現化したサンドラとコアクマンに対して「ちゃんと名前でクリノとサビーヌって呼んだ方がいいよね?」と言い出す玲馬。このゲームかなりマニアックだな?と初手で理解させて来る。
王道のターン制シミュレーションRPG。戦闘アニメのクオリティに驚愕!

1体ずつユニットを動かすターン制のシミュレーションRPGで、一言で言うとスパロボタイプ。敵全滅やボス撃破などの条件を満たせばクリアとなる。

ユニット毎に様々なスキルを持っており、敵への攻撃やターン経過で溜まるSPを消費して大技を放てるシステムだ。
乗るとダメージを受けるマスや、移動力が落ちるマス、回復マスなどの地形効果も存在する。
ガラケーからの移植だけど演出カットが快適でサクサクなので今遊んでもイケる!
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) June 1, 2026
とはいえ、6話の段階で結構歯応えある難易度だ。#GMODEアーカイブス #ナムコクロニクル pic.twitter.com/BzGyXcHmwP
古いシミュレーションゲームはテンポが気になるところだが、本作は敵CPUの試行時間が短く、戦闘アニメのスキップも快適なのでサクサク進行だ。今遊んでも快適!

その戦闘アニメも驚くほどクオリティが高く、カットインもドットの動きも原作ネタの入れ方も、原作BGMのアレンジも文句無し!容量の制約もあったんだろうが、どれも30秒未満にメリハリ付けてギュッと見せ場を詰め込んでるから見応えある。
ワギャンの神経衰弱でバキュラを叩き割れるゲーム、さすがに神ゲー以外の言葉がない https://t.co/AKQA14UO7D pic.twitter.com/sqq48sormW
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) June 13, 2026
ワギャンの必殺技がまさかの「神経衰弱」で、これでバキュラを叩き割れた時は「神ゲー」以外の語彙を失ったぞ!
本来はボスから挑んでくる神経衰弱を、自分から吹っ掛けてストレート勝ちするの無法過ぎる……。ミニゲームで勝ったら命を奪い取る、ワギャンランドのローカル殺人ルールを別次元に持ち込むワギャン恐るべし。
ちなみにバキュラは元の『ゼビウス』だと破壊不可能だったので物理ほぼ無効。魔法のみ通る。原作がシューティング系のキャラだと手も足も出ないが、ワギャンやカイなどの魔法属性なら倒せる……って仕様も絶妙だ!

主人公にのみ装備可能の「カード」では更に大量のナムコ作品が登場。
『マインドシーカー』だの『三国志中元の覇者』だの『早打ちスーパー囲碁』だの!跳弾みたいな顔ぶれ!
なあ……これかなりとんでもないゲームなのでは?#GMODEアーカイブス #ナムコクロニクル pic.twitter.com/vzNiAvHl9B
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) May 28, 2026
さすがに大半は名前だけのアイテムに近いが、一部のレアカードは原作再現の演出付き。そこに『ピストル大名の冒険』が入って来るセンスよ!
カード、当時は課金アイテムだったっぽい?ゲーム起動時に全100種類入手の使い捨てアイテムで、再入手出来ないので結構使いどころに悩む。攻撃系は終盤だと火力不足なので、どんどん使って良いかも。
歴代ナムコキャラ大集合!小ネタも濃すぎるクロスオーバーシナリオ

歴代ナムコキャラ大集合で展開するシナリオも面白い。
キャラの性格は独自解釈だが『ドラゴンバスター』の主人公である竜殺しのクロービスが、『ドラゴンスピリット』のアムルに対して辛辣だったりと、設定を活かした絡みが多いし、意外な性格付けのキャラがいて驚くことも。

ワンダーモモ参戦時にはさりげなくアイマスネタも!
ベラボーマンに変身前のグラフィックがちゃんとあるのも凝ってるな。

『バラデューク』の主人公は『ミスタードリラー』シリーズで再解釈されたトビ・マスヨでの参戦!もちろん『ディグダグ』の主人公との絡みが濃い。

他にも
「ホリ・タイゾウの初登場ステージがディグダグII」
「ゼビウスのガンプがバラデュークのオクティ・キングを乗っ取るクロスオーバー」
「トビ・マスヨの最強技はバラデュークの続編である爆突機銃艇」
「ドラゴンスピリットの最強技がロマンシング・シューティング」
などなど……。
お祭りゲームらしい歴代要素がてんこ盛りで、当時のキャッチコピーから拾っているような小ネタもあったりで濃い!

主人公である玲馬は「引き換えそっか?」が口癖のヘタレで、友人である牡丹に怒られ、ナムコヒーローたちに励まされながら頑張っていく。
2人のコテコテなやり取りが微笑ましいし、中盤以降の成長っぷりも熱い。小学生なのにナムコマニアが過ぎるのも笑いどころだ。

『ドルアーガの塔』のクリア手順はこの指が覚えているよ。
とか言い出してお前のようなガラケー世代の小学生がいるか!俺よりかなりゲームが上手い!
終盤に覚える最強技のクロスオーバー演出も文句無しの最強っぷり。すげぇよこのゲーム。
古き良き手強いシミュレーション!仕様とユニット性能をフル活用せよ!

非常にバラエティ豊かな内容になっているが、ゲームとしての難易度は高め。
まずステージ中は中断はあってもセーブが無い。ボスの手前で一旦セーブして様子を見る……なんて立ち回りは不可能だ。ここはスーファミ~ゲームボーイアドバンス時代のゲームと比べても厳しめの仕様。

1ステージで出撃できるユニット数が少なめかつ、中盤まではほぼ1ステージ1キャラのペースで新キャラが加入。しかも新キャラと敵キャラのレベルがどんどん上がっていく。
新キャラを軸に立ち回れば楽に進める調整だが、加入ペースが早すぎてすぐに型落ちになる。レベルを上げれば強くなるものの、序盤で加入するギルやカイなどを終盤戦で使うのは大変だ。
強制出撃のキャラがやられるとゲームオーバーなステージも多く、全然育ててないキャラが強制出撃で困ることも。ちょっと前に出し過ぎるとザコ敵に狙われて十字砲火でやられたり……。
他にも思わぬところから敵の増援が来る、やられたら負けの仲間がマップの端にポツンと出現する、NPCキャラが勝手に敵陣に殴り込むなど、昔懐かしいシミュレーションRPGらしい歯応え。

オープニングで登場したワルキューレとサンドラは勝手に動くNPC扱いで、しばらくは特定ステージのみ参戦。強いけど勝手に敵陣に殴り込むので困る!
いつの時代のゲームだよ!15年前のゲームだったわ。
大体「ワルキューレがやられたらゲームオーバー。サンドラは無関係」という条件が設定されているので、まずサンドラを無視するところから俺たちのクロニクルは始まる。

ワルキューレとサンドラは正式加入遠いのに、コアクマンはステージ1からずっと一緒なのが捻くれたゲームだぜ!
そして苦戦しながら辿り着いた最終ステージは特にヤバかった。
ザコは強敵揃いでラスボスも強力。一斉攻撃でラスボスの体力を削り切れないとカウンターで味方が半壊するし、増援もえぐい!
回復ユニットを軸に味方キャラでスクラム組みながら着実にザコを処理。SPを溜めてラスボスをどのタイミングで殴りに行くか試行錯誤する緊張感。スーファミ時代のスパロボみたいだったわ。
苦戦するなら稼ぎに戻れ!消耗アイテムの活用でガラリと変わるバランス

難しいだけのゲームではなく、ターン制限が無いのは遊びやすい点だ。
マップの回復ポイントや味方の回復スキルを使いながら、ユニットを固めてゆっくり進む、敵が近づいてくるのを待つ戦略などが取れる。
味方に2つまで消耗品の回復アイテムを持たせられるので、まずポーションを全員にセットさせるかどうかでも難易度が激変するぞ。強制出撃の弱い味方に復活アイテムを持たせて、バックアップ要因にするのもアリ。

一度クリアしたステージはスコアアタックが可能。スピードクリア&大技でザコを倒すなどで高ランクをゲットすればレアアイテムゲット。高ランクを沢山取ると隠しシナリオも解禁される。
スコアアタックは通常ステージと構成が異なり、イベントデモ無し&大量のザコと向き合った配置で始まるから稼ぎにも使いやすい。考えられてるね。

命中率の仕様はややクセがある。
敵への攻撃時にダメージと命中率表示が出るが、ヒット数の関係で結果がかなりブレる。
例えば「3hitの技で攻撃を仕掛けて命中率80%」だったら「命中率80%の攻撃を3回行う」ということで、それぞれにクリティカルの判定もある。
hit数の多い技だと、クリティカルが複数出て予測数値の数倍のダメージが出ることも珍しくない。強いキャラで削って弱いキャラでトドメ……ってのが少しやり辛い仕様だ。

手に入れた装備を素材で強化出来るが、確率で失敗して装備が消滅するのが無慈悲。
ボスがドロップしたレア装備でも容赦なく消滅する!ここら辺はもっと緩くても良かったのでは……。
人を選ぶがクロスオーバーゲームとして最高だった!

クリアまでたっぷり25時間以上。
一昔前のシミュレーションRPGらしいヒリヒリしたバランスで、お気に入りのキャラを育てるだけでは絶対に突破できない。好みが分かれそうだが、俺は最初から最後まで楽しかった!
ある程度ナムコキャラに詳しくないと面白くないと思うが、知っていれば知っているほど興奮が跳ね上がる濃厚なお祭りゲーム。こんなゲームがガラケーに埋もれていたとは!しかも800円と破格のお値段で復刻!
ハイペースで歴代ナムコキャラが登場するのでプレイの手が止まらない序盤~中盤。
新キャラ加入は無くなるが、クロスオーバーが濃くなってシナリオが盛り上がり、歴代ボス相手の総力戦が続く後半。
この流れもよく出来てる。
そして「ゲーム好きな少年の成長物語」「ゲームキャラクターたちの物語」として押さえるところを押さえた筋書きも見事だった。最凶のラスボスを乗り越えた先に待つ最高のエンディングに感動。まとめ方があまりにも綺麗だ。
参戦作品の大半がアーケードアーカイブスで復刻されている時流にもマッチしてる所。
遊ぶと原作がやりたくなってくるので、まんまと『バーニングフォース』買ってしまったわ。
良いお祭りゲームだったなぁ……とレビュー書きながら余韻に浸っている。
ナムコ好きなら買うしかないぜ!