パブリッシャー:あまた株式会社
機種:PS5/Switch/XBOX/PC
ジャンル:シューティング
発売日:2026/8/6
価格(税込):2420~2500円
備考:11月26日にSwitchパッケージ版発売。19800円の限定版もアリ。
2023年にキャット・ホイ商事がファミコン互換カセット向けに発売したタイトルの移植だ。
つまり「レトロ風」ではなく本当にファミコンで動いているゲーム!
旧コンパイルを中心とした豪華スタッフによる作品で、2つの形態を使い分けるシステムが特徴だ。
見事なドットに1プレイのテンポの良さ、ボスをどう攻めるかで悩ませる攻略、狙って撃つ気持ち良さに、令和基準の遊びやすさも忘れない。シンプルながら熱い1本になっていたぞ!

収録ゲームは3本。
ストーリーが異なる日本版と海外版に、2024年にロケテした際のプロトタイプ版だ。

オプションで巻き戻しボタンや壁紙、画面表示比率にCRTフィルターなども搭載。
巻き戻しボタンを有効にするとオンラインランキングは無効になる。星を目指すなら振り返ってはいけないのだ。

ギャラリーモードではパッケージ版で使われたイラストやインストカード、サントラの他、お祝いイラストなどの細々した絵も収録してある心遣いが嬉しい。

ゲームを開始するとデモ画面でストーリー説明がある。
異星人からの侵略を受け、世界5大経済都市を筆頭に侵食されつつある地球。
こんなことも有ろうかと秘密裏に超可変ロボ「エスティーク」を制作していた草壁博士だったが、最終調整の最中に敵の攻撃を受けて重傷を負ってしまう。
地球の未来は孫娘である草壁マリィに託された!
という『マジンガーZ』みたいなシナリオだが、初手で「どういうこと!!?」「そういうことよ…!」「どういうことだよ!!」の熱いディスカッションをブチかますシナリオ大分ゆるい。

ステージ開始時には観光気分のイラストも表示されるし、エンディングもゆるいぞ!
同じキャット・ホイ商事の『ハイパー・ユーフォリア』に通ずるものがあるような。
ちなみに「エスティーク」は「Eastern Super Technological Invincible Quick-actionable Ultimate Equipment = 東方超技術無敵高機動究極装備」の略称とのこと。
そんな名前考えてるから最終調整が遅れるんだよ!

海外版は宇宙海賊の襲撃を受けた地球を救うために、惑星ペテルギウスからロボットとエースパイロットがやってきた!
というストーリーで話が根本からちげぇーッ!

デストロイゼモーって言ってるな……。

全6ステージのシューティングで、2つの形態を使い分けて戦うシステム。
当たり判定の小さい戦闘機のファイター形態と、当たり判定が縦に大きいが地形ダメージが無いロボット形態の2つだ。
時間経過でシールドが回復していく仕様で、ロボット形態だと回復速度が速い。
ショットボタンを軽く連打すると、ボムに近いスーパーウェポンが発動するぞ。

アイテムにより武装が変化し、敵弾を防ぐB.I.Tと、広範囲の3-WAYという攻めるか守るかの2択。
8万点ごとに出現する「まるいの」はキャット・ホイ商事のマークで、シールドとスーパーウェポンが一気に回復するので強力だ。
2種類の形態と2種類のショット。この組み合わせで攻略していく作りになってるぞ。

さすが、今の時代にわざわざファミコン向けに作る酔狂なゲームだけあってドットが見事!夜景の表現が職人芸だ。
システムが分かりやすく敵を撃つ単純な気持ち良さが強いし、攻略を意識すると見えて来るバランス調整も見事だ。
ロボット形態のスーパーウェポンは遅い貫通弾なので、硬い敵や並んだ砲台も一気に破壊可能!ファイター形態は広範囲ショットなので、素早いザコが散らばってる箇所で有効。
スーパーウェポンの使いどころが分かってくると敵の編隊をサクサク破壊できるし、スーパーウェポンで敵を倒すとボーナスが入る。
なので、敵を効率良く倒すことを意識すると、自然とスコアが上がっていき、8万点ごとに登場する「まるいの」の頻度が上がって楽になるのだ。
スーパーウェポンは複数個ストックされるので、敵の多いエリアで一気に連発して得点を稼いで「まるいの」で補充!が決まると爽快。
貫通弾で敵やボスを弾ごとゴリゴリ削ってる時の感覚もたまんねぇ~!

画面を埋め尽くす各ステージのボスも大迫力!メカゴジラの恐竜戦車みたいなのが1面からドーン!地球を侵略に来た宇宙人って大体デザインのセンスが良いよな。

こいつは絶対ファミコンロボットだと思う。
ボスの巨体でこちらの移動範囲が制限されるボス戦は、3wayショットとbitの使い分けがカギだ。こっちに高速で突っ込んでくる多段ミサイルなら3wayショットで正面から相殺できるし、ショットで壊せない敵弾もbitなら掻き消せる時がある。
ファイター形態だと避けやすい攻撃もあるので、キツそうに見えて行動パターンを見切ったら楽勝になる箇所が多かった。

1周が30分掛からないテンポなので遊びやすい作り。
シールド制かつ時間経過でシールドが回復していくから遊びやすく、ゲームオーバーになってもタイトル画面からコンティニューできる。
難易度ハードから攻撃はかなり激しくなるが、ファイター形態とロボット形態を使い分け「こうすればいいじゃん!」を発見し攻略していく手応えと喜びがある!
BGMはシューティングの曲としてはややクセが強いものの、遊んでいると耳に残るスルメ曲揃いだ。
難易度ハードをノーコンティニューでクリアするまで遊んだが、新作シューティングとして非常に完成度が高く満足。
真のレトロシューティング、オススメです!