『クイーンズブレイド リビルド Queen's Blade Re:Build』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Hobby Japan Co., Ltd.
機種:Switch/PC
ジャンル:ローグライト・アーマーブレイクカードゲーム
発売日:2026/7/23
価格(税込):4400円
備考:Switch版は2026年秋予定
2005年の対戦型ゲームブックを皮切りに、様々なメディアミックス展開が行われた美少女ファンタジー作品をゲーム化したもの。
お色気要素押しまくりでアニメやフィギュア、漫画などなど大人気のシリーズだったが、CSでのゲーム化は2009年のPSP版以来となる。
内容はランダム選択肢を選びながらマップを進み、ライバルを倒してカードやアイテムでデッキを強化していく「ローグライト×カードゲーム」な作り。
もちろん、ダメージで服が吹き飛ぶアーマーブレイク要素もあり!
俺はキャラ以外は全然知らなくて、ちゃんと触れたのは今回が初めて。
どのくらい知らないかと言うと、昔から見た目が超好みだったメナスの声優が後藤邑子さんと今回知って衝撃を受けているくらい。ヤニねこの大家さんみたいになった。
ゲームとしては結構しっかりまとめてあり、多彩なイラストレーターの個性を押し出した美少女キャラが混在する作りと、イラストの多さも魅力。
ただ、バランスが悪いところや物足りないところも多く、色々と惜しい作りだった。

大陸の女王を決める闘技会「クイーンズブレイド」に参加する戦士たちを描く物語!
人間でなくても、知的生物の女性であればOKなのは多様性を感じる設定だぜ。

主人公は「流浪の戦士レイナ」「武者巫女トモエ」「冥土へ誘うものアイリ」の3人。
クリアする度に一人ずつアンロックされていく。

ゲームを開始する際に戦闘をリアルタイム制とターン制で選択可能。
ターン制を選ぶと獲得経験値が減少するペナルティがあるのはよくないところ。

遊ぶ度にランダムで変化する進行ルートを、1~3択の選択肢で進んでいくよくある作り。
敵と戦うか、宝箱を取るか、ランダムイベントを取るか……。残り体力や現状の戦力を踏まえて選んでいくのだ。買い物ができるショップや休憩ポイントもある。

ショップや戦闘のレア報酬で手に入るレリック……じゃなかった「秘宝」は永続効果で、カードと組み合わせると強力。これをどれだけ積めるかで勝率が変わって来る。
使い捨ての回復や強化アイテムもある。この辺もオーソドックスな作り。

戦闘は上段・中段・下段に分かれたフィールドにユニットカードを配置してバトル。
ユニットがいない場所に攻撃が当たるとアーマーが破壊され、さらにそこを攻撃で本体のライフにダメージ。ライフをゼロにすれば勝利となる。
ユニット同士による攻防で本体のライフを削っていくので、TCG寄りのシステムだ。
ユニットは召喚コストが高いけど強い、ステータスは高いけど攻撃までにターン数が掛かる、ステータスは低いけどすぐ攻撃出来る、など色々いる。

アーマーが破壊されると演出が!この瞬間を待っていたぜッ!
ちゃんと脱衣をアーマー要素としてシステムに落とし込んでいるッ!
とはいえ、完全ブレイクにしてもかなり衣類が残ってるので物足りないところ。Switch版を想定して既にかなりマイルドにしてる印象だ。

そこを渡邉亘が原案を務めたクンネとネンネのド迫力ボディでカバーする!
すげぇ……まるで山だ!

2024年のマンガがデビュー作らしいけど
「これがクイーンズブレイドの令和最新キャラだーッ!」
でこの二人を出してくるの非常にパワフルである。

登場するカードの種類がそこまで多くなく、主人公ごとに異なるデッキのテーマも明確。強化の方針と強いカードが分かりやすい。
攻撃力を高めていくレイナに、サポートカード連発でダメージを稼ぐトモエ。

ユニットを生贄にした分だけ強化されるアイリが個人的には一番面白かった。
「隣接したフィールドに生贄の数が攻撃力になる死霊を召喚するユニット」
「味方ユニットすべてを生贄にし、すぐにそのユニットを再配置するサポートカード」
辺りを組み合わせると火力が跳ね上がる!死霊軍団でフィールドを埋め尽くせ!
生贄にすると敵にダメージ与えるユニットや、こっちの体力を回復するユニットも使いやすい。

カードにはブロンズ、シルバー、ゴールドのランクがあり、ランク差があると攻撃が貫通になる仕様。終盤はランクの高いカードでデッキを埋めないと、敵の攻撃でユニットごとアーマーや本体を割られてピンチに。
ランクはイベントや休憩ポイントで上げられるし、ゲームが進むと手に入るカードのランクも上がっていく。低コストのカードを高ランクにすると強いので、そこから上げるのが基本になるかな。

経験値を稼ぐとレベルが上がって、HPやカード召喚に使うエネルギーの最大値が上昇していく。これはゲームオーバーになっても引き継がれるので、繰り返しプレイでクリアしやすくなる。
デッキとレリックの組み合わせがハマった時の無双っぷりも気持ち良いし、何より絵柄バラバラの美少女キャラが混在してぶつかり合うノリが楽しい!
メローナの絵柄はちょっと違和感強かったが!

ザコ敵は専用のカード使うのも凝ってる。
盗賊やゴブリンがおっぱい美少女カードをガンガン使って雰囲気を壊したりしないのだ!
それはそれで、戦わされてる奴隷みたいで好きな人がいそうではある……!
ザコ戦は敵にだけアーマーが無いので倒しやすく、こちらは無傷で終わりやすいのは気楽なところだね。

シナリオはそこまで分量多くないが、女王を目指して戦いながらライバルたちと絆を深めていく展開は無難に面白かった。
色々ありそうだった女王アルドラの話がスッと終わって「存在しない妹や取りついてた悪霊ってなんだったの!?」って困惑したが、その辺は他の媒体でって感じか……。

主役3人以外は掘り下げ少ないのは物足りないところ。
メナスの出番あれで終わり!?

ランダムイベントだとストーリー参戦していないキャラもチラッと登場したりする。

11時間ほどプレイして主人公3人すべてクリア。
TCG寄りのデッキ構築型ローグライトとしてちゃんと面白かった。
戦略の幅の広さよりも、各キャラのテーマに沿ってデッキを強くする分かりやすさと、繰り返しプレイでの底上げで無双する爽快感を重視した作り。

過去のイラストを使っているんだと思うが、カード集めて戦うゲームで、カードの絵柄が全部凝った美少女イラストなのもコンテンツとしての強みを感じる。

ただ、4000円以上するゲームなのにプレイアブルキャラ3人だけで、戦略の幅が狭いのに1プレイが長くて1周が1時間ほど。1回でもやられたら最初からやり直し。
3キャラクリア後はやり込み要素の高難易度が解禁されるが、レベルに制限入れて戦闘増やして最初から!ってモードが沢山あるだけなので面白くない。
ライトな作りにしたいのか、ガッツリ遊ばせたいのかどっちつかずで、高めなお値段のせいもあって色々と惜しい作りだったぜ。