『破魔弓師 ~逆走、百鬼夜行~』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Nice Gear Games
機種:PC
ジャンル:アクション
発売日:2026/8/11
価格(税込):1050円
体験版あり
『Nice Disc: The Last Hot Blood』などを手掛けたNice Gear Gamesの作品。
百鬼夜行に殴り込みをかける和風の2Dアクションゲームだ。
手書きスタイルで表現した多彩な妖怪たちが圧巻で、ゲームとしての手触りを大切にしてるのも伝わる1本。かなり面白かったぞ!

妖怪たちから百鬼夜行の予告状が届き、困り果てた陰陽師協会。
陰陽師協会から対処を丸投げされた破魔弓師が立ち上がり、百鬼夜行を逆走しての妖怪退治が始まる!
というストーリー。妖怪は人間を脅かしたいだけなので、見た目は恐ろしいが全体的にほのぼのした雰囲気。

弓矢で敵を倒しながら右に進んでいくゲームで、敵を狙ってる間は時間がゆっくり進む。矢を空中で放つと貫通ショットになり、地面に当てると防御結界が生成される。

この弓技を活用し、四方から迫る妖怪を貫通ショットで撃ちまくるゲームだ。

妖怪の数が多いからバンバン撃ちまくれるし、体が複数のパーツで形成されているデカい妖怪など、絶妙に貫通ショットでぶち抜きたくなる配置が頻発。狙い撃つ気持ち良さがしっかりある。敵の攻撃がどんどん激しくなっていくので、防御結界の使いどころも大事。
矢は時間経過で回復するので連発するとすぐ撃てなくなるが、敵が落とす矢を拾えばすぐ回復する。
二段ジャンプと空中ダッシュで画面内を駆け巡り、矢を撃ち矢を拾い、次から次へと妖怪を撃ち抜いていくのがスピーディーな作り。

「二段ジャンプでキャラに残像が出る」
「狙いを付けると時間がゆっくりになる」
この2つの仕様がバチッと噛み合っており、自然とカッコいいアングルが決まるのも素晴らしい!作り手のセンスが光ってる!

ステージクリアで溜めた銭で矢のドロップ率上昇などのパワーアップや、新スキルを買う要素もある。
新スキルはどれも面白い性能。
「地面に矢を当てるとタケノコが生えて来る。タケノコに矢を当て続けると流れ星が敵を攻撃」
「地面に矢を当てるとメンコが出現し、そのメンコに矢を当てると地面に落下して敵に大ダメージ」
「画面左に矢を撃つと鯉のぼりが出現し、触ると龍に変身してホーミング攻撃」
「画面左に矢を撃つと地球を一周して画面右から出て来る」
などなど……。
説明を聞いただけで「なんだこれは!」となるスキル揃いで全部アンロックしたくなる。どのスキルもまず見た目が楽しいし、性能もクセはあるが強力なものばかりだ。
地球一周が地味に見えて前面にシールド張るタイプのボスに有効だったり、ステージに合わせたスキル選択も面白いところ。

敵を狙い撃つゲームで、全画面に流れ星が降り注ぐ攻撃あったら最強じゃね?
と思うところで実際タケノコは分かりやすく強いんだが、タケノコに何度も矢を当てる必要があるので手間も掛かるし、高難易度ステージはこれだけでは勝てないバランス。
タケノコごと敵を撃つ軌道を意識したり、他のスキルと組み合わせたりで、妖怪軍団を捌く必要があるぞ。
最終的に流星やら鯉のぼりやら納豆やらコマやらが画面内を乱舞するド派手なバトルになる。百鬼夜行に負けないビックリ箱みたいな戦術で、妖怪どもの度肝を抜いてやれ!

妖怪のバリエーションはかなりのもので、ボスとして登場する巨大妖怪などで単調さを感じさせない作り。

ザコ妖怪も多彩で尻目まで出て来る!
ケツに付いた目を見せて人間を脅かすというあまりに出オチ過ぎるヤツだ!よく見るとサイズがデカすぎてかなり怖い!

無害な妖怪として描かれがちな豆腐小僧もザコで登場。
本作だと放物線を描く豆腐投げ攻撃を連発という、アクションゲームのザコとしてまあまあイヤな性能で笑った。豆腐のカドと言わず頭に矢を打ち込みますね……。

出会った妖怪の説明が見れるギャラリーもあり、専用のお化け屋敷風ステージになってるのが凝ってる。

4時間掛からないくらいで全ステージクリア。
高難易度の特別ステージはなかなか手強かった!
和風の妖怪退治2Dアクションとしてシステム、演出面共にかなり作り込んであり、最初から最後まで楽しかった。
高低差のある地形を駆け抜けるステージは足場が見辛くて遊び辛かったが、気になったのはそこくらい。

掛け軸と花札を模したステージセレクト画面も好きだったし、ほのぼのした終わり方も本作に相応しい幕切れ。
たまたまイベントで遊んで興味持って買ったんだけど当たりだったぜ。
雰囲気が刺さったらオススメです!