G-MODEアーカイブス+ 機神伝 STRIKE-G- | Nintendo Store
G-MODEアーカイブス+ 機神伝 STRIKE-G- on Steam
『G-MODEアーカイブス+ 機神伝 STRIKE-G-』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch/PC
ジャンル:シミュレーションRPG
発売日:2026/08/06
価格(税込)1500円
2005年にホープムーンがガラケーでリリースしたシミュレーションRPGだ。
少女と人工知能搭載ロボットのコンビが、30体のライバル待ち受けるアリーナに挑む!
自動生成ダンジョンもあるよ!という内容。
2005年のガラケー作品なので色々簡素だが、ゲームとしてのポイントは抑えてあってそれなりに面白かったし、キャラも好みだったぞ。

昔話をしよう。
「私」が「彼女」に出会い
今日に至るまでの、鋼鉄と電熱、歓喜と怒号、そして恐らく、
「縁」なるものに縛られたかけがえの無い、昔話だ。
という、意味ありげな語りからゲームスタート。
クリア後に見ると「ああ……!」ってなるやつ!

舞台は地軸による大災害が起こった後の近未来。
超巨大人工島「辰港市(たつみなとし)」のスラムに住む少女ユウリは、ジャンクの山から正体不明の人工知能搭載ロボットを見つける。
ユウリは有名になって行方不明の父親と母親を見つけるために、ロボットバトルロイヤルで勝ちたい。ロボットは修理してくれた恩に報いたい。
頂点を目指す二人の戦いが今始まる!というストーリーになっているぞ。

ロボットの名前はUnknown Serial Lost Aloneの頭文字を取ってUSLA……アスラ!インドの荒ぶる神の名だ!
ロボットアニメしてて良いハッタリ。

ガラケーのRPGということで構成はシンプル。
自動生成ダンジョンでお金を貯め、ガレージで機体のステータスを強化し、ボスと1体1の勝負をするアリーナに挑んでいく。アリーナを勝ち抜いていくとストーリーが進行するぞ。

戦闘は自分と敵が交互に動くターン制。射撃か格闘で攻撃する。
武装はそれぞれ1つしか装備出来ないが、戦闘中でもメニューから制限なしに装備を入れ替えられる。実質的には持ってる武装すべてが使用可能。
攻撃範囲、威力、弾数など異なる武装を状況に応じて使い分けるのだ。

ダンジョンは自動生成……ではあるんだが「曲がりくねった一本道がどのくらい長く続くかランダム」くらいの作り。別にランダムイベントなどはなく、淡々とザコ敵を処理して進んでいく。HPはもちろん、行動で消費する燃料がゼロになってもアウトだ。
ザコは無視しても良し。

10階ごとにボスが出現。
強いが稼ぎがデカいし、稀にレア装備を落とすこともあるぞ。

ゲームとしては単純にステータスの数字で殴る作りだが、それだけに強くなった実感が湧きやすい。初期HPは1000だけど、強化するごとに1000ずつ上がる!
とりあえず装甲から鍛えると安定するのも分かりやすい。
店売りの装備は弱くて品揃えも更新されないため、序盤をちょっと過ぎたら敵が低確率で落とす装備が戦力の基本。
種類が豊富で1個手に入ると立ち回りがグッと変わるような装備もあるため、ダンジョンでのザコ狩りが楽しい。
終盤はビックリするような性能のレア装備がドロップして脳汁出る。「装甲がここまで上がるの!?」「マップ兵器じゃん!」「近接武器なのに射程が射撃武器くらいあるだと!?」「攻撃範囲が妖刀かまいたちじゃん!」
この興奮がハクスラの醍醐味!

99階まであるダンジョンは5階ごとにショートカット出来るのもありがたい!
ヤバいと思ったらどんなタイミングでも脱出可能なのでコツコツ挑める。ボスフロアに直行して何度もやり直せるので、レア装備も狙いやすいのだ。

ガラケーの制約なんだろうが「回復アイテムは1種類1個ずつしか持てない」かつ、店売りの回復アイテムは最低性能のリペアパーツだけなのが味になってるバランス。
ダンジョンではたまに上位の回復アイテムを拾えるので、なかなか進めない時の突破口になったり、ピンチの時に回復アイテムが拾えて一息付けたり。

アイテムが出現しやすいコンテナをあえて壊さず進めて、ザコを一掃して回復アイテムを使い切ったところで道を引き返し、コンテナからの回復ドロップを狙う……なんて小技も効果的だ。
ダンジョン終盤は改造を最強にしても敵の攻撃が激しく、「HPと燃料全回復」という最強の回復アイテムがいつ出るかで勝負が決まる。
だいぶ運ゲーではあるんだが出現率が割と高いので、コンテナ温存の小技などを駆使すれば結構なんとかなる。使ってすぐに新しい回復アイテムを拾えたらド安定!バリバリ進めるぞ!
と、個人的には好きな調整だった。

ストーリーも少女と感情のあるメカのバディ作品としてなかなか面白かった。
割とすぐに侍口調でノリノリになっていくアスラとユウリが、アリーナを勝ち抜くたびに絆を深めていく。ノリの軽いテキストで展開される流れが読んでいて楽しかったし、終盤は「少女とロボットの物語」として一捻りある展開でグッと来た。
容量キツそうな一枚絵をここぞというタイミングで使ってくるのも輝いてる。

アリーナで戦うライバル達にプロフィールがあるのも良い。2行でもあるかないかで全然違う!
『アーマードコア』の影響が強そうである。

ちゃんと出番があるライバルキャラも複数登場。
アスラに惚れるメカフェチ変態博士キャラのDrギンガーが懐かしいノリだ。ジーニアス山田とか昔はこういうキャラ多かったよなぁ。2005年基準だとやや古い気もするけど……!
ギャグキャラだけどしっかり見せ場もあったり押さえるところを押さえてる。

ストーリークリア&ダンジョン完全制覇まで遊んで7時間ほど。
ダンジョンは同じ景色が続いて10階毎のボスはどれも色違い。
射撃武器が弱いので近接武器でのゴリ押し以外に強敵の対処法が無い。
キャラの立ち絵に差分が無くBGMが少なく効果音も無い。
テキストが少なくて節々の展開がだいぶ駆け足。
2005年のガラケー作品のベタ移植なので、正直言って定価1500円で今遊ぶには厳しい内容だ。
ただ、育成とレア武器で敵をぶん殴るハクスラとして気持ち良い作りで、ショートカットが豊富だからダンジョンのテンポも良い。
ガラケーRPGに多いザコ狩りがメインのゲームだが、ザコ狩りのご褒美が明確なのでしっかり面白い。
登場キャラも立ってるし、ガラケーの制約の中に詰め込んだロボハクスラとして完成度高い1本だったぜ。