絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

3DS「@ SIMPLE DL シリーズ Vol.38 THE アイテム探し ~女子高生探偵 真実の事件簿~」レビュー!とにかくライトなドタバタ学園モノ!

IMG_0030_20150424205818fd1.jpg

SIMPLEシリーズ最新作!THEアイテム探しのレビュー行くぜ!

@SIMPLE DL シリーズ Vol.38 THE アイテム探し ~女子高生探偵 真実の事件簿~公式

3DS「@SIMPLE DL シリーズ Vol.38 THE アイテム探し ~女子高生探偵 真実の事件簿~」PV - YouTube

@ SIMPLE DL シリーズ Vol.38 THE アイテム探し ~女子高生探偵 真実の事件簿~は、

2015年4月22日にディースリーパブリッシャーから600円で配信された3DS DLソフトだ。

開発はイートレックジャパン。

言うまでもないが3DSのSIMPLEシリーズではTHEテニス、THE巨人走でお馴染みだ。

内容はドタバタ学園モノのストーリーで送るアイテム探し。

「アイテム探し」はアイテムで埋め尽くされた画面の中から指定されたものを探し出すゲームで、

お手軽かつ単純なのでブラウザゲームやスマホなどでは非常にポピュラーなジャンル。

3DSでも何本か出ているが、どれも海外タイトルのローカライズなので

和製の完全新作はSIMPLEシリーズが初めて。

明日も見つからない、夢も希望も見つからない、そんな貴方も3DSでアイテムを探そう!

SIMPLEシリーズはいつでもここで待っているぞ!

IMG_0029_20150424205816a8e.jpg

IMG_0033.jpg

名探偵を目指す女子高生、白部真実(しらべ まみ)。

その同級生である見附沙智(みつけ さち)と佐ヶ瀬 麻斗(さがせ あさと)。

この3人が学園で起こる様々な事件に挑むストーリーだ。

全10話で事件は学校の七不思議から遺失物捜索まで様々。

キャラの会話を読み進める会話パートと、アイテムを探すアイテム探しパートを交互にプレイする構成。

選択肢などは無く一本道。

IMG_0035.jpg

IMG_0036_20150424205833e5b.jpg

アイテム探しパートでは上画面に探すアイテムの指示と全体図が表示。

スライドパッドで下画面をスクロールさせてタッチでアイテムを見つけていくのだ。

アイテム探しパートは指示が「名前で表示」「シルエットで表示」「写真で表示」と3種類アリ。

もちろん、探す部屋も部室だったり教室だったり校長室だったりするぞ。

アイテム配置はランダムで遊び度に変化する。

本当に黙々とアイテムを探していくだけの内容だがこれが結構楽しくてチマチマと進めてしまう。

たまにほとんど背景に同化してるようなアイテムが出てきてイラッとさせられつつも

慣れてくると推測も出来るようになってくる。

「L型定規は本棚のフチにくっ付いてる事が多いからここら辺かな?」みたいな。

ストーリーモードは誤タッチでもペナルティは無いし、

アイテムを一つ見つける毎に溜まるポイントでヒントを表示させることも出来るので難易度は低い。

やりこみはストーリーモードクリア後に遊べるスコアアタックモードだ。

制限時間以内にいくつアイテムを見つけられるか競うモードで、

こちらはアイテムを見つけると時間回復、誤タッチで時間マイナス。ヒント無しとなっている。

tt (2)

ストーリーは本当に明るくて軽いドタバタモノ。

突っ込みどころも多いがちょっとだけ出てくる脇役もなかなかキャラが立っていて気楽に楽しめるノリだ。

どのシナリオもベタながらきっちりオチをつけてある。THE乳袋もいいですね。

同じSIMPLEでもシュールなテキスト&高難易度のTHE密室みたいなノリや

THE鑑識官みたいな探索の面白さを期待すると失敗するが、お手軽さとユルさを楽しむ分には悪くないぜ。

何気にBGMのデキが良い点も見逃せない。

IMG_0005.jpg

難点はメインキャラ3人以外のグラフィックがすべてこのように前髪で顔が隠れたモブ顔な点。

メイン3人はしっかりしたデザインなのに脇役がみんなエロゲ主人公という逆転現象が発生している。

割とみんないいキャラしてるだけにこの手抜きは残念……。

ttt.jpg

普通のギャルゲーに一人だけいたら「可愛い!」「メカクレ良し!」ってなるところだが、

脇役がみんなこの顔の本作だとそうはならない森坂さん。

IMG_0038.jpg

アイテム探しゲームとしても非常に平凡で、このゲーム独自の要素というものがまったく無い。

一応、発見したアイテムが記録される図鑑はあるけど、名前とグラフィックだけなので面白み無し。

メインキャラのコメントが1個1個にあったりしたらグッと面白くなったのに。

シルエットだと「サッカーボール」「バレーボール」「野球のボール」辺りがまったく判別できないので、

スコアアタックモードはこの辺が出題されると一気にペナルティ。

見つける難易度が極めて高い「白いジグソーパズル」もなかなかキツいアイテムだ。

IMG_0031_20150424223051f8f.jpg

クリアまで2~3時間程度で後はスコアアタックと図鑑埋めのみ。

悪いゲームではないし、手軽なアイテム探しゲームを求めている人ならそこそこ楽しめると思うが、

独自性も薄いので600円のゲームとしてはちと微妙なデキ。

キャラとキャラデザは良かったので、もうちょっとシステム面で「このゲームならではの何か」が欲しかったぜ。