絶対SIMPLE主義

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PS4「Daylight」レビュー!ホラーゲーム×自動生成マップ=合体事故!ババアを燃やす作業ゲー!

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Daylight(デイライト)のレビュー行くぜ!

 

DAYLIGHT 公式

 

Daylight(デイライト)はアークシステムワークスが

2014年8月29日に配信した

プレイステーション4のダウンロード専用タイトルだ!

価格は1500円!

 

これ1500円もするのか…。

 

海外タイトルのローカライズで開発はZombie Studios。

向こうだとアトラスUSAから配信されていたようだ。

そのZombie Studiosが今年に入って

ゲーム事業から撤退してるってのが一番怖い話ですね。

もうこれがオチでこのゲームのレビューしなくてもいいんじゃないかな!?

 

まあ、スタッフは別に立ち上げたスタジオに移ったそうなので、

いつか俺たちの前に再びデイライトが姿を現すかもしれない!

 

もうこれがオチでこのゲームのレビューしなくてもいいんじゃないかな。

 

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ジャンルは3Dのアドベンチャーゲーム。ちょっとしたアクション要素もある。

朽ち果てた病院内で目を覚ました主人公のサラを操作して、

呪われた島「ミッドアイランド」からの脱出を目指す内容だ。

サラが何故ここにいるのかは不明。

拾ったスマホから聞こえてくる声と共に荒れ果てた島を探索する。

 

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「右手に持ったスマホの明かりを頼りに廃墟を進むホラーゲーム」

というコンセプトはなかなか雰囲気出ているね。

 

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ゲームは非常にシンプル。

自動生成でプレイするたびに地形が変化するエリアを歩き回り、

右下に表示された数だけ「資料」を集める。

資料を集めきるとエリアに必ず存在する部屋にアイテムが出現する。

それを持って扉に辿り着けば次のエリアへ。

 

基本的にはこの繰り返し。

エリアとエリアの間には拾っても拾わなくてもいい資料があったり、

ちょっとした謎解きのような、

いや謎解きでもなんでもないようなギミックがあったりする。

 

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資料は島にいた人間の日記やカルテなどなど。

断片的な情報を集めることで島で何が起こったのか少しずつ明らかになっていく構成。

ローカライズはしっかりしていて、ここはアークシステムワークスいい仕事。

 

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これは…キャトルミューティレーションかな?

 

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資料以外にはグローライトと発炎筒という2つのアイテムがある。

緑色のサイリウムにも見えるがこれがグローライト。

画面が緑色に照らされ、調べなければならないポイントや、

資料の場所が分かりやすく表示される。

 

薄暗いエリアをアイテム探しにうろつくゲームなので

これが切れると結構めんどくさい。

 

もう1つは発炎筒。

このゲームには敵キャラである幽霊が存在し、

幽霊の近くに一定時間いると呪いで殺されてゲームオーバーとなるのだ。

スマホにノイズが走ったらご用心。

 

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こいつがその敵キャラである。

 

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このババアが出てきたら発炎筒に着火することで追い払える。

発炎筒に火をつけた瞬間にババアがいきなり炎上して消滅するので、

どうやらかなり可燃性の強いババァのようだ。

 

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ゲームとしては……本当にそれだけ!

たまに出てくるババァを燃やしながら、

薄暗いマップを延々と歩き回って見辛いアイテムを探す作業を最後まで繰り返す。

登場キャラはスマホから聞こえてくる声だけ。

 

島の過去の映像がフラッシュバックしたり、

物がいきなりガターン!ってなるとかの

ビックリ系の仕掛けはちょいちょいあるんだが、

とにかくゲーム展開が単調すぎてアッという間に飽きる。

マップを自動生成にしたの完全に失敗では?!

 

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何回も出てくる便器を写メって精神の安定を保つ必要があるぞ。

 

敵キャラも最初から最後まで先ほどのバーニングババァ1種類だけで、

実はダッシュで強引に走り抜ければ発炎筒を使うまでもなく逃げ切れる。

ちょっと距離が離れると追ってこなくなるから……。

 

前半は建物内なのでまだ狭いところで出現される緊張感がなくはないんだが、

後半に入るとステージが広くなって遮蔽物が何も無くなるため、

主人公が走っているだけで

「ババァ出現→ババァが主人公に追いつけなくて消滅」を繰り返す展開に。

もっとやる気あるババァ呼んで来いよ!あんまり燃えないババァをさ!

 

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評価点としてはまずサイリウムで照らした緑色の便器を撮影できる点。

似たような地形ばかりとはいえ、

廃墟のおどろおどろしい雰囲気自体はなかなか良いと思う。

 

システムがシンプルなので遊びやすいといえば遊びやすい……か?

 

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資料は何十枚もあるので集めながら読んで行くのは少し面白い。

クリアして最初からやり直して序盤の資料を読み直すと伏線があったりね。

 

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PS4の実況機能にも対応しており、

視聴者が特定のコマンドを入力すると悲鳴が響いたり、

ライトがおかしくなったりするという仕組みになっている。

これはホラーゲームの新しい可能性を感じさせてよかったな。

 

まあ、音やエフェクトが変化する程度なのですぐコメントし辛くなるんですけども。

そもそもコマンド以前にゲームが単調すぎて

実況にあんまり向いていないという欠点が……。

 

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クリアまでは3~4時間。一度クリアしてコツを掴めば30分くらいでいけちゃいそう。

ステージの雰囲気などは悪くないし、

凄くつまらない!クソゲーだ!という内容ではないんだが、

とにかく淡々としていて盛り上がりに欠け、

ストーリーもかなりベタかつ曖昧なオチなのでどうにも。

 

自動生成マップとホラーゲームの合体事故……

いや、単純にゲームの作りがマズかっただけかなこれは!

オススメはできないぜ!