チキチキBOXYRACERS(チキチキボクシーレーサーズ) 任天堂公式
チキチキBOXYRACERS(チキチキボクシーレーサーズ) のレビュー行くぜ!
メーカー:ポケット
機種:Switch用ダウンロード専用ソフト
ジャンル:パーティレースゲーム
発売日:2018年1月25日
価格:980円(税込)
最大8人でのおすそ分けプレイに対応し、ただレースするだけでなく
みんなでワイワイ遊べるパーティゲーム的なモードも多数収録した
パーティレースゲームだ。
グラフィックがボクセルなのでボクシーレーサーズ。
メーカーの株式会社ポケットは
Nintendo Switch向けソフトの企画・開発などのために
2016年に設立したばかりのメーカーで、
元ロケットカンパニーの副社長である堀内光が代表を務めている。
980円という価格を考えると
なかなか盛り沢山で多人数プレイが盛り上がりそうな内容なんだが、
俺みたいに対戦相手がいない人間が1人でプレイすると大分寂しい内容だったぜ……!
メインとなるレースモードは見下ろし視点で行う。
シティー、ジャングル、ビーチの3つのステージにコースが4つずつあり、
すべてクリアすると4コース連続でレースを行うGPが解禁される。
各コースで1位になると新しいマシンがどんどんアンロックされていく。
F1カーからトラップ、トラクターまで様々。
レースゲームとしてはかなりシンプルな作りで、攻撃アイテムのようなものはナシ。
時間経過と、アイテムを拾う事で溜まるゲージを消費してブーストが使用出来るので、
これでライバル車にガンガンぶつかりながら爆走しまくるのだ。
操作はスティックでハンドリング、
アクセルやブレーキをボタンで行うハンドル操作と、
進みたい方向にスティックを倒すだけで進めるスティック操作の2種類から選択可能。
スティック操作だと簡単操作でカーブもグイグイ曲がれて非常に爽快。
操作性は良好だぜ。
ただ、可愛い見た目とは裏腹にレースゲームとしてはかなり地味な作りで、
ジャンプ台や、一定間隔で電車が通過する踏切など
多少ギミックもあるが全体的に寂しい雰囲気。
CPUが弱い上に難易度設定が無く、
レースゲームだけどタイムが一切記録されないし表示もされないので、
あんまりやり込める作りにもなっていない。
1人プレイだと2時間と掛からずにやる事が無くなる。
スティック操作だとハンドリング性能が最低のマシンでも簡単に曲がれるため、
最高速重視のマシンが圧倒的に強いのも気になるところだなあ。
ここら辺は対人戦だとまた変わってくるのかもしれないが。
そこでレースとは別のバトルモード!
集めたコインの数を競う「COIN」、相手に体当たりして海に弾き飛ばす「SMASH」、
より多く地面を塗ったプレイヤーが勝ちとなる「PAINT」、
ボールに体当たりしてゴールにシュートする「GOAL」。
バラエティ豊かな4つのゲームが遊べるぜ!
と、言いたいんだがバトルモードはCPU戦が存在していない。
1人でプレイすると黙々とコインを集めるとか、
黙々と体当たりで箱を吹っ飛ばすとか、
そんな寂しいミニゲームが始まる。一応ハイスコアは記録されるけども……。
他のプレイヤーと地面を塗りあうゴキゲンな「PAINT」も、
1人で地面を塗るゲームになる。
これじゃただの塗装業だよ!ハイカラシティに行けなかった人間の末路感ある。
操作の軽快さやモードの多彩さは良いしつまらないゲームではないんだけど、
俺みたいに対戦相手がいないユーザーには厳しい1本だった。
オンライン対戦とローカル対戦は「後日アップデート対応」とのことで、
アプデ来たら多少は1人でも楽しめるようになる……かな?