SIMPLE1500シリーズ Vol.60 THE テーブルホッケー D3公式
PSストア SIMPLE1500シリーズ Vol.60 THEテーブルホッケー
2001年4月26日に1500円で発売されたSIMPLE1500 THEテーブルホッケーのレビュー行くぜ!
現在はゲームアーカイブスで309円という、
ゲームセンターのエアホッケー1.5回分の価格で購入可能だ!
開発はブレイクでTHEカジノとかのメーカーね。
ゲームセンターによくあるエアホッケーをテレビゲーム化したものだ。
パックを打ち返して相手のゴールにシューーーッ!
ストーリーなどは無く、複数のモードで対戦をするだけのシンプルな内容。
続編に近い作品として、
SIMPLEキャラクター2000シリーズで「ハイスクール!奇面組THEテーブルホッケー」も発売されている。
キャラクター選択と必殺技の追加。
原作者描き下ろしのイラストもあってフルボイスという実にゴージャスな一品だぜ。
本作のモードは通常の台で対戦するノーマルモード。
ショットを当てると特別な効果が発動するアイテムアリのアイテムモード。
9種類の特別な台に挑戦していくアレンジモードの3つだ。
アレンジモードでCPUに勝つと新しい台が解禁される要素はあるものの、
基本的にはどれも対戦するだけ。1試合終わったら続けるかやめるかを選ぶだけだ。
操作は方向キーか方向スティックでマレットの移動。
○ボタンでパックを弾くショット操作、×ボタンでマレットをゴール前に戻す。
R1ボタンでマレットを浮かせる操作だ。パックをマレットで押さえて打ち直す時に使える。
ショット操作はパックをある程度追尾してくれるので、
飛んできたパックに合わせてボタンを押すだけでガンガン打ち返せる作り。
下画面にはレーダーがあって自分と相手のマレットとパックの動きが簡易表示されている。
本当にタイトルそのままのシンプルなエアホッケーゲームなんだけど、
60フレームでの滑らかな動作と、
パックを弾いた時の「カン!」「カンカカン!」というそれっぽい音が実に爽快。
操作も簡素だがしっかりとツボを抑えていてついつい夢中になってしまう作りだぜ。
ロード時間も短い。
BGMも結構いい曲が揃ってるんだが、個人的にはOFFにして遊ぶのをオススメ。
パックがぶつかる「カン!」という音だけが響く中での勝負はハマる。
アイテムモードもマレットが巨大化したり、パックが分裂したりとありがちだが面白い。
自分の方にパックがある状態でしばらくショットを打たないでいると
ペナルティとして1ポイント取られてしまう。
これはリードしてる状態で時間切れを待つズルが出来ないようにという仕様だね。
DSのどんだけスポーツ101に収録されていたエアホッケーはこの方法で簡単に勝てたが、
さすがSIMPLEシリーズはちゃんとしていらっしゃる!
マルチタップを使ったダブルスでの4人同時プレイはもちろん、
「2つのコントローラーを4人で持つ」
という方法でマルチタップ無しでも4人同時プレイが可能な仕様だぜ。
むっちゃ遊びづらそうだが、ワイワイ言いながら遊ぶにはちょうどいいかも。
俺には4人どころか2人対戦する相手もいないのでよく分かりませんが!
制限時間は3分。7ポイント先取で勝ち。
3セットやって先に2回取った方が勝ちなのが基本ルールだが、オプションでの変更も可能だ。
アレンジモードは円形の台やら、中央から障害物が出たり引っ込んだりする台やら、
傾斜のついた台やらぶっ飛んだものが多いぜ。見た目も結構凝ってるね。これは円形の台だけどSFチック。
四隅にゴールが存在する台は基盤がモチーフ。
ハーフパイプ状の台はサイバーな雰囲気。
ワープ台は両サイドにパックがぶつかると反対側にワープ!
ワープゾーンに対して斜めにパックを打ち込むと、流星のようにフィールドを横断するのがなんか楽しい。
六角形の台は見た目が仮面ライダーサモンライドのライドチップに似ていて頭痛がした。
スポットライトが照らす暗い台は見づらいだけだったのでちょっとイマイチだったな。
ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123じゃあるまいし!
THEテーブルホッケーは普通に面白いゲームなんだが、
何故だか俺が過去に痛い目にあった作品を連想する要素が多い……。
まさにタイトル通りの「THEテーブルホッケー」な内容で操作感などはとても良いんだけど、
CPUの難易度調節が存在しない、視点変更ができない、ボリュームが無いのが難点だな。
CPUあんま強くないし、1人プレイだとアレンジモードを一通り遊んだらすぐ飽きてしまう。
視点変更はリプレイでは視点動いてるんだし、上から見下ろした視点が欲しかったぜ。
とはいえ、テーブルホッケーのゲームとしてはよく出来ているし
ちょっと遊び始めるとつい熱中してしまうシンプルな1本ではある。
1人プレイだと物足りなくはあるが、対戦相手がいるなら結構いいかも。