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PS4「地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER」レビュー!爽快!そして豪快!値段がネックだが防衛軍らしさは出ている1本!

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地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER:EDF4.1 D3公式

 

地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューターのレビュー行くぜ!

 


メーカー:ディースリー・パブリッシャー

機種:PS4用ダウンロードソフト

ジャンル:縦スクロール型3Dシューティング

発売日:2017年11月22日

価格:税込2980円(2018年4月25日より価格改定で定価2016円


 

地球防衛軍シリーズに登場したウイングダイバーを主人公にしたスピンオフ作品だ。

本編はTPSだったがこちらは全6ステージの縦シューティング。

成長要素や60種類の武器を集める要素などもあり、本編を踏まえた構成になっている。

開発は本編を開発したサンドロットではなく株式会社クラウズとギガ連射が担当だ。

 

TGSで体験プレイした時の感触がめっちゃ悪くて不安だったが、

実際やってみるとなかなか楽しめたし、防衛軍らしさもしっかりある内容だったぜ。

ただ、やっぱ2980円という価格は高いなあ。

 

 

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ストーリーは地球防衛軍4.1のマザーシップ撃墜作戦の裏側を描いたものだ。

「地上に落下することなく継続して飛行可能」という、

地球防衛軍本編を考えると

超チートな新型飛行ユニットを装着したウイングダイバー部隊が、

各地の出現した巨大生物の大部隊との激戦を繰り広げる。

 

本編でミッション40だったマザーシップ撃墜作戦の裏側での出来事なのに

本編でミッション44以降に出現する飛行型巨大生物や、

その巣との戦いがあるのは時系列的におかしいような……。

まあ、別部隊の視点だから命令伝達が上手くいって無かったとの解釈は出来るか。

EDFの通信はすぐ調子が悪くなるからな!

 

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武器を2つ選択してからステージに出撃し、

状況に応じて切り替えながら進む弾幕シューティング。

地球防衛軍本編同様、緊急回避が可能なのでこれをうまく活用するのだ。

 

最大の特徴はエネルギーゲージで、武器を撃つとエネルギーが減るし、

緊急回避を使ってもエネルギーが減る。

エネルギーはちょっと経てばすぐに全回復するが、

完全に使い切ってしまうとオーバーヒートしてしまい、

一定時間エネルギーを使った行動が出来なくなる上に

移動スピードが大幅にダウンする。

 

エネルギーゲージが切れそうな時と、MAXまで回復した時は効果音が鳴るので、

それを頼りにうまくゲージ管理をしていかねばならない。

 

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登場する武器は全60種類で、6つのカテゴリに分かれている。

威力は弱いがエネルギー消費がほぼ無く連射も利く「粒子砲」や、

一転集中でボス戦で有効な「レーザー」。

射程が短いが強力な接近攻撃を放てる「近距離」、

敵をロックオンして攻撃する「ホーミング」。

ショットガンのように複数の弾を浴びせる「電撃」。

そして連射は効かないが爆発で敵をまとめて吹き飛ばせる「範囲攻撃」だ。

 

難易度は地球防衛軍本編同様

「イージー/ノーマル/ハード/ハーデスト/インフェルノ」の5段階だが、

インフェルノをクリアするとザコ敵の種類が変わって

更に難易度が上がる裏ステージも解禁される。

 

敵を倒すとアイテムが出現することがあり、

回復BOXなら体力回復、アーマーBOXなら最大体力が1アップ。

そして武器BOXを拾えばステージクリア時に新しい武器がランダムで手に入る。

本編同様、難しい難易度にするほど強い武器が手に入る仕様になってるぜ。

 

ちなみに出現する武器の種類はある程度決まっているので、

難易度イージーでいくら粘っても最強クラスの武器が出たりはしない。

 

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本編のシステムをベースに弾幕シューティングにしましたってノリだが、

開発にサンドロットが関わっていないせいもあって

グラフィックや演出はかなり落ちる。

特にこのミッション1の街並みのショボさは最初見た時愕然としたわ。

そりゃ値段に加えてTPSと縦シューティングという違いはあるのは分かるけど、

こっちはカメラ固定なんだしもうちょっと見える部分だけでも頑張って欲しかった。

戦闘で建物が壊れないのも残念。

 

デモシーンが全体的にのっぺりしていて、

レンジャーやエアレイダーの活躍シーンもちゃんと用意してあるんだがショボい。

 

通信セリフも「EDF!EDF!」コールが無かったり、全体的に緊張感が無かったり、

死亡フラグの使い方もヘタだったりで、

やっぱり作ってるところが違うんだなあと感じてしまった。

BGMも基本的に本編の曲は使われておらず完全オリジナル。

 

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とはいえ、防衛軍っぽい手触りの弾幕シューティングとしては悪くない完成度。

ゲージMAXなら2回連続で使える緊急回避の無敵時間が地味に長いため、

ギリギリのゲージ管理をしながら

弾幕をスイスイと避けながらアリ共を吹っ飛ばすのが実に楽しい!

武器と緊急回避で減少するゲージの残量を音で判断し、

弾幕の間で息継ぎをするようにゲージ回復を待ち、再び舞い、撃つ!

 

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「地球防衛軍 大往生」みたいなノリと化した裏ステージでの立ち回りがまた熱い。

ギリギリ回避できる弾幕と、

ほぼ回避不可能な弾幕を緊急回避をなんとか押し切る豪快なバランスだ。

繰り返しプレイしてると安全地帯が見えてくるので

そこに緊急回避で滑り込むようなプレイになる。

 

最初は苦戦してても強い武器が手に入ると一気に楽になるバランスで、

終盤になると凄まじい性能の武器がポコポコ出てくるから爽快。

ゲームオーバーになると拾った武器は没収されるが、

アーマーBOXで上昇した最大体力はそのままだし、

コンティニューは無限なのでやられても諦めなければそのうち突破できる。

 

そこら辺を加味するとシューティングとしての難易度は低い方かなー。

最強クラスの武器がどれもめっちゃ強いこともあり、

延々と遊んでいると最終的に裏ステージでも

体力と武器のゴリ押しでどうとでもなる超ヌルゲーと化すぜ。

この大味さ、嫌いじゃない。

 

オンラインランキング対応で、敵を撃ち続けてコンボを稼ぐとスコアアップ。

被弾するとコンボが切れるというシステムなので

やり込みユーザー向けの要素もあるぜ。

ただ、コンボがちょいちょい挟まる撃破演出や移動演出で強制的に切れるのは×。

 

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弾幕シューティングとしてはやや扇状の高速弾に頼り過ぎの調整かなとは思うが……。

タマゴとか誘導レーザーとかタイトーシューっぽい「手元で伸びるレーザー」とか、

それなりにバリエーション出そうとはしてるし、

各ステージに1回、雪崩のように押し寄せてくるザコ敵を一定時間倒しまくって、

倒した数によってアイテムが手に入るボーナスステージ的な場所があったり、

しっかりメリハリを付けようとしてるのは感じるぜ。

 

演出がショボいと書いたが、

「巨大ロボのバラム無しでどうやって巨大怪獣のエルギヌスを倒すのか?」

を独自展開で見せてくれるところや、

本編には無かった巣穴の内部に直接入り込んで戦うステージや、

本編とデザインが異なるクイーンなど本作ならではの見所はあってそこは良かった。

 

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全ステージ全難易度クリアで7時間掛からないくらい。

トロフィーコンプまで遊ぶと武器コンプで+4~6時間ってところかな。

最初はどうなることかと思ったが、

ゲージ管理とちょっとしたハクスラ要素と成長要素が活かされていて、

なるほどこれは「防衛軍の弾幕シューティング」になっているわ。

本編が尋常じゃない長さのシリーズなので、

サクッと終わってそれなりに満足できる外伝はこれはこれで評価できるかな。

 

ただ、難易度が5+1段階あるとはいえ、全6ステージしかないのと、

2980円というPS4のダウンロード専用ソフトとしてはかなり高めの定価がネック。

ただでさえPS4のダウンロード専用ソフトはシューティングの層が厚いからな……。

色々と惜しい1本だった。


 

※追記

 

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地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER:EDF4.1

 

このレビュー更新から大分後に価格改定で値段が2000円ほどになり、

無料DLCで60のショートミッションも追加されたので、

現在はかなりお買い得さがアップしているぞ。