7月15日に3980円で発売された『地球防衛軍2 for Nintendo Switch』!
俺はシリーズファンだから発売日に買ったが、
何度も遊んでるからクリアまでは遊ばないだろう……。
と思っていたらついクリアまで遊んでしまった!
やはりEDF2は何度やっても名作だな!
Klein Computer Entertainment Co.
移植はクラインコンピュータエンタテイメントが担当していた。
昔からEDFの移植に関わってるとこだな。
今回のSwitch版、色々と改善点もあってまさに決定版な1本になっていた。
オススメ記事を書いておくので、
未プレイの人や久々にEDF2やりたいって人は参考にしてくれ!
そもそも『地球防衛軍2』とはなんぞやという話だが、
2003年にPS2の『SIMPLE2000シリーズ』の1本として発売されたタイトルだ。
エイリアンが送り込んだ数十、数百の巨大生物や戦闘メカ相手に、
数百種類の武器で単身立ち向かう爽快アクションシューティング!
レトロな特撮映画のようなノリも魅力。
定価2000円なのにPS2を代表するレベルで面白過ぎたので大人気になり、
2011年にPSP版、2014年にVita版が発売された。
他にもスピンオフが色々出ていたがここでは割愛。
今回のSwitch版はそのVita版をベースにした移植になっているので、
PSP版やVita版で追加されたミッションや、新キャラの「エアレイド」も収録している。
まず画面を比較!
こちらがオリジナルである『SIMPLE2000 THE地球防衛軍2』。
こちらが2021年の『地球防衛軍2 for Nintendo Switch』だ。
18年の技術の進歩を感じる画面のクッキリっぷり。
UIはオリジナルの方が好きだなぁ……とか細かい話はさておき。
画面がHD化しているし、動きの滑らかさも別物だ。
ちょっと前にオリジナルやったけど動き本当にカクカクだったからな!
Vita版はエイム操作がぎこちないという問題点があったし、
遠景が省略されていたりもしたが、Switch版はどちらも改善されている。
Vita版で追加された任意リロードも健在なので操作は快適だ。
ロード時間も爆速になっているし、処理落ちもほぼ無し!
Switch版からの仕様で、
難易度ハードまではクリアすると下の難易度もクリアした扱いになる。
まあ、コンプしたい人向けの仕様ではあるんだが、ありがたいね。
ゲーム自体は今遊んでも爽快!
山のように迫る敵の群れを、多種多様な武器を使って吹っ飛ばすのだ!
操作出来るキャラはオーソドックスな火器を使いこなし徒歩で戦う陸戦兵、
空を舞いレーザー兵器で敵を貫くペイルウイング、
クセは強いが広範囲高火力の支援要請が行えるエアレイドの3人。
戦闘中に敵が落とす武器箱を拾えば新武器ゲット。
どれも個性豊かなので、遊べば遊ぶほどにゴキゲンな武器が増えていくぞ。
山のような武器の中から、
ステージに合った武器を試行錯誤して攻略する面白さと、
戦略の幅広さがたまらないゲームだ。
高難易度で遊ぶと敵の物量がヤバ過ぎてすぐ押しつぶされるので、
敵配置や増援のタイミングなどを
完璧に頭に入れて立ち回る地獄の詰め将棋が始まる!
それがまた脳を焼かれる面白さ。
ボリュームも満点で、難易度ノーマルで1周するだけでもかなり遊べる。
高難易度にすると強い武器が出る仕様なので、
クリアしやすいステージを高難易度で遊んで強力な武器を稼ぐ……。
なんてことも出来ちゃうのだ。
2003年のゲームだが、今遊んでもレトロSF感が溢れる敵のカッコ良さや、
爆発エフェクトや効果音のセンスの良さは色あせないぜ。
「分かってる演出」が生み出す燃え展開の数々が本当に凄い。
倒せ火を吐く大怪獣ソラス!
以降のナンバリングでも巨大怪獣は出てくるんだけど、
こういう王道のゴジラスタイルは本作だけなので、やっぱりソラスは最高だぜ!
気になるところとしては、PSP版からの追加ミッションの完成度が一段落ちるところ。
なんか色違いの強い敵が雑に出るミッションが多くてね。
エイム操作が快適になったのは良いものの、キーコンフィグが無い!
Switch本体にキーコンフィグ機能があるのでこれを使えってことか。
PS2版は1画面を分割しての2人プレイが出来たんだが、
PSP版やVita版と同じでSwitch版は出来ない。
まあ、本体を持ち寄ってのローカル通信では最大4人プレイが出来るし、
PS2版に無かったオンラインでの最大4人プレイもあるから、
別方向で大幅パワーアップはしているぞ。
名作は名作なので何度でも蘇る。
「2021年にEDF2を3980円で出すのかぁ」とちょっと思うところはあるが、
遊び始めてしまうと黙るしかない面白さだった。
色々快適になっているので、シリーズ初心者や久々にやりたい人にもオススメだ。
ただ、Switchだと2021年10月25日に『地球防衛軍3 for Nintendo Switch』が出て、
来年には『地球防衛軍4.1』の移植まで控えているので、
購入するタイミングが悩ましい!
シリーズ最高傑作の声が大きいのは『4.1』なんだが、
Vita版がベースになると思われる『3』も完成度高いんだよなぁ。
俺としては全部面白いから全部買え!と言いたいが、
このシリーズ、基本は同じなのが長所でもあり短所でもあるからね。
新規ユーザーが続けて遊ぶとダレてしまう気はする。
とはいえ、2は出てくる敵が以降のシリーズと結構違ってて独自の雰囲気があるし、
ステージのテンポの良さなんかは改めて遊んでも長所だな と思うので、
気になっている人はやっぱり2も遊んでもらいたいかな。
ちなみに「地球防衛軍はいっぱい出てるけど話繋がってるの?」
と疑問に思う人もいるかもしれないが、
このシリーズは「2作品ごとに世界観リセット」という手法が取られている。
つまり「1と2」「3と4」「5と6」だけ繋がっているってわけね。
繋がってるとは言っても、毎回シチュエーションを重視したシナリオ展開なので、
どこから遊んでも楽しめるようにはなってる。2からでも問題なしだ。
余談だが『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』も、
『EARTH DEFENSE FORCE : INSECT ARMAGEDDON』の続編ではないぞ!