絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

今更2006年公開の『劇場版 どうぶつの森』を見た!

 

すげぇ今更だが2006年の映画である『劇場版 どうぶつの森』を見たぜ!

数年前にDVDを買って積んだままだったので、

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の前に見ておこうと思ったのだ

全然意識してなかったが今日でぶつ森22周年なのでタイムリーになった。

 

映画までの流れとしては

2001年4月に初代『どうぶつの森』が64末期の隠れた名作としてロングランヒット。

2001年12月と2003年6月にゲームキューブで『どうぶつの森+』と

『どうぶつの森e+』が発売されて人気急上昇。

2005年11月にDSで『おいでよどうぶつの森』が発売されて人気大爆発の異常事態に。

映画はそのDS版を原作にして2006年12月16日に公開というわけだ。

調べてみると興行収入17億円なので結構なヒットだなぁ。

 

 

どうぶつ村にひっこしてきたあいちゃんが、村人と交流をしながら1年を過ごすストーリー。

当時はしずえさんが登場する遥か前なので、

サリーとブーケがメインキャラ扱いになってる。水着シーンもあるぞ!

今見るとちょっと意外な人選に感じる。

クリスチーヌ&フランソワ辺りは当時も人気だった記憶あるけど未登場だ。

 

DS版と同じく車で村に来て、郵便局で手続きして、

たぬきちに強制的にバイトさせられてと、ゲームと同じ流れで進行。

ゲームと同じBGMで、まさに「どうぶつの森をアニメにするとこう!」

なシーンを次々に繰り出すのが見ていて楽しい。

あいちゃんが青いバラの咲いた庭をうっかり荒らしちゃうシーンは

ゲームやってると「なんてことを……」って戦慄するぜ!

 

「となり村のゆうくん」というキャラで男主人公も登場しており、

こいつは色んなコスプレで虫や化石を取りまくったり、

落とし穴を作りまくって遊んだりと暴れまくる。

あいちゃんが「映画版の主人公」なら、

ゆうくんは「ある程度慣れたゲーム版の主人公」って描き方なのが面白いところ。

 

声優も結構豪華でフータ&フーコは山口勝平とかないみか!

山口勝平のフータが画面外でずっと化石の解説を喋ってるシーンめっちゃ良かった。

そしてとたけけのCVはまさかの小栗旬。

この時点で面白いのに、けけボッサを歌う時だけどうぶつ語になるシーンは耐えられなかった。

そこはゲームと同じなのかよ!?

割と有名なシーンだけどやっぱり面白過ぎる。

一言だけ喋るラコスケの声を三池崇史がやってるのもなんで!?

クレジットが「志願出演」になってたので本人が頼み込んだのだろうか。

トラヴィス・タッチダウンもビックリだ。

 

ゲームをやってると小ネタの多さや、

背景の様々な住人たちの動きでなかなか楽しめる作品。

ただ、映画としてはファンサービス的な登場キャラとイベントを詰め込み過ぎて

ダイジェストに近くなっており、

メインであるあいちゃんとサリーの友情がめっちゃ駆け足。

引っ越しによる別れの描き方もちょっとうーん?ってなるところだったし、

DS版のレアイベントだったジョニーのUFOをクライマックスに持ってきた上で、

映画オリジナルの宇宙人を強引に出す展開もトリッキー過ぎる!

スタッフロールの最後は「今度はWiiで会いましょう!」で終わるし、

割と問題作だった気がしないでもない。

 

とはいえ、この当時ならではの手探り感を含めて

子供向け映画としてはそれなりに面白かった。

「今だったらどういう映画になるかなぁ」って考えながら見るのもいいかも。

未だとAmazonプライムビデオのアニメタイムズでしかネット配信はないようだが

興味があれば!