G-MODEアーカイブス+ モモコ1200% ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『G-MODEアーカイブス+ モモコ1200%』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:アクション
発売日:2021/10/21
価格(税込):500円
2006年にジャレコギャレッソで配信されていたガラケータイトルの移植だ。
1986年にジャレコから発売された『モモコ120%』というアーケードタイトルがあり、
それのガラケー向けリメイクという位置付け。
元の『モモコ120%』は火の国のモンスターに結婚を迫られたモモコちゃんが、
モンスターを銃で倒しながら進んでいくアクションゲーム。
最初は幼稚園から始まるがステージをクリアする毎に成長。
最終ステージは20歳になって結婚してエンディングという構成だった。
ちなみにファミコンに移植された時に何故かキャラをラムちゃんに差し替えた
『うる星やつら ラムのウエディングベル』として発売されて、
未だオリジナルは移植されていない結構不遇なタイトル。
アーケードアーカイブス頼むぜ!
そして今回『モモコ1200%』で追いかけてくるのは火の国のモンスターではなく
火星の王子「グレイテスト・ファイヤーダンス」!
ステージが進む毎に主人公のモモコが成長していく構成は同じだが、
さすがに4歳はヤバかったのか12歳スタートに。
プレイヤーの進め方によって様々なモモコに成長するという、
育成部分を拡張しながらの大幅アレンジがされているぞ。
12歳スタートも十分ヤバい気がする。
それにしてもモモコちゃん顔が安定しないわね……!
(左・アーケード 真ん中・ゲーム天国 右・1200%)
出口を探すか、敵を規定数倒せばステージクリアという構成で、
ガラケータイトルということもあってオート射撃が基本だ。
ボタンを押すことで敵を自動で射撃、進行方向に射撃、射撃オフを切り替えられる。
ジャンプとスライディングも組み合わせながら戦うのだ。
危なくなったらカットイン付きの必殺技であるモモコボンバーで敵を吹っ飛ばせ!
やっぱり爆発は「ちゅどーん」なんだな!
そしてこちらが今回の敵である火星王子のグレイテスト・ファイヤーダンスである。
2000年代初頭のおふざけノリだ!
本作最大の特徴は成長システム。
ゲームを開始するとランダムで火星王子の好みのタイプが表示される。
この通りにモモコちゃんを成長させると高得点となり、
ラスボス戦の難易度も変化する仕様になってるぞ。
主人公をラスボスの好みに育てて高得点を狙おう!
今見ても斬新過ぎるシステム。
家庭、性格、スタイルのステータスによってステージクリア時にモモコちゃんの姿が変化。
お嬢様や女子高生、巫女や番長やメイドなどなど。
しっかりドットやモモコボンバーも変化するから凝ってるしどれもカワイイ。
お金を拾うと家庭が豊かになり、敵を倒すと性格が荒っぽくなり、
回復アイテムの食べ物を拾うとスタイルが成長する。
ただ、アクションゲームとしてかなり単調なので、
狙った成長をさせようとすると、
自動照準をオフにしてステージ内をウロウロしてアイテムを搔き集める展開になりがち。
意識して操作しないと火星人を殺し過ぎてすぐ番長になっちゃうのだ。
モモコちゃんの殺意が高すぎる。
もう引き金を引くのはやめろ!モモコ!後戻りできなくなるぞ!
モモコちゃんの挙動も加速しやすく止まり辛いため、
動き回ってるとすぐザコ敵にぶつかっちゃうのが辛い所。
モモコ毎に異なるドットの凝りっぷりやカットインの多さ、
変化するエンディングなどはガラケーのゲームとしてはなかなか豪華で、
さすが当時評価の高かったジャレコギャレッソだと唸る密度だ。
アレンジの発想も面白く、タイトルが10倍になってるのは伊達じゃない!
一度見たカットインを集めるやり込み要素もアリ。
ただ、ゲーム自体は結構単調なので、
モモコちゃんに興味ないとちょっとオススメはし辛いかなぁ。
まあ500円でサクッと遊ぶ分には悪くないゲームではあるから、
興味があればってところだね。