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3DS DLソフト「3次元エアホッケー」レビュー!シンプル過ぎる題材1点突破ゲー。

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3次元エアホッケーのレビュー行くぜ!

3DSダウンロードソフト 3次元エアホッケー | シルバースタージャパン

公式サイトの安っぽさ凄いな……。

まあシルバースタージャパンのサイトはどこもこんなだが。

3次元エアホッケーはシルバースタージャパンが2012年の4月18日に500円で配信した3DS DLソフトだ。

立体視を生かした3Dの対戦エアホッケーゲーム。

モードはCPU対戦、2P対戦、エンドレスのみという潔さ。

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下画面のカーソルをタッチペンで操作してラケットを動かし、画面奥から飛んでくるボールを打ち返す!

実に分かりやすい内容。3Dのゲーム!と聞いて思いついたアイデアをそのまま製品にしたような単純さだ。

フリーのゲームだとこういうの多いね。

内容はエアホッケーというより超シンプルなテニスゲームっぽいかなあ。

PONGをそのまま3Dにしたようなソフト。

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ラケットを強く押し出してボールを打ち込むアタック操作。

ゲージを溜めて6種類の中からランダムで発動するスキル。

唐突に画面内に現れてボールがぶつかると様々な挙動をするターゲットなどの要素もある。

スキルとターゲットはオプションでOFFにも可能。

ランダム発動するスキルはボールの向きが途中で変わる必殺ショットに、

ボールが自分のラケットに吸い込まれるブラックホール、

打ったボールが壁にぶつかると不規則な挙動になるコンフュージョンなどがあり、

突然出現するターゲットもぶつかると加速したり、ぶつかるとそのままこっちに跳ね返ったり。

ちょっと運の要素が強すぎるのでONとOFFが切り替え可能なのは妥当な措置ね。

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LRボタンでボールの場所を視覚的に分かりやすくするガイドライン表示をすることも可能で、

ONにすると壁にボールの場所を示す黄色いラインが出るようになるし、

下画面の左上にもボールとラケットの距離が数字で表示されている。

立体視をOFFにしてもなんとか遊べるようにしてあるね。

まあこのゲームで下画面なんかのんびり見てたら即負けですけども!

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CPU難易度は1~9まで。最初はレベル1からスタートして勝つ毎に上の難易度にチャレンジできる。

もちろんレベル9は倒したぞ!

高レベルCPUとの3DSだからこそ出来る立体感溢れる打ち合いはスピード感に溢れてるし、

猛スピードで飛んでくるボールをアタックで返して相手ゴールに叩き込んだ時は非常に気持ちいい。

エンドレスモードは壁当てテニス風のステージ構成でこれも自分の限界に挑戦するのが楽しい。

そんなゲームだが欠点は言うまでもなくシンプル過ぎることだなあ。

ランダムアイテムくらいで目立ったシステムは無いのですぐ飽きてしまう。

まあこのシンプルこそが最大の魅力でもあるんだけど。

立体視を最大にしても奥行きの立体感がやや物足りない。

相手のボールがこっちのゴールに突き刺さった時の

微妙なボール飛び出し具合なんかは好きなんだけどもうちょっと奥行きがあって良かった。

画面デザインやフォントの全体的な安っぽさもちょっと……。

こういうゲームは雰囲気も重要なんでね。

スキルとアタックは十字キーかボタンに割り振れるんだけど、

ラケットの位置を画面手前~画面奥に移動させるのは

スライドパッドのみという微妙に不親切な仕様も気になった。

まあ、ラケットの位置を奥に動かすことってほとんどなかったから使わなくてもいいんだけども。

3D!立体!エアホッケー!と思いついたアイデアをそのままぶつけて来た一点突破ゲーム。

オススメはし辛いし500円は割高だが、黎明期のゲームを思わせるシンプルさは嫌いにはなれない1本。

内容はこのままでも立体視と画面デザインをもっと作りこんでいれば印象は全然違ってきたかもしれない。