絶対SIMPLE主義

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PS4で「アーケードアーカイブス」が始動!名作アーケードが続々復刻!シェア機能にも対応!

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今週のファミ通は妖怪ウォッチのバケモノ級の超絶ヒットに驚きつつ、

既に生産本数が100万本を越えているとかコメントしてるレベルファイブ日野社長も見所だが、

SIMPLEシリーズ以外での注目はこれ。

プレイステーション4でアーケードアーカイブスが始動!

これはちょっと前にニチブツのゲームの権利を譲渡されたことが話題になったハムスター

日本一ソフトウェアと共同で進めるプロジェクト。

ニチブツ作品を始めとする往年の名作アーケードゲームをPS4向けに配信するものだ。

ファミ通ではハムスターの濱田社長のインタビューを2ページに渡って掲載されている。

濱田社長が10年以上前から抱いていた

「メーカーの枠を超えたアーケードゲームのアーカイブス化」

という夢が今回のプロジェクトのきっかけ。

最初にニチブツの鳥井末治社長にこの話をした時はもうライセンスは出来ないと断られたが、

鳥井社長もそろそろ引退を考えているとのことで

このままではニチブツのタイトルが世に出なくなってしまう。

自分自身も子供のころに駄菓子屋でクレイジークライマーやムーン・クレスタを遊んだ事のある濱田社長は

何度も大阪に通って説得した結果、

ライセンスではなくハムスターにニチブツの権利を譲渡してもらえたと語っている。

ハムスターがゲームアーカイブスやバーチャルコンソールで過去作の配信をした時に

クレイジークライマーが妙に多かったのはもしや濱田社長の……?

いつの間にかジャレコが音信不通になって

ジャレコのゲームだけがハムスターから出るようになった件については書かれてなかった。

今回のアーケードアーカイブスは長期間にわたって1本でも多くのタイトルをリリースしたいと考えており、

そのために採算が合わないかもしれないタイトルも掘り起こしていくことを目指す必要がある。

当初は資金的な不安があったが、日本一ソフトウェアに企画を説明したところ

たいへん共感してもらえて共同事業として進めることになったそうだ。

ハムスター以外の他社が参入することももちろん可能で、

大手ではコーエーテクモゲームスが最初に賛同。他のメーカーにも声をかけているとのこと。

配信タイトルとしてはまず19本が発表。

・今春予定

クレイジー・クライマー(1980年)/ニチブツ

忍者くん 魔城の冒険(1984年)/UPL

アルゴスの戦士(1986年)/テクモ

エキサイティングアワー(1985年)/テクノスジャパン

ワンダーボーイ(1986年)/ウエストンビットエンタテイメント

・今夏予定

ムーン・クレスタ(1980年)/ニチブツ

熱血硬派くにおくん(1986年)/テクノスジャパン

ソロモンの鍵(1986年)/テクモ

シティコネクション(1985年)/ジャレコ

ボンジャック(1984年)/テクモ

NOVA2001(1984年)/UPL

・今秋予定

ダブルドラゴン(1987年)/テクノスジャパン

モンスターランド(1987年)/ウエストンビットエンタテイメント

エクセリオン(1983年)/ジャレコ

テラクレスタ(1985年)/ニチブツ

レイダース5(1985年)/UPL

出世大相撲(1985年)/テクノスジャパン

・今冬予定

クレイジー・クライマー2(1988年)/ニチブツ

ぶたさん(1987年)/ジャレコ

まず最初に配信されるのが「クレイジー・クライマー」「忍者くん 魔城の冒険」「アルゴスの戦士」の3本。

すべて単品発売で価格は未定だが、今後はパック販売やセールなども開催もしていきたいとのこと。

濱田社長はPS4のシェア機能も絶賛していて、

裏技や超絶プレイをリアルタイムで見てもらったり実況してもらえることに期待。

世界中のプレイヤーと競えるネットランキングにも対応するそうだ。

ハムスターのアーケードゲーム復刻と言うとやはり思い出すのは「オレたちゲーセン族」だが、

ファミ通のインタビュアーがしっかり聞いてくれたぞ!濱田社長も真正面から回答!

>PS2の『オレたちゲーセン族』では、大きな失敗を経験しました。

>というのも、採算面の都合で、海外の開発チームで開発したところ、

>それらのタイトルのクオリティーが低く、また重大な契約違反もあり、

>シリーズなかばでの開発中止や、商品の回収を行うという事態になってしまったのです。

>ユーザーの皆様、そして権利元の皆様にも、たいへんなご迷惑を掛けてしまいました。

>この反省を生かし、今回は信頼できる日本の開発チームだけで開発を行うことにしています。

>“アーケードゲームのメーカーの枠を越えたアーカイブス化を”という夢を、

>この開発チームとともに達成したいと考えています。

とのことだ。

信頼できる日本の開発チームとやらがどこかは書かれていなかったけど一応は本気の模様。

メーカーを越えた昔のアーケードゲームのアーカイブ化ってのはとても素晴らしいことだし、

当然ながらシェア機能に対応してるってのもいいね。

レトロゲームでこれがあるか無いかじゃ全然違う。

クレイジー・クライマーの超絶プレイとかがPS4を通じて世界にリアルタイムで配信されるんだぜ!

アーケードアーカイブスだけでなく、PSM向けにも新シリーズを展開予定とのこと。

こちらは詳細不明。

ファミ通本誌では他にも色々と熱く語っているで是非チェックしてくれ。

とにかくこの手の復刻企画は過去に色々なメーカーが試みたものの、

どこも最初の配信だけ景気が良くてそれっきり中途半端に終わってるものばかりなので、

記事で語っている「長期間にわたって1本でも多くのタイトルをリリース」という言葉が

しっかり実現できるように頑張ってもらいたいぜ。