絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

PS4「スクールガールゾンビハンター」レビュー!このようなゲームはもう出さないでもらいたい

11 (110)

スクールガールゾンビハンター(SG/ZH School Girl/Zombie Hunter)公式サイト

プラチナトロフィー取得したのでスクールガールゾンビハンターのレビュー行くぜ!


メーカー:ディースリー・パブリッシャー

機種:PS4パッケージソフト

ジャンル:ゾンビパニック・シューティング・アクション

発売日:2017年1月12日

価格:税抜6980円


お姉チャンバラの世界観を使ったスピンオフタイトルで、

5人の女子高生が銃でゾンビと戦うTPS。

ゾンビは女子高生の脱いだ服に反応するので、

それを活用して切り抜けるというD3らしいバカノリ。

フルプライスタイトルだがD3とタムソフトのタッグで送る、

お姉チャンバラの世界観を使った完全新作のゾンビゲーならば買うしかないと、

去年のTGSにも体験に行ったりとそこそこ楽しみにしてたんだが、

フルプライスでも毎回物足りないところがあるお姉チャンバラシリーズと比較しても

クオリティが格段に落ちる雑にもほどがある内容。

「5人の女の子が面白おかしくゾンビと戦う爽快なバカゲー」を期待して買うと真っ先に脱落する。

とにかくひどかった。

114 (1)

11_20170121133012b40.jpg

それぞれ微妙に能力の違う5人の女子高生と

ハンドガン、マシンガン、スナイパーライフルなどの100種類以上の武器を使い分け

50種類のミッションに挑むTPSだ。

銃撃だけでなく、スタミナを消費してダッシュや緊急回避、部活攻撃を使用可能。

部活攻撃は剣道やサッカー、空手など登場キャラそれぞれの部活動を活用した接近攻撃で、

自分の周りのゾンビを薙ぎ倒せるし無敵時間もある。

ミッションは防衛ミッション、探索ミッション、

殲滅ミッション、狙撃ミッション、ボスミッションなどがある。

ゾンビを倒した時に新しい武器を落とすことがあり、

これを拾ったり、経験値を貯めてのレベルアップで強くなっていく。

レベルアップすれば最大体力と最大スタミナが上昇するので、

ダッシュや部活攻撃が使いやすくなっていくのだ。

ミッションクリア時には最高でSSSの評価が付いたり、

マップのどこかにいるカラスゾンビを一定以上倒す度に

色々なアイテムが貰えるなどのやり込み要素がある。

難易度もノーマル、ハード、エクストリームの3種類が存在。

14_2017012113561969d.jpg

爽快なゲームかと思いきやミッション内容は変にシビア。

ほとんどのマップは時間制限があるため、

うろうろしているとあっという間にゲームオーバーになる。

11 (2)

マップを青いバリアで強引に区切った迷路を延々と歩かされるミッションもあり、

このバリアの場所もミッション事に違うためとにかく毎回迷う。

ちなみに全ステージ地図は一切見れない。

これに加えて敵配置が雑。

常に自分の周りにゾンビが瞬間移動で無限に出現し続ける上に、

ゾンビは出現して1秒でタックルをしてきたり、

一度こちらを認識したら全力ダッシュで追い掛けて来たりする。

画面右上にはミニマップが表示されているが、ザコ敵は一切表示されないので、

いつの間にか死角にゾンビが出現していていきなり殴られたり、

曲がり角にゾンビがいていきなり殴られたりが日常茶飯事。

114 (3)

さらにやっかいなのが緑色の毒ゾンビと黄色のパニックゾンビ。

毒ゾンビは殴られると一定時間体力が減り続ける。

難易度ノーマルでも一撃で半分くらい持っていかれる。

最悪なのがパニックゾンビで、攻撃が一発でも当たるとスタミナが一定時間ゼロになる。

スタミナを使ってダッシュや緊急回避、部活攻撃を行うゲームなので、

この状態だとあっという間に敵に囲まれてボコられる。

ダメージ受けた時の無敵時間がほぼ無いゲームなのできつい。

そして毒ゾンビとパニックゾンビは倒すと大爆発を起こす。

巻き込まれればダメージだし、毒ダメージとスタミナゼロ効果もアリ。

こんなのが自分の周りに無限に出現し続ける中、

ミッションクリア条件をこなさないといけないのでストレスが溜まりまくる。

接近すると爆発を起こすタマゴなんかも沢山出てくる。

ゾンビを押すことが出来ないため、

狭い通路にゾンビが複数いると引っかかって動けなくなるのもイライラ。

ついでに言うと仲間も押せないので、仲間が邪魔で道が通れないことも。

そういう時はジャンプを使うことでなんとかなるけどおかしいだろこの仕様!

大半のミッションは部位破壊武器さえあればそこまで難しくないが、

バリアで区切られた迷路ミッション、一部の狙撃ミッション、

ノーヒントでマップのどこかにいる女ゾンビを10体探すミッション、

爆発タマゴと爆発ゾンビの群れの中をひたすら突き進むミッションなどは

ホントにイライラするだけで理不尽だった。

加えて、ミッション開始時のロードが結構長い上にリトライが存在しない。

何度も同じミッションをプレイしてランクを最高にするのがやり込み要素なのに、

やり直す度にメニュー画面に戻って長いロードを挟まないといけない。

敵配置を細かく設定していないのか、

始まったら1秒以内に緊急回避しないと敵のパンチを喰らうミッションも存在する。

14 (2)

そこで活用したいのが脱衣。

ゾンビは女子高生の脱いだ制服に反応する変態なので、

服を脱いで投げることでそちらに引きつけることが出来るのだ!

……というのがウリみたいなんだけど、

使っても10秒と経たずに効果が切れるので気休め程度にしかならない上に、

服を着た状態でゾンビのパンチを2~3発喰らうと服が完全に破けて使えなくなる。

アイテムの下着トラップは多少使いやすいが、

持てるのは1個だけで最長でも1分しか効果が無いし入手が限られてるので使い辛い。

服を脱いだら付近のゾンビ全員が鼻血を噴出して破裂!

喰らえ!これが脱衣ボムだ!……くらいのバランスで良かったんじゃないかな。

14 (3)

武器は100種類以上あるが使える武器は一部だけ。

よく見ると同じ種類の武器はすべて形が一緒でただの色か模様違い。

ぶっ飛んだトンデモ武器も無いため集める楽しさが薄い。

ザコ敵を一発でバラバラに出来て、

もう一発撃てばそのまま倒せる「部位破壊」の特性を持った武器が最強。

大半のミッションはこれを使っているだけで簡単にクリア出来るし、

逆にこれが無いと敵がやたら硬くて苦戦する。

41_20170121142610310.jpg

ボスは主人公たちのコピー5人、マッチョゾンビ1体、ラスボスの7種類のみという驚きの少なさ。

7種類というか実質3種類では……。

どれも無駄に体力が高くて単調な攻撃を繰り返すだけで戦ってて本当につまらないし、

ラスボスは反復横跳びでこちらの攻撃を避けつつ

たまにタックルからの格闘を繰り返すだけのショボさで、

無限湧きする爆発ゾンビやダッシュゾンビの理不尽さで強くしてるだけ。

基本的にボスキャラは特定の武器でハメれば圧勝。

まともに挑むと単調な攻撃を延々と避け続けて

体力をちょっとずつ削るだけの地獄となる。

難易度ノーマル、ハード、エクストリームとあるが、

難易度を上げても一部の理不尽なミッションやボス戦がよりつまらなくなるだけで、

大半のミッションはノーマルとほとんど変わらない。

ノーマルだけで攻略に必要な武器はほぼ集まるし、レベルも十分上がる。

ハードとエクストリームをクリアしてもご褒美は無し。

全ミッションを全難易度でクリアするのは作業感しかなかった。

141 (2)

ストーリーはとにかく雑で、何故ゾンビが出現したのか、何故学校が襲われているのか、

主人公たち5人以外の生徒や教師はどこに行ったのか、

なんで主人公たちは自分たちと同じ制服着た女ゾンビを平気でバンバン撃てるのか。

一切説明が無いままゾンビとの戦いが続くし、

所属している部活も自己紹介の時に軽く触れる程度でストーリーに活かされない。

141_20170121161144b08.jpg

ゾンビの出現が当たり前になっている世界観で、

学校でもスナイパーライフルなどの銃器が支給されており、

校内でも射撃コンクールが開かれている。

……という設定なのがテキストでほんのり分かるんだけど、

こんな面白そうな設定がまるで掘り下げられない。

14 (4)

ボスであるレンの正体も動機も不明。

なんで学校の地下にゾンビの研究施設があったのかも不明。

それでいて言動が普通のゲームなら1面のボスレベルのチンピラっぷりなので盛り上がらない……。

攻撃が打撃しかないしなこいつ!

123_2017012114411040a.jpg

ストーリーとかどうでもいい!アホなノリを楽しめれば良いんだ!

と割り切ろうにも、仲間割れや自分の心の弱さに向き合う展開などがあったりで

バカと言い切れるほどバカノリが強いわけでもなく、

かといってシリアスと呼べるほどシナリオがちゃんとしてるわけでもない。

結果、まったく説明が無くてよく分からない舞台と世界観を土台に、

記号的なキャラたちが中身の無い会話をダラダラ垂れ流すだけで退屈極まりない。

ゾンビの大群を目の前にして「これが終わったら女子会に行くぞ!」って叫んだ後に、

「女子会なんて言うキャラだっけ?」「いやそれは…」

みたいな中身の無い会話を棒立ちで続けたり、

終始こんなノリで進むのでとにかく会話のテンポ悪い。

14 (5)

お姉チャンバラとの関連は

サブキャラであるアンナさんと所属している組織であるZPFの登場。

あとは一部のミッションでBGMが流れたり不浄門が登場するくらいでほぼ無関係。

彩やカグラといった主役キャラは名前すら出ず、

アンナさんも通信でちょっとセリフを喋る程度で姿は最初から最後まで見せない。

シリーズ全部プレイしていても、時系列やストーリー的な繋がりはよく分からない。

これで「お姉チャンバラの世界」とか言うのは詐欺レベル。

5人の女子高生が団結して戦う話としても、ゾンビモノとしても、

お姉チャンバラのスピンオフとしても及第点すら付けられないレベル。

物凄く完成度の高いシナリオを期待していたわけじゃないけど、

「5人の女子高生がゾンビに立ち向かう」って内容なんだからそこはちゃんと描いて欲しい。

14 (7)

エロ要素に関してもキャラのモデリングはのっぺりしていて表情の変化にも乏しいし

脱衣はスポーン!って脱げるだけだし、服の破れ方も雑。

14 (6)

5人に用意されてる唯一のサービスイベントであるシャワーシーンが全員使い回しな上に

髪飾りやリボン付けたままシャワー浴びるあからさまな手抜きは本当にガッカリした。

演出にこだわりがまるで感じられない。

141_2017012115103588e.jpg

まるっきりダメなゲームというわけではなく、

殲滅ミッションでゾンビをひたすら倒しまくったり、

ワイヤートラップで敵の脚を切断して動きを止められるのはそれなりに爽快。

爆発するゾンビの爆発に他のゾンビを巻き込んで一層したりね。

ゾンビは無限湧きするが攻撃の時に一瞬止まるため、

「普通に歩く」だけでタックルは避けられるようになっていたり、

一見すると使い道の無さそうなハンドガンが、

リロードの早さと連射速度の速さでボス戦では有効だったりと、

気付くことで有利になる要素もあるぜ。

まあボスに関しては結局エイムアシスト付いたショットガンでひたすら撃つか。

ロケットランチャーでハメた方が安定するんだけども……。

やり込むと部活攻撃の無敵時間を利用して画面の外にいる敵の攻撃を回避したり、

爆弾タマゴをわざと爆発させて安全に敵を巻き込んだりも出来たりと、

部活攻撃を中心にした立ち回りが多少楽しくなってくる。

まったく生かせてないが、

舞台になってる学校のマップ自体はかなり広くて色んな部屋があるんだよなあ。

まあ、ちょっと夏色ハイスクルの校舎に似てる作りだが……。

11 (3)

着せ替えはDLC無しでも制服の冬服と夏服、スクール水着、ナース服、体操服があって

それぞれに色違いが複数。下着は色と模様が違うだけだが15種類。

靴が裸足も含めて4種類、そしてキャラ毎にヘアカラー3種類ずつ。

とりあえず定番コスは抑えているし、5人の体形が微妙に違うところは評価したい。

14 (8)

このようにデモ画面にも衣装はしっかり反映されるので全員に初回特典のバカ下着を着せたりも。

14 (1)

俺のお気に入りはヘアカラーを紫にしたナース服のレイお嬢様です。

14_201701211606131df.jpg

ストーリーひっどいしキャラも全然立ってないんだけど、

まややとレイお嬢様は割と好き。

11 (4)

最大5人のオンラインは部屋のリスト表示無し、

フレンド招待無し(パスワードを知っている人だけ入れる部屋の設定は可能)、

ホストになった時に迷惑なプレイヤーを追い出すキック機能無し、チャット無し。

出来るのはオン専用の10ミッションのみで本編の協力プレイは不可能。

ミッションは防衛ミッション、耐久ミッション、ボス戦のみ。

かなりやっつけ感ある作りだが、みんなでゾンビを撃ちまくったり、

ダッシュで追い掛けてくるゾンビを他のプレイヤーが引きつけてるうちに、

倒れてるプレイヤーを回復させたりはやっぱそれなりに盛り上がる。

逆に言うとそれだけの内容なんだけども!

俺が繋いだ時は発売直後にも関わらずもう精鋭しか残っていなかったみたいで、

見事な間合いでラスボスにショットガンを浴びせるプレイヤーばかりだったのに感動した。

これが女子会か……!

144_20170121160458595.jpg

難易度ノーマルで1周するなら5~6時間。

トロフィーコンプまでやって20時間以上ってとこかな。

楽しめる部分がまったく無いわけではない。

が、あからさまに低予算な作りに加えて、

テストプレイして気づかなかったのかと言いたくなるレベルの欠点があまりにも多く、

お姉チャンバラシリーズと違ってウリである要素に対するこだわりも感じられない。

バカゲーなら内容がいい加減でも許してもらえるだろうという手抜きが随所に見られる。

一体いつまでこんなゲームを作ってるのか。

D3パブリッシャーとタムソフトなら間違いなくもっと良い物が作れるのに。

納得できるまでプレイしようとトロフィーコンプするまで遊んだけど

褒められた内容では無いという確信が強くなるだけだった。

もうこのレビュー記事書かない方が良いんじゃないかと思った。

D3×タムソフトで送るお姉チャンバラのスピンオフとして

そこそこ期待していたからレビューを書かないわけにはいかないが、

書いてもD3とタムソフトへの悪評として使われるだけだし、

かといってこのゲーム本当にやっつけ仕事で作られてて擁護出来る場所がほぼ無い。

スクールガールゾンビハンターのレビューを書いても何も良いことが無い。

何もかもが辛い。


※3/7追記

114 (1)

スクールガールゾンビハンターまさかのアップデート!多少マシに!

発売から1か月以上経って欠点を多少緩和するアップデートが配信開始。

配信したことだけは評価するけど本当に多少遊びやすくなったくらいの内容なので、

「今更そんなアプデが何だというんだ!」としか思わないかな……。