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Switch「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」レビュー!ミスマッチがベストマッチ?!シンプルながら歯ごたえ満点のガチシミュレーション!

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マリオ+ラビッツ キングダムバトル | Nintendo Switch | 任天堂

「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」のレビュー、ブワーーッと行くぜ!


メーカー:任天堂

機種:Nintendo Switchソフト

ジャンル:シミュレーションアドベンチャー

発売日:2018年1月18日

価格:5980円(税抜)


任天堂が誇るキングオブビデオゲームことスーパーマリオと、

UBIのマスコットキャラクターであるラビッツがコラボしたシミュレーションゲームだ!

マリオとラビッツが手を組んで、重火器を手にカオス空間と化したキノコ王国を大冒険。

マリオ初の本格シミュレーションゲームでもあるぞ。開発はUBI側が担当。

ストーリーなどで物足りないところはあったが、

初のコラボでここまで完成度が高い物を出してくるか!という内容だったぜ。

純粋にシミュレーションゲームとして非常に面白かった。

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物語はマリオグッズで満載の科学者の部屋に、

タイムセンタクキに乗ったラビッツ達が飛び込んでくるかなりメタいシーンからスタート。

2つの物質を融合させる発明品により、

マリオグッズと融合して生まれるマリオラビッツやピーチラビッツ!

そして更に暴走して部屋中の物を吸い込んで時空を超えるタイムセンタクキ!

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一方そのころ、キノコ王国ではピーチ姫の巨大像をお披露目するという、

権力を誇示するための巨額を投じた政治的デモンストレーションの真っ最中。

そこに様々な物と融合したラビッツがやってきて大混乱になり、

ラビッツまみれとなったキノコ王国での大冒険が始まるのだ。

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ゲームは科学者の部屋からやってきたamiiboおじさん……じゃなかった。

掃除機のようなビーポくんを操作して進んでいく。

フィールドを探索して先に進みつつ、合間合間に戦闘が挟まる構成。

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戦闘パートは味方をすべて動かしたら敵の手番となるターン制のシミュレーション。

戦闘に参加できるキャラクターは3人だけ。

命中率は場所によって変化するが100%、50%、0%の3種類のみ。

1つのステージは短め。

と、シンプルな作りながら非常に完成度が高い。

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重火器を使った撃ち合いなのでお互い物陰に隠れながらの戦いとなる。

点在しているブロックなどに隠れていると命中率が半減。

しかし攻撃が当たるとブロックが壊れたりもするし、隠れていても真横から撃たれたら当然命中率は100%。

ポジション取りが極めて重要になる作りだ。

高い場所からだと狙いやすいし、上からの射撃は攻撃力が増すので高台を取るのが有利。

また、移動する時に移動範囲内に敵がいたらそのままスライディングで攻撃が出来るし、

味方をジャンプ台にしてより遠くまで移動したりも出来る。

スライディングで敵にダメージを与えた後に、味方を使って大ジャンプして高台に移動してそこから射撃!

みたいなのを1ターンで出来るのでゲーム展開が速いぜ。

マリオらしくマップには土管があって入ると繋がっている場所に移動できるので、

土管の場所を踏まえたマップ全体の作りを頭に入れるとグッと有利になる。

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ステージによって様々なギミックがあって、

マリオシリーズでお馴染みのテレサやワンワンが登場するマップも。

ボス戦では周りのギミックを活用しないとダメージが与えられなかったりするぞ。

バトルが始まったらまずマップ全体を見回すのだ!

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キャラによって当然使用するメインウェポンは異なるし、

サブウェポンとしてマリオならば近接攻撃で範囲内の敵すべてを攻撃できるハンマー。

ルイージやラビッツピーチだったら敵を自動で追いかけるボムタンク。

ヨッシーだったらバウンドする爆弾などがある。

キャラ固有のスペシャルスキルももちろん異なるので、

プレイスタイルに合わせてチームを編成するのが勝利の鍵だ。

ゲーム進行や探索で見つけることで購入できる武器が増えていくが、

攻撃した時に一定確率で与えられる「スーパーエフェクト」という状態異常も武器ごとに違う。

吹き飛ばしで追加ダメージを与えられるバウンスや、武器を使った攻撃が不可能になるインク。

その場から動けなくなるハニー、スペシャルスキルが使用不可能になるアイス。

炎でダメージを受ける上に熱くて勝手に動き回っちゃうファイア(3Dマリオでよく見るヤツ!)などある。

どれも強力なので迷ってしまうぜ。

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ステージクリアなどで溜まるオーブを使用した成長要素もある。

オーブを振り分けることでスキルやHP、移動力の強化が可能で、何度でもリセットしてやり直せるのが親切だ。

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ちなみにピーチ姫は敵味方関係なく広範囲を焼き払うマップ兵器がメインウェポンで、

サブウェポンが物陰に隠れた敵も爆破出来る爆弾というバーサーカーっぷり。

でも回復能力も持っているという強キャラ。ヤベーイ!

使用すると周りにいる味方の攻撃で

スーパーエフェクトが100%発動するスペシャルスキルを持っているヨッシーもかなり強烈。

というかスキル育てればどのキャラもみんな強い気がする!

マリオとルイージは二人とも「射程範囲内の敵が動いたら自動で射撃をする」スペシャルスキルを持ってるんだけど、

同時発動するとマリオが撃って吹っ飛ばした敵を、ルイージが追撃してトドメさしたりしてめっちゃカッコいい。

こういうマリオシリーズでは珍しい描写が見られるのも嬉しいところ。

それでいてマリオはジャンプの着地点に敵がいたら、

そのまま踏み付けてダメージを与えられるとかお約束も忘れてないぜ。

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敵はみんなラビッツでマリオシリーズではあまり見られないふざけた連中が多い。

盾でガードしつつ接近してくる敵や、地形を無視して移動してくる幽霊のような敵。

移動スピードは遅いが攻撃される度に少しずつ接近して射程内になった途端殴ってくる敵などなど。

やっかいな能力を持った敵が多いし、

これまで説明したシステムは敵もフルに使ってくるので難易度は高い。

土管を連続で使ったショートカットで回り込まれて横から攻撃されたり、

大ジャンプで間合いを詰められて状態異常攻撃でボコられたり。

体力が低い味方を狙ってきたりと攻め方がガチだぜ!

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システムは良く出来ているし1ステージ1ステージの密度も濃い。

敵の移動範囲を確認しつつ1手先を見据えた立ち回りが必要になってくるが、

キャラを育てていくとスキルの威力とスーパーエフェクトの発動確率がどんどん上がっていくので、

爽快感も増していくし、ヒップドロップや爆弾で隠れてる敵を地形ごと吹っ飛ばすような戦い方も出来る。

ガチなシミュレーションゲームとしての歯応えと戦術の幅広さがありつつもとっつきやすく、

遊んでいて気持ち良い手触りを忘れていないバランスになっているぜ。

やり込みプレイヤー向けにはクリア後に地獄の詰め将棋のようなチャレンジステージも解禁されるぞ!

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ラビッツまみれのキノコ王国もツッコミどころ満載で、

パンツに捕獲されて死ぬことも出来なくなったマグナムキラーがいたり色々ひどい。

ちょっとした背景や小物までマリオ+ラビッツで作り込んであるのでそういうところを見ていくのも楽しいぜ。

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注意点としては難易度が高いわりに救済措置が少なめなので

シミュレーション苦手な人はかなり苦戦しそうなところかな。

イージーモードもあるんだけど「体力が全回復+最大体力が50%アップ」程度なので、

そこまでイージーにもならないという。

あと、どうしても「マリオ」本編と比べてしまうってのもあるんだが、

合間に挟まる探索パートが微妙なのは個人的にかなりの不満点。

ブロックを動かしてスイッチの上に乗せて仕掛けを動かすようなありきたりの謎解きが延々と続く。

つまらないわけではないんだがもう少し捻って欲しかったなあ。

だってシミュレーションパートが90点くらい面白いのに、探索パートが65点くらいしか面白くないんだよ……!

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序盤、マリオのゲームなのにちょっと崩れてる橋越えられなくて迂回するマップが出てきた時は、

多少血管がブチ切れそうになって、ややマジギレしそうになりましたね!マリオのゲームやぞ!

後半は先に進むためにやらなければいけない謎解きも回りくどいものが多く、

もういいから戦闘をやらせてくれよ楽しい戦闘をよおーーーーッ!ってなる。

探索パートではアイテムがあちこちにあって武器もあったりするんだけど、

半分以上はメニューから閲覧できるアートワークやフィギュアという、

ゲーム進行に関係ないコレクションアイテムばかりなのも探索する楽しさを削いでる気がする。

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ストーリーも意外とあっさりしているというか、ラビッツは基本的に喋らないし、

マリオやルイージも喋らないし、ピーチ姫も仲間になった途端に喋らなくなったりと、

敵も味方も喋るキャラがあまりに少ないため、ストーリーのほとんどはオリジナルキャラであるビーポくんが、

ラビッツの奇行に皮肉っぽくツッコミを入れる展開のみで進行する。

ツッコミはまあ面白かったけどストーリーとしてはかなり物足りなかったぜ……。

キャラの動きや各マップはよく作り込まれているのに勿体ない。

コクッパとかも出してあちこちでラビッツたちと絡ませるような感じにしたらまた違ったかも。

酷い歌詞の歌と共に登場するステージ3のボスや、

自撮りしまくるラビッツピーチなどに関しては本作だからこそのふざけっぷりで非常に良かった。

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シミュレーションゲームとして完成度が高くて面白いし、

それでいてマリオらしい要素もしっかり散りばめてある良作だったぜ。

マリオなのにマリオじゃないけど割とマリオだった!