本日2018年10月22日はSIMPLEシリーズの原点にして最大のヒット作!
『SIMPLE1500シリーズVol.1 THE麻雀』が発売されて20年目ッ!
つまりSIMPLEシリーズ20周年の日である!20周年おめでとうッ!
っていうか、毎年お祝いとかしてなかったから今日になってから気づいたよ……!
もう20年とはなあ。
この頃のSIMPLEシリーズはD3パブリッシャーではなく、
カルチュア・パブリッシャーズのゲーム事業部からの発売だったのだ。
そして元々はサクセスからの持ち込み企画。
サクセス社長の本によると『ゲームの達人』という
麻雀と将棋とリバーシと囲碁をセットにしたタイトルが
そこそこ売れたものの思ったほどではなく、
その時に出た「欲しい物だけを4分の1の価格で買えたらもっと良いですよね」
というスタッフの声から着想を得たそうだ。
その後、カルチュア・パブリッシャーズはD3パブリッシャーとして独立。
それに伴ってSIMPLE1500シリーズも再出荷しているので、
初期のSIMPLE1500シリーズはカルチュア・パブリッシャーズ版と、
D3パブリッシャー版の2種類が存在するぞ。
どれもメーカー名以外はからは判別し辛いが、
『SIMPLE1500シリーズVol.13THEレース』だけはパッケージデザインが、
ハンドルから謎の赤い車に変更されたので見分けやすい。
『SIMPLE1500シリーズVol.1 THE麻雀』は
2年間に渡るロングヒットで100万本近くを売り上げ、
様々なシリーズ展開への礎である記念作品となっていっていく。
これ以外にもスマッシュヒットを連発し、
ゲームショップにはSIMPLEシリーズがズラリと並ぶ
黒いコーナーが増殖することになる。
『SIMPLE1500シリーズ』だけで104本ものソフトが発売され、
キャラモノである『SIMPLEキャラクター2000』や『SIMPLEハローキティ1500』。
今思えばDSの実用ソフトブームの先駆けともいえる
『SIMPLE1500実用シリーズ』といった派生シリーズも登場した。
元々『プレイステーション ザ・ベスト』
というソニーからの廉価版レーベルがあったんだが、
SIMPLEシリーズのヒットで低価格ソフト市場が急加速。
普及版1500シリーズだの、1980シリーズだの、
様々なメーカーが独自の廉価版を出していく戦国時代へ突入することになるのだ。
まあ……生き残ったのはSIMPLEシリーズと、
企画を持ち込んだサクセスが自社から出したSuperLightシリーズくらいだったがね!
ちなみに「1500円」という価格設定は諸説あって、
そのまま「プレイステーション ザ・ベスト」の半額くらいを想定したという説と、
通常のゲームソフトの4分の1の製作費で作るから1500円になったという説がある。
ここら辺は関係者の発言でも微妙に食い違いがあるのでもう分からんな……。
そしてPS2、DC、PS3、GBA、DS、Wii、WiiU、PS4と
多数のゲームハードを駆け抜け、携帯アプリ方面でもシリーズを展開し、
3DSでもダウンロードタイトルを中心に40タイトル以上を発売。
20年で400タイトル近くを発売した、
それだけで歴史としか言いようがない一大シリーズへと成長したのだ。
現在はNintendo SwitchでTHEのついた低価格タイトルは出ているものの、
名前に「SIMPLE」は無いという、
シリーズ継続してるとも、してないとも言えない感じになっているな……!
まあ、魂は健在と言えるし、D3パブリッシャーも親会社を転々としてはいるが
このご時世に今も元気にゲームを出しまくっているのは立派だし素晴らしい事だ。
俺は『SIMPLEシリーズ』を心の支えにして10年以上生きてきたので、
これからも自分なりに応援をずっと続けていくぜ!