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Switch「アルワの覚醒」レビュー!まさにレトロテイストの歯応え!頭を捻り魔法を繰り出す探索アクション!

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アルワの覚醒(Nintendo Switch) | フライハイワークス

 

『アルワの覚醒』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:フライハイワークス

機種:Switch

ジャンル:2DアクションRPG

発売日:2019/01/10

価格(税込):1000円


 

フライハイワークスが送る2019年一発目の作品。

Elden Pixelsが開発したレトロ風の2DアクションRPGだ。

謎解きが散りばめられたフィールドを探索してアイテムを集めつつ、

各ダンジョンを攻略して世界を救う内容となっているぞ。

 

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>アルワのかくせいへようこそ。

>わたしたちは、にねんいじょうものさいげつをかけて、

>このげーむをせいさくしました。

>さまざまなパズル、アクションようそ、アドベンチャーようそを

>つめこんだゲームになったとじふしています。

>たのしんであそんでいただけるとさいわいです。

 

>© Elden Pixels 2018

 

これはこれはご丁寧にどうも……。

見せてもらおうじゃねーか!その2年間の頑張りとやらをな!

というわけで遊んでみたが、なかなか面白かった!

ちょっと難しいとこや不便なとこもあったが、

アシストモードも搭載されているのがありがたかったぜ。

 

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4つのダンジョンを順番に攻略してボスが持っている宝石をすべて手に入れ、

ラストダンジョンの扉を開いてラスボスを倒すのが最終目標となる。

 

邪魔するモンスター相手の基本となる攻撃手段は杖による殴打だ。

とにかく殴れ!殴ると怯むので連続で殴れ!モンスターは杖で殴ると死ぬ!

そしてゲームを進めることでブロックを生成する魔法、

足場に出来るバブルを生成する魔法、

連射は出来ないが遠距離攻撃可能なサンダーを発射する魔法の3つを入手できる。

これらを上手く組み合わせて難所を乗り越えていく作りになっているぞ。

 

アルワの国には様々な施設やキャラが待ち受けており、

クリアするためには4つのダンジョン以外も色々と回らないといけない。

 

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なるほど……下に進むと「かくされたちかしつ」があるのか……。

って、全然隠されてないじゃん!看板があるって「ひらかれたちかしつ」じゃん!

 

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街には色々なキャラがいるが、みんななんだかユルいノリ。

このおっさんは何度も世界を救っているようだ。

 

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大作RPGに疲れたゲーマーみたいなこと言うのやめてもらえます?

 

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あちこち探索して新しい能力を手に入れ、

それを活用して探索範囲を広げていく王道の探索型アクションだ。

 

魔法で生成したブロックでスイッチを押したり、トゲの上に落として足場にしたり。

バブルを使って通常では届かない足場までジャンプしたり。

サンダーで特定の扉を開いたりと、基本的に主人公のジャンプに、

「ブロック」「バブル」「サンダー」の3つだけで謎を解いていくことになるんだが、

様々な組み合わせを考える必要があるし、

謎の解法を見切った上で精密なアクションを要求される場面も多い。

 

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今いる場所に仕掛けられたギミックの動きと、手持ちの魔法の組み合わせを考え、

時にはギリギリの連続ジャンプを繰り出し、

時には敵の遠距離攻撃を素早くブロック生成で防ぎながら、

闇が渦巻き秘宝が眠るダンジョンを進んでいく。

 

手強いが試行錯誤しがいのあるゲームバランスになっているぜ。

進んでいくとブロックが水に浮くようになったりと、さらなるパワーアップもある。

「これであの場所が通れるようになるぜ!」という喜びはこの手のゲームの醍醐味よ。

 

また、世界に99個存在するオーブを集めるやり込み要素もあり、

この数だけボスに先制攻撃でダメージを与えられるので、

探索をいっぱいするとしっかり有利になるのが嬉しいね。

 

ボス戦も程よいゲームバランスで、

初見だと「強くないか?!」と思うんだけど、

魔法を活用した避け方を発見すればノーダメージも難しくないぜ。

 

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しかし、トゲや落下で一撃死する上に、

進めば進むほどにどんどんトゲだらけになっていく……。

煮詰まってる時のDr.ワイリーが作ったステージかな?

 

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死ぬとチェックポイントまで戻されるのだが、このチェックポイントの数が少なめ。

足を滑らせれば一撃死だらけかつ、死んだらかなり戻される状況で、

謎を解くための試行錯誤をしなければならないのは単純に疲れるぜ……。

戻し作業で苦労させられるのは昔のゲームっぽいところではあるが。

 

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ありがたいことにゲームの難易度を下げるアシストモードがあり、

クイックリスポーンをオンにすると

死んだ時に死んだ部屋から再開できるようになるので、

適度にこれを使うくらいでちょうど良いかも。

 

ただ、アシストモードをオンにしてもショートカット出来るワープゾーンが少なく、

マップを行ったり来たりするのが大分面倒だったな。

 

コントローラーの振動で隠し通路を教えてくれるヒント機能もあるんだが、

3か所あるまったく見た目が同じトゲの1か所だけが通れるようになってるとか、

ヒント機能無かったらわかんねーよ!という隠し通路が満載で、

しかも隠し通路を見つけないと通れない場所が多い!

ヒント機能あって良かった……!

 

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かなり苦戦してクリアするだけでも12時間ほど掛かってしまった。

収集要素のコンプを目指したら20時間近く掛かりそうかなあ。

 

良くも悪くもレトロテイストの難易度で、

豪快に進んでいくゲームではなく常にギリギリのジャンプ&マジックアクション。

トゲの多さは気になったが、

ドットも含めて作り自体は丁寧なのでこの調整が気に入るかどうかだね。

難易度が高いので後半は結構疲れたが、

1000円の探索アクションとしてはなかなか満足できる1本だったぜ。